ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- と姫 目指せ! 乙女ゲーム風!←
- 日時: 2011/01/16 17:06
- 名前: 魑魅魍魎 ◆UTmvEGhzaE (ID: OeXJRIuY)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=t_Dfyv-ALgc&feature=related
小国ではあるけれど、私は姫。そして、私を守ってくれる皆がいる。
でも、彼らは父様が利用した で───。
クリック有難う御座います。魑魅魍魎です。今回の目標は題名にもある通り「目指せ! 乙女ゲーム風」です。
時々悲しく、暖かな恋愛を頑張りたいです。私の中では愛=偽りだから、純愛は苦手中の苦手です^^;
でも、頑張るのでアドバイスなどお願いします^^ と言うか、私自身恋愛経験値0です←
時にはグロテスクにエゴイスティックに……。過激な表現があるかもしれません。
サディスティックにマゾヒズムに……。と続けたいところですが、SM風キャラはいません(誰も期待しちゃいねぇよ
グロエゴ(なんじゃそりゃ)が苦手な方は戻るを連打して身の安全を確保して下さい。
注意書きは↓です。目を通しておいて下さいね。
1、荒らし&中傷目的です。
2、魑魅魍魎(の小説)嫌い。
3、更新は早めを希望。
4、恋愛には五月蠅いわよ。
5、神文しか読めません。
↑に一つでも頷く方は残念ですが退室願います。特に「4」に当てはまるお方は絶望なさりますよ←
では、始めます。また付き合って下さる皆様、これから宜しくお願いします!
「 と姫」
登場人物>>01
opening 「姫と騎士の物語」>>01
ベリアルside
Ⅰ「純真無垢な姫」>>05 >>09
Ⅱ「恋慕愛情悲姫」>>10 >>12 >>15 >>16
Ⅲ「狂乱愛亡血姫」>>20 >>21 >>24 >>25
Ⅳ「喩え貴方が何であろうと愛情に偽りは在りません」>>26 >>27
レラージュside
Ⅰ「退屈な姫」>>32 >>35 >>38
Ⅱ「貴方を守りたい、救いたい」>>41 >>43
Ⅲ「小さくて、喩え消えそうに儚くても、幸せです」>>44 >>45
キャラ絵
アムドゥシアス>>02
ベリアル>>19
レラージュ>>39
♪イメージソング♪
物語全体 「赤と黒」
アムドゥシアス 「聖少女領域」>>28
ベリアル 「亂世エロイカ」>>29
アムドゥシアス×ベリアル 「胡蝶夢心中」>>30
レラージュ 「汚れなき悪意」>>46
アムドゥシアス×レラージュ 「you」>>47
お客様
・ポアロン様 ・勾菜様
お知らせ(?)
なんと、参照が100突破しています! 応援して下さった皆様、ありがとうございます^^
できればコメントやアドバイスも欲しいでs(黙れ
- Re: と姫 目指せ! 乙女ゲーム風!← ( No.9 )
- 日時: 2011/01/12 20:46
- 名前: 魑魅魍魎 ◆UTmvEGhzaE (ID: OeXJRIuY)
「私の所為でお説教を食らってしまったのでしょう? ごめんなさい……」
まさか“姫”と言う存在に頭を下げられると思っていなかった。今の俺は相当間抜け面を晒しているだろう。
「いや、一緒に寝ちまったのは俺の責任ですから……」
元々丁寧な言葉遣いが苦手な俺。姫みたいな人になら尚更口が悪くなってしまいそうでいつも気をつけている。
「でも、私が服の裾を掴んでいなければ貴方は……」
このままじゃ終わりそうにない議論。
「……いや、俺も眠かったですから……」
本当のような、嘘のような。確かに眠かった。でも寝なくてもいれた……。
「まぁ、本当? それなら休んでいいのよ。身体に支障をきたすのが一番怖いわ」
……はぁ。優しいんだが、天然で、鈍くて……。でも、ここでまた反論すると終わりが来ない。
「……姫の気遣いは嬉しいが俺は……」
世話焼かれて気ぃ使うのは好きじゃねぇ。でも、姫となったら流石にキレるわけにもいかず……。
「あら、人肌が恋しくて一人では眠れないの? 私が隣にいてあげましょうか?」
「っ……!!」
悪戯な笑顔で、冗談に聞こえない冗談を言いやがる。
たまに積極的と言うか……。男の感情を理解していないと言うか……。
姫はきっと“添い寝”くらいの認識しかねぇ。だが、だがな、男ってもんはよ……、レラージュ辺りならすぐに手ぇ出すぞ!?
「姫、頼むから悪い冗談はよしてくれ……」
- Re: と姫 目指せ! 乙女ゲーム風!← ( No.10 )
- 日時: 2011/01/12 21:46
- 名前: 魑魅魍魎 ◆UTmvEGhzaE (ID: OeXJRIuY)
Ⅱ 「恋慕愛情悲姫」
・
・
・
あれから俺は丁寧な言葉遣いも忘れて姫を怒り飛ばした。
姫は一応反省していたようだが、きっと明日辺りには忘れているだろう。
「どうやら姫は君の事が好きなようだねぇ」
と、古株の大臣が急に言う。
「好きっつーか……。弄んでるっつーか……」
どうも素直な愛情ではない気がする。からかうのが楽しいとか、そんなもんだろうと思う。
「確かにねぇ……。姫は愛情を知らないからねぇ」
おっとりした物言いで眠くなるようなのが、彼の穏やかさを表している。
「……?」
いくら小国でも、金持ちの姫には何でも望むものが与えられたんじゃねぇかと俺は思う。
でも、姫は滅多に我儘を言わない。いや、俺の知る限りでは聞いた事がない。
「姫は育ちこそ恵まれていたけれど、心まで恵まれてはいないよ。
王のご多忙で構ってもらっているようにはなかったし……。それに、いつも泣きそうな顔じゃないか」
ペンを走らせながら、大臣は呟く。
姫が泣きそうな顔? いつも……? 俺は気づいてやれなかった。
何せ、それが普通すぎて……。姫はずっと泣きそうで……。
「姫は愛されることも知らない。そりゃ子供の頃に愛されていないんだ。女の幸せなんて理解してないだろうね」
女の幸せっつーのは、好きな男と結婚して、子供産んで……。何の変哲もない、そんなもんなのか?
「きっと、姫を変えられるのは君だろうねぇ」
- Re: と姫 目指せ! 乙女ゲーム風!← ( No.11 )
- 日時: 2011/01/12 21:06
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 自分の文才の無さに腹が立つ今日この頃。
ふんもっふ!←!!?? まぁまぁなんと素敵な展開(( な・ん・だ・と!? 心は恵まれていない…哀しい事実だな。 まぁ大体姫さんとかってそういうもんだよn((
- Re: と姫 目指せ! 乙女ゲーム風!← ( No.12 )
- 日時: 2011/01/12 21:22
- 名前: 魑魅魍魎 ◆UTmvEGhzaE (ID: OeXJRIuY)
『きっと、姫を変えられるのは君だろうねぇ』
どうもあの大臣の言葉が耳から離れない。俺はどうしたら姫を……。本当の笑顔にしてあげられるのだろう。
「ベリアル? どうしたの、難しそうな顔をして……」
いつもの笑顔で俺に話しかける姫。決して悲しそうに見えない。でも、瞳を深く覗けば……。
その瞳には深く悲しみが蔓延っていた。
「ベリアルってば、聴いているの?」
いつもの不安げに眉を寄せた顔も、悲しげに見えて。とても居た堪れなくなる。
「なぁ……。何でそんなに泣きそうな顔何だ?」
つい俺は敬語も忘れて、本当の自分で問いかける。
「“泣きそう”……私が?」
自分でも驚いたように、目を見開いている。それでも、悲しみは拭えない。
「あぁ。俺は気づいてやれなかった。でも、いつもだ……」
「……そう言うの、止めてくれる?」
そう言った姫は、戦場で一度も感じたのことのない、強すぎる殺気を纏っていた。
「そんなの、ただの偏見でしょう?」
どんな強敵よりも恐ろしく、そして今までの姫よりも悲しそうだった。
「私がいつ“悲しい”って言った? “泣きそう”なんてただの貴方の見方でしょう?」
「困るのよ。ただの下らない偏見で心配されるなんて」
姫には似合わない、自虐的な言葉がマシンガンのように連なって、一つの悲しみに成って行く。
- Re: と姫 目指せ! 乙女ゲーム風!← ( No.13 )
- 日時: 2011/01/12 21:25
- 名前: 勾菜 (ID: h4O0R2gc)
お姫さま…何だか裏がありそうですね…
どうなるんだぁぁぁっ!
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