ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- blackЖschoollife
- 日時: 2011/01/12 12:58
- 名前: 黒羽 (ID: lR28MbyF)
登場人物
斉藤媛華
正義感の強いお嬢様。弱いものいじめは許せないタイプ。
斉藤りの
媛華の妹。すこし意地っ張り。
斉藤りのか
末っ子。都市伝説などの類が大好き
内田きのか
媛華の親友。
白田ヒトミ
ホラー大好き少女
川愛ミチカ
五年前から行方不明の媛華たちの同級生
川愛ミチル
ミチカの妹。今でもミチカを探している
Page:1
- Re: blackЖschoollife ( No.1 )
- 日時: 2011/01/12 13:17
- 名前: 黒羽 (ID: lR28MbyF)
登場人物紹介も終わったので本編をはじめたいと思います
その前に注意事項があります
・この作品は初心者がかいたものです。
・荒らしはやめてください。
・ホラー小説です。
それでもおkな方は本編をおたのしみください!!
- Re: blackЖschoollife ( No.2 )
- 日時: 2011/01/12 14:20
- 名前: 黒羽 (ID: lR28MbyF)
第一話 ここはごく普通の公立学校紅丘学園。
そんな学園の昼休み、名門・斉藤家の三女、りのかは夏の定番の怪談話をきいていた。
りのか「でもさー、私たちが話す怪談ってあまり現実味がないものが多いよね」
きのか「う〜ん・・・。言われてみれば誰かから聞いた話ってのは多いけど実体験ってのはないよね」
媛華「ばかね。そんな簡単に実体験談がでてくるなら幽霊なんか見ても誰も驚かないわよ」
すると今度は眼鏡をかけた長髪の少女が言った。
ヒトミ「そこまで言うなら、有名な心霊スポットにでもいってみる?」
りの「でも夜遅くなんて外出できないよ」
ヒトミ「大丈夫よ。りのちゃんの大好きな池野も誘うから」
りのはムッとした顔で顔を赤らめた。
りの「な、なんでそこで池野がでてくるのよ!あんなやつなんとも思ってないわよ!」
キーンコーンカーンコーン・・・
そこで昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った
ー放課後ー
昼休みのメンバーがヒトミの家に集合した。
媛華「りの。別に無理してこなくてもよかったんだよ。」
りの「無理なんかしてないわよ。暇つぶしになると思ってきただけよ」
ヒトミ「みんな、親の許可を取ったわね?」
夜に外出できない家もあるのでヒトミの家に泊まることになったのだ。
ヒトミは分厚い雑誌を取り出した。
雑誌には『夏にいきたい!絶恐心霊スポット』とかいてあった。
きのか「この暗闇のトンネルにでる女性の霊って面白そう!」
媛華「それよりも山奥の呪われた洋館がいいな〜」
ヒトミ「確かに面白そうね」
りのか「幽霊とかいっぱい出そう」
りの「ここから遠くないんじゃない?」
きのか「よかったわね。ここなら怖い目にあっても池野君が守ってくれるわよ〜」
りの「だから!なんで私が池野が好き、みたいなことになってんの?」
そんなこんなで夜になるまでゲームをしたりして時間を潰していった。
そして。
いよいよ心霊スポットに行く時がきた。
りのか「はやく行こうよ!」
ヒトミ「ちょっと待ってて。あと四人ほど来るから。」
まきな「遅れてごめんなさい!」
みなみ「も〜お姉ちゃんたら持ち物の確認もしないで勝手に行っちゃうんだから!」
とあわただしく双子の少女たちが走ってきた。
まきな「あれ?もしかして私たちが最後?」
ヒトミ「まだあと二人、来るわよ」
五分後・・・。
りの「なななななな、なんであんたがここにいるのよ!」
池野「ヒトミから肝試しに来いって言われたから・・・。りのさんも来てるってゆうし・・・。」
りの「バッカじゃないの?そんなことのためにここにきたってゆうの?
言っとくけどこれはデートじゃないのよ!怖がりのくせになんでここに来たのかと思ったら、私に会うため?あんたってほんとーにバカね!!
・・・でもどうせ今から戻れって言ってもきかないし、楽しい肝試しで死人を出したくないし・・・ったく、しょーがないわね!手ぐらいつないであげてもいいわよ・・・あんたのことなんかなんとも思ってないけどね!!」
竹郎「おい、ヒトミ。いつになったら出発なんだ?」
ヒトミ「・・・そうね。そろそろ行こうかしら。みんな、忘れ物はないわね?・・・うちの鍵も閉めたし・・・じゃあ、しゅっぱーつ!」
こうして肝試し軍団は夜の街を抜け、小さな山の麓に辿り着いた。
媛華「いつもなら、なんともないけど、夜に歩くとけっこうスリルがあるわね・・・」
竹郎「なぁ、ユーレイなんてほんとに出るのか?」
まきな「そうよ確証はあるの?」
みなみ「お姉ちゃん・・・確証がないからそれを確かめにいくんだよ」
まきな「言われてみれば、そうよね」
ヒトミ「さて、休憩も終わったし、登るわよ」
すると背後で
ガサッ
と茂みが揺れた。
媛華「誰!」
声にビクッと反応して茂みから出てきたのは
きのか「ミ、ミチルちゃん!?」
茂みに隠れていたのは姉が行方不明になったショックで引越し、今は一人暮らしの川愛ミチルだった。
- Re: blackЖschoollife ( No.3 )
- 日時: 2011/01/12 15:32
- 名前: 黒羽 (ID: lR28MbyF)
第二話
ミチル「・・・・ちゃ・・・め・・・」
か細い声でミチルは言った。
きのか「聞こえないよ、ミチルちゃん。もう一回、言ってみて?」
ミチル「・・・行っちゃだめ・・・」
みなみ「行っちゃだめって・・・洋館に行くなって事?」
ミチルはこくんとうなずいた。
りの「あそこになんかあるの?」
ミチル「わからな・・・い。でも私の姉はここに行って行方不明になった」
媛華「ミチカが行方不明になったのは誘拐されたからじゃなかったの?」
ミチル「違う。私の姉は私にだけ洋館に行って来ることを伝えた。もし帰ってこなかったら自分は誘拐されたと伝えろとも言われた。」
りのか「でも、何でミチカは嘘を言ったの?」
ミチル「あそこは本来立ち入り禁止の区域。もし、他の人にも本当のことを教えてしまうと、『あの時、なんで止めなかった』とみんなから責められてしまう。私に辛い思いをさせないために姉はみんなに嘘をついた」
ミチルが話し終わるとあたりはしーんと静まり返った。
媛華「ごめん。辛い話をさせちゃったね」
ミチル「こっちこそ。今まで嘘ついててごめんね。ところで、みんなは何しに来たの?」
ヒトミ「肝試しよ」
ミチル「普段ならここに来た人には帰ってもらうんだけど、あなたたちは何言っても帰らなさそうだし、私が案内するわ。」
まきな「でも、またいやなこと思い出したりしないの?」
ミチル「確かにそうかもしれない。だけどここでみんなだけ行かせてまた姉みたいに行方不明になる方が悲しいし、辛い。」
ヒトミ「そういうことなら・・・頼もうかな」
ミチル「任せてください。ここには毎晩来ているので!ってほめられたことじゃないですよね・・・」
媛華「毎晩?一人で怖くないの?」
ミチル「最初は怖かったですけどすぐに慣れましたよ」
そして峠を越え、洋館が見えてきた。するとミチルはみんなのほうを向いて警告するように静かな声で言った。
ミチル「いい?これが最初で最後の警告。帰りたい人は帰ったほうがいい。ここから先は本当に危ないところよ。」
しかし、誰一人動かなかった。
ミチル「やっぱりね。あなたたちが思いつきで行動するわけないもんね」
洋館の目の前でヒトミは言った
ヒトミ「もうここまで来たからには後戻りできないわ。みんなで噂を確かめましょう」
ギギィ〜
不気味に軋むドアを開けヒトミ達一行は洋館に入った。
竹郎「ひぇ〜不気味だな・・・」
バタン
背後のドアが閉まった。
この体験のあと、斉藤りのかは友達にこう言った。
「もし、あんな事が起きるってわかってたら私たちは絶対に肝試し には行かなかった」
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。