ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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自由を知らない
日時: 2011/02/25 16:09
名前: 飛翔 (ID: MSa8mdRp)

★挨拶★
どーも、こんにちはw
飛翔こと(つばさ)です☆
もう一つの作品は「コメディ・ライト小説」の方で書いてたから、こっちで書くのは初めてです!

2作品目をですが、超ゆっくり書きたい、、、じゃなく、
超ゆっくりにしか書けないと思いますが、気長にお願いします♪



★注意書き★
▼荒らしは禁止!
▼できればアドバイスなんかもよろです☆
▼駄作が無理な人はやめた方が良いかと…

以上了解した人は読んでね(・ω・)
感想などをくれると喜びます(笑


★飛翔から一言★
ちなみに、作者(飛翔)は現在中学生ですw
忙しい時期なのであまり更新できないと思いますが、よろしく☆


★この作品を書き始めた正確な日付★
  2011年1月12日@
推敲しまくりだから、書いとかないとわからなくなるぅぅ←

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Re: 自由を知らない ( No.1 )
日時: 2011/01/13 20:43
名前: 飛翔 (ID: vDb5uiaj)

暗い部屋。
孤独な閉ざされた空間。


電気はついていない。



奇妙な機械が怪しげに光っている。


機械室かと思われるくらいに、沢山の機械が壁から天井からを埋め尽くしていた。
まるで、ロボットの内部に入っているような気分に陥る。


窓なんてないから、昼と夜の区別はつかない。






その少年はそれらの機械の真ん中にロボットの心臓のように、鉄製のベッドの上に横たわっていた。


少年の体は、機械によって固定されていた。

まるで、病院にいる重症患者のようだ。




少年は目を開かない。



身動き一つしない。

息をしているのかもわからないほどに。





むろん、死んではいない。






そして、眠ってもいない。







奇妙な機械のかすかな音だけが部屋に響いていた。


Re: 自由を知らない ( No.2 )
日時: 2011/01/13 20:13
名前: 飛翔 (ID: vDb5uiaj)

あなたの名前には『幸福』という意味があるのよ。




温もりを持った、懐かしく優しい声が聞こえてくる。




僕は声の主にたずねる。




じゃあどうして?どうして僕は幸せにはなれないの?
僕、何も悪いことしてないのに。。。


それなら最初から僕なんか生まれてこない方が良かったんだ!




声の主は答えない。
ただ、悲しそうな目で僕を見つめている。




やめて!そんな顔しないで!
謝るから。お願い、、、これ以上、、、




人が傷つくのは見たくないし、自分が傷つくのも嫌なんだ。




幼い僕は泣きだした。
声もあげずに。

Re: 自由を知らない ( No.3 )
日時: 2011/02/25 16:18
名前: 飛翔 (ID: MSa8mdRp)

__13年前__


目を覚ますと、見知らぬ部屋。

僕は鉄でできたベッドの上に仰向けになっていた。


部屋は、見たこともないような沢山の機械であふれかえっている。



頭がガンガンする。

自分がどうしてこんなところにいるのか、思いだせない。



そして、僕はある違和感に気づいた。





ベッドから起き上がれない。




両腕は手錠がかけられ、ベッドの金属の部分につながれている。

両足は足枷あしかせがはめられていて、そのまま金属のベッドに固定されていた。

頭にはヘルメット型の変な機械がかぶせられている。重くて頭を動かすこともできない。

さらには胴体にも、金属でできたベルトのようなものがまかれている。
ベルトもまた、ベッドに固定されていた。



つまり、全く身動きがとれない。



「なんだ、目を覚ましたのか。」

誰もいないと思っていた部屋の奥の方から声が聞こえた。そしてそいつは暗闇の中に姿を現した。





このとき、僕はこれから起こる苦しみを想像もしていなかった。


Re: 自由を知らない ( No.4 )
日時: 2011/02/25 16:19
名前: 飛翔 (ID: MSa8mdRp)

「あなたは誰?」

その男は不敵に笑った。

「どうやら薬が効いたみたいだな。」

何?何を言っているの?
当時5歳の僕には男が何を言っているのかわからなかった。


戸惑う僕に、男はまた笑った。

「お前は記憶を失ったんだ。」

記憶?
それで頭がガンガンするのかな?
目が覚める前のことを思い出そうとすると、どうにも頭が痛くなる。それは頭が割れるような激痛だ。

「おじさん、僕をここから出して。」
「ダメだ。」

あっさりと否定された。
僕は手足を動かそうとした。

「暴れたって無駄だぞ?お前は身動きがとれないんだからな。それに、叫んでもな。お前が叫ぶと、その頭にあるヘルメットから電波が流れて、お前は意識を失うことになる。」

な、何言って、、どうして僕がこんな目に。。

「お前にしてもらいたいことがある。俺の人体実験を手伝ってほしいんだ。まぁ、お前に拒否権は無いけどな。」

そう言って男は笑う。






僕は幼いながらも理解した。

この人は危険であると。


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