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失われたメモリー
日時: 2011/01/15 17:17
名前: 雛 ◆AVspTqbABs (ID: mkPN1TDx)

この掲示板で初の小説カキコです!
下手ですがよろしくお願いします!

主な登場人物

倉橋 薫音(くらはし かのん) 交通事故にあってしまって、右腕が動かなくなってしまった13歳の少女。親は香音が小さいときに、樹は薫音をかばった際に死亡しているので、孤児院に預けられた。

倉橋 樹 (くらはし いつき) 薫音の兄。15歳で、薫音が車に轢かれそうになったときにかばった際、命を落としてしまった。

姫野 雪(ひめの ゆき) 孤児院長の娘。孤児を見下している、とてもいじわるな14歳。しかし、薫音には何故か優しい。

牧風 鈴音(まきかぜ すずね) 6歳のころから孤児院にいる13歳の少女。薫音と仲良くなる。雪を恨んでいる。

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Re: 失われたメモリー ( No.1 )
日時: 2011/01/15 17:27
名前: 雛 ◆AVspTqbABs (ID: mkPN1TDx)

プロローグ

 わたしはいつものように、お兄ちゃんと買い物に出かけていただけだった。見慣れた道を普通に通ろうとした。
 しかし。そのとき、信号は赤だった。わたしはそれに気付かないで歩き出す。車がわたしに突進しようとしていた。お兄ちゃんは急いでわたしを追いかけた。
「薫音、危ない!」
 どん、と背中が押された。わたしは3メートルくらい後ろに飛ばされる。何がおきたか分からない。わたしは左の手で背中をさすって、通ろうとしていた道路を見た。
 そのとき。一人の少年がトラックにはねられる光景が目に飛び込んできた。お兄ちゃん!
 わたしは全てを悟った。お兄ちゃんがかばってくれた……。ダァン!と鈍い音がして、お兄ちゃんは落ちた。
「お兄ちゃん!」
 わたしは歩けないので、あいている右腕を使って、ほふく前進の体制になろうとした。しかし。
 右腕が動かない!わたしはその場で呆然とする。そこに、トラックの運転手が降りてきて、救急車を呼んでくれた。そして、親切にわたしを病院に送ってくれた。


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