ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ぼくと狂ったこの世界
- 日時: 2011/01/18 19:31
- 名前: ノイズ (ID: lITb0hIn)
はじめましてノイズと言います。
亀更新で文才がないのでアドバイスをしてくれるとうれしいです。
№1>>第零話
では、「ぼくと狂ったこの世界」の登場人物を紹介します。
主人公
名前:不明
偽名:麁羅代 弌讀—アララガワ ヒトヨミ—
性別:男
ニックネーム:あー君。
性格:頭がキレる18歳。謎が多い。感情が少ない。
弌讀と仲がいい人
名前:渚川 心—ナギサカワ ココロ—
もう一つの名前:無心—ムゴコロ—
性別:女
ニックネーム:渚。ムーちゃん。
性格:二重人格。心は、感情豊かだけど記憶力が皆無。無心は、感情が皆無。その代り記憶力が抜群。
出てくる人達
名前:歌川 爽菜—ウタカワ サワナ—
性別:女
ニックネーム:ナナちゃん。歌姫。
名前:黒川 菜実—クロカワ ナミ—
性別:女
ニックネーム:なっ君。
名前:宇津城 咲哉—ウツギ サクヤ—
性別:男
ニックネーム:サーちゃん
名前:白城戯 萌子—ハクシロギ ホウコ—
性別:女
ニックネーム:ハクちゃん
名前:黒薙 解時—クロナギ カイジ—
性別:不明
ニックネーム:世界最上。くろりん。
以上です。
では№1で早速プロローグスタート!!!
Page:1
- Re: ぼくと狂ったこの世界 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/24 20:09
- 名前: ノイズ (ID: J3j8HjC2)
第零話
この感情の少ないぼくが思うことがある…この世界はくだらない。
いや、いや。言い換えよう。
人間がくだらないのだ。
無駄な感情を持ち、傷つけあって、傷つけあって、傷つけあって、悲しんで、また傷つける。
それの繰り返し。
本当に、くだらない。
え?何が言いたいのか?
まぁまぁ焦らずに。ゆっくり、ゆっくりと語ってあげよう。
甘く、優しく、平和と言うぬるま湯につかった君に…。
今年の冬休み。
ある船で凍りつくような事が起きた。それは
幽霊船と呼ばれる船で連続殺人事件。
ぼくはそれに巻き込まれた…いや、巻き込んだ。
この話をするには少しさかのぼることになる。
一か月前、ぼくと渚川心の前に一通の赤い手紙が届いた。
手紙の封を開けてしまったときからすでに始まっていた…
いや、まだ始まってもさえいないし、終わってもないのかもしれない。
- Re: ぼくと狂ったこの世界 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/18 21:12
- 名前: ノイズ (ID: lITb0hIn)
第壱話
「ところでさ。この赤い手紙はなんなんだろうね?あー君。」
渚川心。
彼女——渚川心はぼくに問いかける。
「さぁ?ぼくと心あてだね。」
そう、赤い手紙には渚川心とぼく——麁羅代弌讀あてに手紙が来ている。
「あー君。ちょっとこの文章よんで。よめないよー。」
「またひらがなとカタカナわすれたの?しょうがないな」
心は記憶力が皆無なのである。時たまこうやって忘れてしまうのだ。
「渚川心様へ。
貴女は5人目の子羊に選ばれました。
5日後[孤独島]の別荘でお待ちしています。
—白城戯 萌子。—」
白城戯?と心は小さく呟く。
「白城戯萌子か。懐かしいな。」
いきなり心のふいんきが変わる。
—…いや、心ではないのだから当たり前と言えば当たり前なんだが。
「無心。久しぶりだね。」
「あぁ。760時間5分13秒ぶりだな。」
「会えてうれしいよ無心。」
「私もだ。麁羅川弌讀。」
そして僕たちは一呼吸置いて言う。
「「まったくもっての嘘だけれどね。」」
- Re: ぼくと狂ったこの世界 ( No.3 )
- 日時: 2011/01/30 13:58
- 名前: ノイズ (ID: ZxqcZXZM)
第壱話 キング・リナリー号
……何なんだこの空気。
僕の隣では景色を見てはしゃいでる心。
そして目の前。ぼくらをこの船「キング・リナリー号」に招いた黒髪の女性。
—…とにかく巨乳だ。
いや、いやいやいや。
そんなことは置いといて、ロングで手入れの生き届いた黒髪。肌は雪のように白く、髪の毛とよく映える。
だが、この闇に沈んだ光のない瞳。脆く儚く消えてしまいそうな存在の人。
彼女の名は白城戯萌子。
「あの。僕らは何故呼ばれたんですか?」
心をじっと見つめていた彼女はふと僕を見つめて言う。
「……貴方は。貴方は『天才』の子羊として呼ばれたのです。」
僕の顔はきっと嫌悪を示す表情をしてることだろう。
—…天才。
普通より少し下の者が
普通より少し上の者をそう呼び、すごい、などと言われる存在。
決して凄くなど…ないのに。
「…貴方は天才と呼ばれるのが嫌なのですか?」
彼女は無表情のままで言う。
「ええ。嫌です。所詮人間なのに凄いなどとは言われたくありません。」
僕はいまだに嫌悪の表情で言う。
「ねぇ。えーっと萌菜ちゃん?萌男ちゃん?」
初めて白城戯萌子の表情が変わった瞬間だった。
すかさず「萌子です」とツッコミを入れた。…少し意外だ。
,,,
「じゃあその萌子ちゃん。僕さんちゃんはなんで呼ばれたの??」
「……貴女は『異界』の子羊して招待されたので…す。」
と言うと彼女はいきなり倒れこんだ。
あまりにも自然に倒れこんだ。
あまりにも奇妙に倒れこんだ。
そしてただ僕は心は。
僕と心はただ見ていた。
僕は無表情に。心は笑顔で。
ただ見ていた
- Re: ぼくと狂ったこの世界 ( No.4 )
- 日時: 2011/02/25 20:06
- 名前: ノイズ (ID: V4RVuUEP)
第弐話 「正しいとか正しくないとか…くだらないよ?」
「んーー…。死んじゃったのかねぇ??」
倒れた白城戯萌子を見つめながら言う心。
弌讀は一応みゃくを測るが…やはり死んでいた。
「脈はないみたいだぞ心。コレ…どうする?」
白城戯をコレ扱いする弌讀。
「ん。そのままでいいんじゃないかな??」
放置を勧める心。
「萌子お嬢様!?」
声が聞こえた方を見たらメイド服を着こなした女性がいた。
長い漆黒の髪を揺らしながら…胸も揺らしながら萌子に駆け寄る
「あぁ、その人なら死んでますよ?」
心の髪を優しく撫でながらおしげもなく言う弌讀。
「————————え??」
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。

