ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ——殺戮ゲーム
- 日時: 2012/01/21 11:09
- 名前: 翡翠 (ID: QpE/G9Cv)
此処で書くのは二作目の翡翠です。
題名のとうり、殺戮や殺しがあります。
此処のキャラクターは主人公を除いてはほとんどがいろんな方に投稿してもらったオリキャラです。
話は正直どうなるかよそうもできません。
なので、完結も怪しいです(えっ…
それでもよい方は注意を読んでから見てやってください。
*注意*
・ものすごく、更新が遅いです。
・戦闘シーンがあるので血などが駄目な方は読まないほうがいいです。
・完結の保証はないです。
・感想ください。
・荒らしはなしでよろしくです。
以上。
#プロローグ#
>>1
〜本編〜
>>2 >>3 >>4
後は、登場人物が多いので主人公と、重要人物の紹介だけします。
*主人公*
・名前・紫翠蓮華・しすいれんげ
・性別・女
・年齢・17
・容姿・深紅の瞳に紫の長い髪。後ろで御団子頭にしてまとめている。服装は翠と紫をメインにした物が多い。ある神獣との半妖。何の半妖かは不明。
・性格・容姿のせいで恐れられたり怖がれたりしているが本人は特に気にせず、明かるい。
・特殊能力・魂の入れ替えが可能。例えば自ら、動物とからだを入れ替えることもできる。
・武器・服や、靴、両短剣
・扱うのは魔力か霊力か神力か・
神力・魔力
・サンプルボイス・
「容姿?特に気にしてないよ」
「うーん、戦うのはできれば避けたいなぁ」
「はぁ、後悔したって知らないから!」
*味方*
・名前・卿裡 泰譽 (きょうり かなよ)
・性別・♀
・年齢・17
・容姿・青と赤のオッドアイ。いつもミニスカをはいている。蓮華と同じ神獣から誕生した。攻撃には長けている。
。
・性格・男勝りだが根は優しい。思ったことは口に出す。
・特殊能力・相手の感じていること思っていることなが手に取るように判る。
・武器・刀。鎖鎌。クナイ。足。
・扱うのは魔力か霊力か神力か・神力。魔力
・サンプルボイス・
「私に勝てるわけないじゃん♪」
「へぇ……この攻撃をかわすとわ」
「♪今日はどれにしようかな」
*中立者*
緘凪 綺羅・かんなぎきら
*敵対者*
工藤 紅・えとうこう
アルフィオ=リース
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- Re: ——殺戮ゲーム ( No.1 )
- 日時: 2011/01/20 20:14
- 名前: 翡翠 (ID: 0Q45BTb3)
#プロローグ#
〜魔霊殺戮学園〜
——そこには人間離れした力を持つ者達が集っていた。
彼等は人離れした異能のため、人の監視下に置かれている。
監視されている彼等が生きるためにはある条件を呑まなければならなかった。
*殺戮ゲーム*
このゲームに異能を持つものは強制参加させられる。
目的はただ一つ。
異能者同士を争わせることによって、人数を減らすことだ。
つまり、殺しもありのゲーム。
勝ち負けは、相手が降参するか、死亡するかの二択に限られる。
つまり、生きるか死ぬかのゲーム。
逃げることも許されず、相手か、己が死ぬまで続く悪魔のゲーム。
——それが、殺戮ゲーム。
生きるためには、泣くことも立ち止まることも許されない。
勝者に—生を。
敗北者に—死を。
たった二つの選択肢を、彼女は選ぶのだ。
- Re: ——殺戮ゲーム ( No.2 )
- 日時: 2011/01/22 21:05
- 名前: 翡翠 (ID: 5pL1XZZ8)
〜魔霊殺戮都市〜
——この都市にただの人間は存在しない。
此処に居るのは特殊な能力・異能を持つものだけが集められていた。
年齢もさまざまで特に決まった歳ではない。
なぜ、此処にそんな者達かが集められるか、それは…。
「…取り合えず、此処で休める、かな?」
紫の長い髪を後ろで器用な御団子結びにしている少女—紫翠蓮華は呟く。
「いつまで、こんな生活が続くんだろう…」
紫と翠色が鮮やかなコートをパタパタとはたきながら蓮華は口にする。
「…他の皆も無事だといいけど」
蓮華は深紅の瞳で周囲を見回す。
何かを探るようなしぐさだ。
「うーん、やっぱりわかんないなぁ、私、人物探知苦手だからなぁ…」
うーんと蓮華は一度首をひねる。
「どうしようかなぁ、せめて、泰譽と合流したいんだけど…」
誰も居ない廃屋のような場所で蓮華はひたすら呟いた。
・・・だが、次の瞬間蓮華の脇腹の横を鎖鎌がすり抜けた。
「わっ!」
蓮華は小さく声を上げたが反射神経で何とか避けきる。
「ちっ!避けやがったか」
少女の脇腹の横をすり抜けた鎖鎌の持ち主は忌々しそうに舌打ちをした。
「緘凪…あんたねぇ、危ないじゃない!いきなりそんな物振り回してきて!!」
蓮華はキッと怒声を上げて鎖鎌の持ち主をにらみつける。
「子ども扱いするんじゃねぇ!いちいちムカつくんだよてめは!!」
蓮華の言葉に怒鳴り返す灰色の髪の美少年—緘凪 綺羅。
見方によればその姿は少女にも見えると思われるほどだった。
「む、仮にも年上の人に対してどういう態度よ!」
廃屋が怒声で揺れるほどの声で蓮華は言い返す。
「年上?たかが二つだろう?それに今は【殺戮ゲーム】中だ、歳なんて関係ねぇ!!」
緘凪は、そう言い返すと同時に鎖鎌を再び投げる!
「あぁ、もう!」
蓮華はその鎖鎌をコートの袖で弾き返す。
…コートの一部を魔力でコーティングしたのだ。
「相変わらず、てめぇの能力はめんどくせぇな…」
緘凪の言葉に蓮華は、自信気に返す。
「私のコートは特殊なんだから。これくらい当然!」
自慢げに返す蓮華を見ながら、緘凪は呟いた。
「…こんなのが年上とはな…」
緘凪の呟きは蓮華のは聞こえなかったらしい。
「おい、お前に一つだけ言っておく」
緘凪は、大声で叫ぶようにいった。
「お前は甘すぎる。このゲームを理解してねぇ、そんなんじゃ、すぐに殺されるぞ…」
緘凪の言葉に蓮華は同じか、それ以上の声で返す。
「そんな事言われなくてもわかってるもん!」
蓮華の声は響き渡り、空気が振動するほどだった。
「あー、うるせぇ、俺は警告したからな!!」
緘凪はそれだけ言うと、耳を塞ぎながら去っていった。
そんな姿を見ながら蓮華は呟いた。
「…そんなこと、私が一番わかってる…」
拳をギュッと握り締めながら、蓮華はしばらくその場に立ち尽くしていた。
- Re: ——殺戮ゲーム ( No.3 )
- 日時: 2012/01/19 20:41
- 名前: 翡翠 (ID: Y9aigq0B)
——此処は何も無いあるのは荒れた大地。
此処もまた都市の一部だが、蓮華がいた廃屋とは似ても似つかない場所である。
「うーん?此処に一人は居るはず何だけどなぁ?」
首をかしげているのは赤と青の瞳で紫の髪が肩くらいの長さ、そして、ミニスカートをはいている、少女だ。
「というか、何でこんな場所を選ぶのよ!何にも無い砂漠みたいな場所じゃない!!」
頬を膨らませて少女—卿裡 泰譽は口にする。
泰譽もまたゲームの参加者だ。
蓮華が探していた人物でもある。
「というか、本当に誰か居るんだよねぇ?誰も居なかったら、かなり寂しいんだけど!」
泰譽は、独り叫ぶが風に呑まれてその声は消されてしまう。
「あーもう!この風何とかなんないの!!」
そう、泰譽が言った瞬間のことだった。
「賑やかだと思えば、ゲームの参加者か」
その場に似つかない透きとうるような声が響く。
「ん?貴方がもしかして私が捕らえた気配の人…?」
泰譽は緋色の外套を被っている二十代の女性と思われる人物にそう言った。
「気配…おそらくは私のことだろうな」
そう言う女性は左に赤の地に黒い月が描かれていて帯びの赤い着物を着ている。動きやすさを考えたためか、右足は出されていた。
腰の帯には刀がさしてある。
履いているのは草履でその鼻緒は赤い。
「やっぱり、というか、そんな物被ってないで姿を見せなさいよ!」
泰譽が言っているのは緋色の外套のことだ。
「あぁ、これのことか、まぁいいだろう、ただ、私にこれをはずさせるという事は私と戦うことだとわかっていての言葉だな?」
女性の言葉に泰譽はこう返す。
「元から、戦うために貴方を探していたんだから、当然そのつもりよ」
泰譽の言葉を聞いていた女性は、少し口元を緩ませながらこう言った。
「よい返事だ、ならば私も相手になろう」
そういうと同時女性は緋色の外套を外し、その姿を見せた。
腰までの黒髪で、その瞳は意志の強さの現われか、黒い。
長い黒髪はとてもよく着物と合っていた。
「…綺麗な髪だね」
泰譽は女性の髪を見ながら口にする。
「そんなことを言ったのはお前が初めてだ、お前名は何という?」
女性の問いに泰譽ははっきりと答えた。
「卿裡 泰譽、だよ。…貴女は何ていうの?」
泰譽の問いに女性もまた名を名乗る。
「工藤 紅だ、泰譽、お前と会えた事嬉しく思う」
紅と名乗った女性に泰譽は言う。
「私も紅さんに会えて良かったです。すぐにお別れすることになるでしょうけどね!」
そういい終わると同時に泰譽はクナイを構えて走り出す。
そして、瞬時に紅の懐に飛び込むと、クナイを紅の胸元に向けて斬りつける、が、それは紅に当たることは無く、紅い刃によって防がれた。
刃を見たと同時、泰譽は後ろに跳び退る。
「ほぅ、中々、動きが早いな」
紅い刃を構えながら紅は呟いた。
「紅さんこそ、みかけによらず、動きが素早いですね」
泰譽も運動能力は高いほうだが、紅の運動力もそれに劣らない。
「勝負では素早さが肝心だからな」
そう言うなり泰譽に向けて走りだす紅の前に立ちはだかる影が現れた。
「待て、貴様の相手は俺だ」
突然現れた人物に紅はもちろん、泰譽も驚きを隠せないのであった…。
- Re: ——殺戮ゲーム ( No.4 )
- 日時: 2012/01/21 11:06
- 名前: 翡翠 (ID: QpE/G9Cv)
二人の前に突然現れた人物——アルフィオ=リース。
栗色の髪に灰色がかった水色という特徴を持つ人物だ。
もちろん、この広い学園内で三人は初対面だった。
「誰だ……?」
「貴方は誰? 間に割ってはいるなんて、どういうつもり?」
突然割って入ってきた人物に二人は警戒心を剥き出しにし、男の言葉を待った。
「俺はアルフィオ=リース……黒髪の女に用がある」
「ほう、私にか? 私は貴様のことなど知らぬのだがな」
アルフィオは短剣を構え、紅と対峙する。
それを見て、紅もアルフィオへと意識を集中する、が。
……軽く無視されたことに怒った泰譽が先制をとってクナイを持ち、アルフィオの懐へと飛び込んだ。
「なっ……!?」
それに瞬時に気づくアルフィオだったが完全にはかわしきれずお腹の辺りから一筋、紅い雫が滴っていた。
「私のことを……無視するなーーっ!」
クナイをぎゅっと握り締め、怒声というか、叫ぶようにして泰譽は言った。……驚愕するほかないアルフィオに対して。
驚愕していたのは数秒のことですぐに平静を取り戻すと言った。
「まだ、居たのか。お前に用は無いんだ……さっさと何処かへ行け」
邪魔者を弱者を見る目で言われた泰譽が切れないはずも無かった……。
「誰が、行くもんですか! それに割り込んできたのはそっちじゃない。何処かに行くならそっちが行くべきでしょ!?」
「んなっ……」
泰譽の勢いに押されるアルフィオ。
そして、その二人のやり取りを見ていた紅は呟いた。
「……これは、一つ手並み拝見といったことになりそうだな」
その呟きは二人の会話によっていとも簡単にかき消された。
「……良いだろう、そこまで言うなら、手合わせ願おうか」
「そうこなくっちゃね!」
いつの間にか二人の間には火花が飛び散っていた。
……こうして、新たな戦いの幕は落とされたのだ。
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