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ワールドエンド
日時: 2011/01/21 19:39
名前: くろちび (ID: E1WQRXsj)

 20xx年、遥か遠い訳ではない未来。
この世界では、地球温暖化がひどく進み、誰も住める状態ではなかった。
 その状況を見かねた金持ちは、地球からいち早く逃げるため、月へ向かう準備を開始していた。この世界には、身分制度が存在していたため、誰しも止める事は、許されなかった。’なぜ、止めるのか’それは、月へ向かう事が出来るのは、身分制度で上の身分の者だけであることが、わかっているからである。
 人々は、嘆き苦しんだ。’なぜ、自分たちは月へ行けないのだろう’と。そう、人々は悪くないのだ。ただ、財力が足りないだけだ。身分制度などというもののせいなのだ。
 しかし、こんな時に、”身分が下の者でも、選ばれたものならば、連れて行く”と言われれば、どうだろうか。きっと今まで団結していた人々は、月へ向かう権利を奪い合うだろう。現に今、そのような事が、目の前で、起きている。自分でも、どうしたらいいいのか分からない。ただ、権利を奪いたい訳でも、ここで死にたい訳でもないのだ。人々は、今、混乱している。ヘタに関われば、殺され兼ねない。ただ、呆然として、立ち尽くすしかない。とりあえず、これが現状である。
 

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