ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 蜘蛛ノ絲ニ絡ム蝶(狂愛、犯罪アリ!←
- 日時: 2011/01/29 09:55
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
野蛮ナ蜘蛛二匹ト 一匹ノ愚カシクモ美シイ蝶
蜘蛛ハ蝶ヲ捕ラエ 翅ヲ蝕ミ 永遠ニ飛ベナクスル
ソシテ ソノ蝶ハ ドチラカノ蜘蛛ニ
食イ殺サレル
クリック有難う御座います! 陰魔羅鬼です(元・魑魅魍魎)。
名前を変え、心を入れ替え小説に尽力しようと思います。
ジャンルは挑戦したかった狂愛、三角関係です。歪んだ愛情と言いますか……。大好きです←
軟禁やら誘拐やら拷問(∑)やら犯罪スレスレ(立派な犯罪だよ)な表現が多くなりそうです。
苦手な方はバックプリーズです。身の安全の為にも……。
では、始まります。見て下さった方はできればコメントを……←殴
宜しくお願いします^^ 狂った愛情を、貴方にお届けいたします……。
「蜘蛛ノ絲ニ絡ム蝶」
登場人物>>01
-零-「愚か恋しや」>>02 >>03
藤間ルート
-壱-「針の山」>>07 >>08
-弐-「如夜叉燃しませ」>>13 >>14
来栖ルート
-壱-「毀れる躰」>>09 >>12
-弐-「如夜叉抱きませ」>>15
〜お客様〜
・緑紫様
- Re: 蜘蛛ノ絲ニ絡ム蝶(狂愛、犯罪アリ!← ( No.11 )
- 日時: 2011/01/25 16:41
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
商品名「喋る樹京先輩」 対象年齢15歳以上(たまに危険な事を口走ります)
なんと喋る樹京先輩が商品化!← いっぱいお喋りしていっぱい調教(∑)してあげて下さいww←
狂うイケメン男子に挟まれる女子。羨ましいぜコンチキショウ!←
愛して愛して仕舞には何処にも行かないよう殺して……ry
私も思ってますよ、そういうことww←
- Re: 蜘蛛ノ絲ニ絡ム蝶(狂愛、犯罪アリ!← ( No.12 )
- 日時: 2011/01/25 16:59
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
君は何にも知らないで、藤間の思惑なんて知らないで、パーティーに誘うだなんて言い出す。
バカじゃない? 気づかないの? 藤間の黒い感情に。鈍いにもほどがあるよ。……そこが可愛いのか。
まぁ、鈍いと何しても疑われそうにないからこっちとしては都合いいけどね。
そんなこと思ってるうちに、真理亜はスカートをひらひらさせて二年生の校舎へ走ってる。
……見えそうなの解ってる? それで男を誘惑してんの? だとしたら悪い子だね、真理亜ちゃん。
返事はOKだったようで、嬉しそうに胸に手を当てて帰ってきた。
真理亜の嬉しい時の癖。……藤間だったら気づいてるかもね、他の癖と仕草も。
真理亜とずっと一緒にいたのは僕の方なのに、真理亜の事を理解されるのは嫌だな。
こうなったら奪った者勝ち。
真理亜の気持ちなんか関係ない。真理亜の愛情がどっちに向いていようが如何でもいい。
でしょ、先輩?
「ね、聞いてるの?」
無垢な瞳で上目遣い。薄く開かれた唇の色っぽさ。矛盾な妖艶、狂気の色気。
「ん、ごめん」
微妙な声の調子で答えて、頭の中には汚らわしい妄想。
真理亜の首を掴んで、締めて、苦しみに歪むその顔を見ながら、僕は快感を覚えるんだ。
そして、歪んだ愛を唱え続ける……。
- Re: 蜘蛛ノ絲ニ絡ム蝶(狂愛、犯罪アリ!← ( No.13 )
- 日時: 2011/01/25 21:17
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
藤間ルート-弐- 「如夜叉燃しませ」
そして、パーティーの日がやってきた。
大人共に愛想を振りまくパーティーは好きじゃないが、真理亜の誘いならな。
窮屈なスーツを見目麗しく着こなす。
黒い上等なスーツに紅のシルクのネクタイが映える、大人の色気漂う雰囲気。
奥のテーブルで、真理亜が親父共に囲まれて愛想を振りまいている。
あの親父共、自分の婿の嫁にしようとか考えてんじゃねえだろうな。
そして、その真理亜の姿を同じく不服そうに見ている来栖の姿もあった。
紺色のスーツに緑のネクタイをしている。
きっと来栖も同じことを考えている。一生抜け出せない檻に真理亜を捕らえ、永遠に自分のものと愛でる。
蝶よ花よと可愛がられ、言わば天使。
その羽根を食い千切り、無理矢理にでも俺らと同じ悪魔の羽を植え付ける。
その時に真理亜は堕ちる。どちらかの手に。そして、どちらかの手の中で飼殺される。
「藤間先輩、怖い顔してますよ」
以外にも近づいてきたのは来栖。別に近づかれても嬉しくはない。
「そうか?」
まあ、きっと修羅の如き形相で真理亜の方を睨んでいたのだろう。珍しく女も近寄ってこなかった。
「ええ。凄く恐ろしい顔で」
いちいち喋り方が癇に障るが、それは気にしないでおこう。
「はぁ」
別にこいつに好意を持たれないといけないわけではないので、本当に適当に受け流す。
「……真理亜、ですか?」
普段からは想像できないニヤリと言う黒い笑顔と共に、愛しい名前。
「勘がいいじゃねえか」
それに俺も、ニヤリを黒い笑顔を送る。
考えが同じなら手を組んでもいいな……。
- Re: 蜘蛛ノ絲ニ絡ム蝶(狂愛、犯罪アリ!← ( No.14 )
- 日時: 2011/01/26 19:04
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
「先輩っ。来て下さったんですね」
安堵の表情を浮かべながら胸に手を当てる。今日の真理亜は真紅のドレスで、大胆にも露出が多い。
「ああ」
お世辞にも大きいと言えない胸、健康的な太股。あどけなさが残る顔に施される大人の化粧。
そのアンバランスさが危険な色気を醸し出し、年頃の女特有の男を惑わす魅力を発していた。
「あの、似合いませんか?」
不安げに視線を下に落とす。格好と仕草のギャップも、言葉では言い表せない危険な色気に満ちている。
「似合ってるんじゃねえの」
こうやって曖昧な答えを出すと、ほら、泣きそうな顔で
「……その答えが一番不安です」
だとよ。これだけで潤んでいる大きな瞳の上目遣い。やはり、大人の色気があるとは言えない。
ただ、どうしても俺の……。男の加虐心と本能を駆り立てる、計算されつくした大人の女の行動。
だが、真理亜はそれを無意識のうちにこなしている。否、もしかしたら心中で全て計算しているのかもしれない。
魔性の女
真理亜にはこんな言葉は似合わない。だが、その女になる可能性を十分に秘めている。
魔性の女になる前に、俺に飼い慣らされて、俺に尻尾を振る犬になるかな。
- Re: 蜘蛛ノ絲ニ絡ム蝶(狂愛、犯罪アリ!← ( No.15 )
- 日時: 2011/01/29 09:54
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
- 参照: 久々(?)の更新。放置気味で超ゆっくり更新しそうです←
来栖ルート-弐- 「如夜叉抱きませ」
人の渦の中で、無邪気で愛くるしい笑顔を振りまいている真理亜。
パーティーだからいい顔してなきゃいけないのは解るけど、あんな笑顔を僕以外に見せるなんて……。
「勇太くーん」
遠くから真理亜が呼んでいる。人の渦に隠れて、白い腕が僕を招くように揺れている。
「はいはい?」
何の用があるんだろう。人ごみは好きじゃないし、(自分もだけど)金持ちは嫌いだ。
「あのね、こちらの方々が勇太君にお会いしたいって」
似合いもしない大人っぽい真紅のドレス。小さな胸も露出して……。その辺の変態親父の視線に気づいてる?
「君が来栖財閥のご子息か……。随分大人っぽくなったものだ」
最近はパーティーに出席してない。だって、嫌いだもん。でも、真理亜が行くならね……。変な虫が付かないようにしなきゃ。
「お久しぶりです」
このじじい、誰だよ? 覚えてるわけない。まぁ、適当に愛想笑いしとけばいっか。
じじい等が大きくなったとか、男前になったとか、そんな話耳に入らない。
ただ、僕が見てるのは真理亜……の先の藤間。すごい剣幕でこっちを睨んでる。
夜叉か般若の如き形相で、何をそんなに睨んでるんだろう。笑顔を振りまく真理亜?
僕はじじいの群れから逃げ出して、藤間がいる方に足を進める。
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