ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 異界亂世(言わば戦国時代←
- 日時: 2011/01/29 09:38
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=kPkWBqeaXHM
これは、異界に生きる戦士たちの、亂世を生き抜く物語。
エンジンで動く車などない、ペンも鉛筆もない、洋服なんてない。
言わば戦国時代と同じ設備で、亂世を生き抜く。
その代わり、力を持つ者は魔力を自在に操り、全てを味方に変える。
貴方は、生き残れますか───?
クリック有難う御座います。駄文とお友達の陰魔羅鬼です。
大好きな戦国時代や三国時代と、大好きな魔法をマッチさせたかった……←
歴史上の合戦を真似た表現が多々あると思います。そう言うのが不快な方はバックプリーズ、です。
グロテスクに……、したいなぁ← グロに頑張るので、苦手な方はバックプリーズ!
では、始まります。宜しくお願いします^^ ご覧になった方は是非コメントも……。
♪イメージソング♪
「亂世エロイカ」(上記URL、歌詞記載)
「異界亂世」
□登場人物□>>01
-零-「般若の面、華の貌」>>02 >>03
Page:1
- Re: 異界亂世 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/28 17:43
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
□登場人物□
グラーシャ・ラボラス 女
・年齢不詳。外見は20歳程度。飄々としていて自由気ままだが、本性は残忍で冷徹で頭脳明晰。
美しい黒髪で、長さは太股より少し長い。妖艶な真紅の瞳。美しすぎる外見は「呪われた美女」と評価される。
主に扱う武器は刀だが、何でも自由自在に操れる。属性は無。異界に数少ない貴重な女。
オリアクス・ラボラス 男
・年齢不詳。外見は22歳程度。不器用な優しさを持ついい男。自他ともに厳しいが、愛ある故。
美しい黒髪で、長さは腰より長い。紫色の瞳。女装して上位階級の男たちから情報を得る事もする。
得意とする武器は刀。属性は闇。グラーシャの旦那で婿養子。形だけの夫婦だが、愛はある。
ボーティス・キュルソン 男
・年齢不詳。外見は19歳程度。面倒事が嫌いだが、面白い事なら面倒事でも首を突っ込む。我儘で子供っぽい。
茶髪だが所々金髪。長さは肩より少し長い。青緑色の瞳。女装で情報を得る事は面白いから好き。
得意とする武器は南蛮より渡米した銃。属性は地。人をからかうのが何よりの快感。根はいい子。
ストラス・ガープ 男
・年齢不詳。外見は21歳程度。無口で無愛想だが、ラボラス夫婦には敬意を示している。
黒髪のショートヘアーで、右目を戦争で失った為前髪で隠してある。灰色の瞳。女装はしない。
二刀流を得意とし、手先が器用。属性は風。意外と照れ屋で恥ずかしがり屋。ボーティスの遊び道具。
フォカロル・ゼパール 男
・年齢不詳。外見は23歳程度。筋肉馬鹿で賑やかで頭も馬鹿。運動しかできない。天然。
オレンジに近い茶髪のツンツンヘアー。緑色の瞳。自慢の筋肉を露出する、寒そうな服。
大きくて重い大剣を自在に操る。属性は炎。運動が得意なだけに無駄に強い。走るのが速い。
ヴィネア・バエル 男
・年齢不詳。外見は17歳程度。馬鹿だがフォカロルほどではない(自称)。たまに弱気になる。
茶髪のショートヘアーに青い瞳。身長が低いのがコンプレックス。グラーシャに可愛がってもらえて嬉しい。
武器は鉄鈎。素早い動きで敵の懐に忍び込む。属性は光。他の皆に比べれば力が弱い。
- Re: 異界亂世 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/28 21:55
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
-零- 「般若の面、華の貌」
この世界では女は貴重な存在。愛に育てられ、愛を孕み、愛を産み落とす存在。
そこには愛が満ちていて、不自由など何一つない。
良い女性になる為の稽古は苦しくとも、それに見合う生活が送られる。
そんな“女の運命”を投げ出した女がいる。
自ら血の飛び散る戦場に立つことを望み、剣戟の音を聞きながら生きる。
返り血で染めてきた顔は恐ろしいほど美しく、その剣の腕もかなりのもの。男であれば……。と誰もが望んだ。
それ故、彼女は女と言う事を仲間以外には隠し、男として生きている。
女としての全ての運命を断ち切るため───。
「北国のアガレスが攻め入ると言う情報を南国のオロバスから教わった」
ここは東国。東国と西国は彼女が治めており、西国は旦那の方が治めている。
そう、彼女こそが女の運命を捨てた、グラーシャ・ラボラス。華の貌を隠し、般若の面を被る女。
「恐らくオロバスは我らと同盟を結ぶつもりだ」
その堂々たる立ち振る舞いは男そのもの。一見で女と解る者はいなかった。
「どうする?」
戦場で大声を張り上げ、すっかり枯れてしまった声。だが、鈴のような美しさを持つ声でもある。
「いいんじゃねーの? 困った時はお互い様。だろ?」
大して考えた様子もなくそう告げるのはヴィネア・バエル。
西東国を治めるラボラス軍の中で(外見は)最年少である。
「あのね、今は乱世なの。困った時はお互い様、仲良くしましょうねーって言う訳にもいかないんだよ」
ヴィネアの浅墓さに呆れた様に溜息を吐くのはボーティス・キュルソン。大変楽天家である。
「……旦那様からの連絡を待つとするか」
こちらでは定まりそうもない。旦那様等のご意見によって私たちの行動も変わる。
旦那様からの連絡を待つ間も、後ろの方で二人が口喧嘩をしていて五月蠅い。
- Re: 異界亂世(言わば戦国時代← ( No.3 )
- 日時: 2011/01/29 09:37
- 名前: 陰魔羅鬼 ◆ohBawF8LBM (ID: gwrG8cb2)
- 参照: 目指せ、赤壁の戦い!
「お前の所の決定で構わない。実は、西国の方も揉めている」
と言う文が帰ってきた。それと同時に南国のオロバスから
「北国のアガレスは、我らの共通の敵。ここは一致団結し、いざアガレスを打ち倒さん」
と言う文が来た。言わば協力してくれ。同盟を結ぼうと言うことだ。
「……一度南国に出航する。話はそれからだ」
旦那様とオロバスに南国出港の文を出す。細かい決定は彼らの拠点、南国で行うことに決めた。
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「一度南国に行くぞ。話し合いだ」
彼はオリアクス・ラボラス。グラーシャの旦那で、婿養子である。二人は形だけの夫婦。
夫婦であれば何かと便利な事もあると踏んだ両方が、密やかに婚約の契りを交わしていた。
「御意。船は何艘ほど?」
畏まった態度の彼はストラス・ガープ。ラボラス夫婦に敬意と敬愛を示し、一生仕えると心に誓った男。
「よっしゃ、戦の匂いだぜ!」
無駄に多い筋肉を見せびらかす寒そうな服で、熱血漢の彼はフォカロル・ゼパール。
「船は一艘でいいだろ。兵は戦が決まり次第連れて行けばいい」
そして、グラーシャもオリアクスも出港の準備を始める。
北国のアガレスの野望を打ち倒す為、また、己の野心を果たすため。
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