ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

デイダラボッチ
日時: 2011/01/30 11:33
名前: ぐるり (ID: ohiIgZdM)

はじめましてぐるりです^^

どこまでいけるか分からないけど

がんばって書いていきます^^

Page:1



Re: —デイダラボッチ— ( No.1 )
日時: 2011/12/10 15:29
名前: ぐるり (ID: HKLnqVHP)

 西岬中学校、理科準備室


 そこには、茶色の髪をした少し若い教師がソファーで寝いていた。
準備室といっても、ガラクタの入ったいわば、倉庫のようなのだが・・・


ソファーで寝息を立てている男・・・理科担当の矢沢 隆弘は、そこで寝泊りしている。


     ガラッ—




準備室の扉が開いた。

そこには栗色のセミロングの髪と丸眼鏡をかけた女子生徒が立っていた

 コツコツッ



「せーんせッ・・・起きて下さい!」
柔らかく、どこか鋭い声。
彼女は矢前にちかづいて、彼の体をゆすった。



 「んぁ・・・放課後か?」
少し、低い声と眠たそうな一重をした矢前は体を起こしながら女子生徒に尋ねた。

 「はい、部活の時間です」
にっこりと笑って、応答すると積み重なった学級机に腰をおろす。

矢前は頭をかきながら「お前そりゃ・・・まだ研究会止まりだろ・・・雨宮。」と呟いた。


 女子生徒の名前は 雨宮 鎌(アマミヤ レン) 。
彼女の立ち上げた『不科学』という部活動の部長である。

だが、彼女はクラスで浮いており、未だ部員がいないという状況でもある。


 「まったく・・・こっちはせっかく寝てたいのに」
そう矢沢は呟くと、ガスバーナーに火をつけて、ビーカーで湯を沸かし始めた。

雨宮はにこりと笑った。

「先生、今日はとても面白くなりそうだわ」
「何?何?なんなわけ?地球が明日ふっとぶの?火星人との交流が可能になるの?」

矢沢はやけくその質問を言ったが雨宮は思いっきり無視してこう呟く

「転校生が来たわ、それも・・・とびっきりの」

矢沢は、雨宮に目をむける。

頭をかきながら、戸棚に手をかけた

「そりゃまた・・・こんな時期に、珍しいネ・・・」


今は1月が終わろうとしている時期・・・。

雨宮はただいま中2だし・・・4月に来るとしても、なかなか珍しい。




だけど・・・それのどこが面白いんだか・・・



「・・・また中2病?中3にもうすぐなるってのに引き釣り倒すわけ?」



「先生、知ってる?中2病って高校2年生になっても再発するの、しかも2ち●んねるにでも行きなさいな、そしたら天然記念物ザックザクだから」



「あーはいはい・・・用はまたよからぬことをまた考えてるのね君は」
矢沢は、ココアの粉をビーカーに入れていく。



「先生、ビーカでココア作らないで気持ちわるい」


「大丈夫 洗ったから水で」


「森へ帰れ」


「大丈夫だって」


「森へ帰れ」


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。