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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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　入力例）鳴(な)かぬなら　鳴(な)くまでまとう　不如帰(ホトトギス)

もう一人の
日時： 2011/01/31 16:41
名前： 騎演 ◆Y5ogA9dfVQ （ID: ieojggCq）

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Re: もう一人の ( No.1 )
日時： 2011/01/31 17:55
名前： 騎演 ◆Y5ogA9dfVQ （ID: ieojggCq）

＠プロローグ＠
＃（’＄

　だめだよ、と。
　ふいに耳をかする声。
　誰、と振り向けば誰もいないお約束。
　だから、私は振り向かず。
　それでもそわそわするもので。

　階段を上る。一段、二段———。
　カタン。１２段だ、多分。これで、大丈夫だよ。
　１２段だから、さ。十三段だったら大変なことになるから。
　そう、小学校によくある七不思議ってやつで、この階段が十三段になる時、とある生徒の分身が現れて———。
　その先を知れば、十三段にならずともたいへんなことになるそうだ。　私は図書室へと向かった。　
　外には蒼穹が広がっている。
　そう、怪談日和なんかじゃないのださ、今日は。

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