ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 殺人桜花
- 日時: 2011/01/31 20:38
- 名前: ラグ ◆Avm1fqtITk (ID: zeBAwFgA)
初めまして、ラグと言います!
初心者の小説ですが、見てくれると嬉しいです(*^_^*)
最後まで描き切れるようにします(゜-゜)
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- Re: 殺人桜花 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/31 21:48
- 名前: ラグ ◆Avm1fqtITk (ID: DKoXxdqY)
第0話. 螺旋大学リレイブ科学研究部部員殺人事件
2009年6月24日 午前9時45分
私立螺旋大学4階奥の化学研究室にて殺人事件が発生した。
被害者はその化学研究室で部活を行っていたリレイブ科学研究部員数名。
被害者たちは研究室の中で〝何かで全身を引きちぎられた〟状態で発見され、救急隊員が駆けつけるもすでに遅く全員絶命していた。
…いや、全員ではなかった。一人だけまだ微かに生きていた。
隊員達は必死に救命治療をとるも、その部員の命は儚く散った。
絶命間際に隊員はその部員に何が起きたのか聞いた。
部員の青年はもうわずかにしか動かない唇でなにか言った。
隊員はその口元に耳を傾けた。もしかするとこの青年の最期の言葉かもしれない。もしかするとここで一体何が起きたのか話しているかもしれない……なんとしてでも聞かなければ…!
青年は「……い」と血まみれの口を少し動かして言った。隊員は「何?」と聞き返した。
「ご、め…ん………なさ………い」
青年は眼尻に涙を浮かべながらそっと言った。…隊員は不思議に思った。
…ごめんなさい?何に対しての?誰に対してのごめんなさいなのか。隊員には分からなかった。
不思議がる隊員をぼやけた目で見ながら、青年は続けた。
「ごめん、なさい…ごめん、なさ……ごめ…ん………おう…」
「!」
「ごめん…ごめんな……おう…か……」
「おうか?」
おうかとは一体誰だ?そして何故この子はその子に謝っているんだ?
「おうかって誰なんだ…?」
「おうか…ごめん…ごめんなさい………ご…」
「——!!おい!…しっかりしろ!!おいっ!!」
青年の目が薄くなっていく。隊員は必死に呼びかけるが、彼は応答しない。青年の顔はどんどん青白くなっていく。
「ご……め……ん……な…さ…おう…か」
「……!」
青年の口が、止まった。…そう、彼は死んだのだ。
おうかという人物に死ぬまでこの青年は謝り続けていたという。
何の意味があって謝っていたのか、何故謝っていたのか。
当の本人が死んだ今、分かるものは誰もいない……そう思っていた。
- Re: 殺人桜花 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/31 22:01
- 名前: 月_月 (ID: hap96gvm)
ラグさん、月_月と言います。 とても面白いです!まだ最初なのに…… こういうの、すごい好きで、お気に入り追加! 僕も初投稿の小説書いてるので、ぜひよんでください。KSですけど…… なにはともあれ、これからも頑張ってください!続き、楽しみにしてます。
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