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フルート
日時: 2011/02/05 22:16
名前: 夏希 (ID: bF4j0KZ2)

はい、というわけでこんにちは♪
夏希ですっ!(元)怪物くんです、題名&名前変えました〜☆
改訂版なんで前より読みやすいとおもいます。
ぜひぜひみてください、そしてコメント待ってま〜す♪

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Re: フルート ( No.1 )
日時: 2011/02/05 22:18
名前: 夏希 (ID: bF4j0KZ2)

第1章 魔の森の金の石



魔の森の主は人間を憎む。
許しなく森に足を踏み入れた者は、
魔法にとらわれて気が狂い、獣に八つ裂きにされ、
闇の怪物に骨の髄までしゃぶり尽くされる。

けれども、森の怪物たちに討ち勝って、泉のほとりから魔法の金の石を得たものは、
金の石の勇者と呼ばれるだろう。
金の石は癒し(いやし)の石。
どんな怪我でも病気でも、たちどころに治す魔法の力を持つ。



——魔の森に関する言い伝え




第1話 フルート

 昔々、私たちが住むのとは別の世界にある、ロムドという国の田舎町に、心の優しい少年が住んでいました。
 少年の名前はフルート。
 この物語は、そこから始まります……



Re: フルート ( No.2 )
日時: 2011/02/06 17:57
名前: 夏希 (ID: bF4j0KZ2)

はぁ〜

Re: フルート ( No.3 )
日時: 2011/02/06 18:48
名前: 夏希 (ID: bF4j0KZ2)

「よう、お嬢ちゃん。家にお帰りかい?」

 フルートが学校を出ると、あざ笑うような声が話しかけてきました。ちょっとしゃがれた少年の声です。フルートは迷惑そうに眉をひそめると、いやいやそちらを振り返りました。

道路に面した小さな空き地に、フルートより体の大きな少年たちが五、六人たむろしています。ガキ大将のジャックとその子分たちです。

 ジャックがフルートを見て、しゃがれ声で笑いました。
「相変わらず女みたいな生っちろい顔してやがんな。男のしるしはちゃんと股についてんのかよ。スカートはいて学校に来たほうがいいんじゃねえのか?」

 少年たちがどっと笑いました。口々に「お嬢ちゃん」「女、女」とはやし立てます。フルートは、ますます迷惑そうな顔になりました。

 けれども、少年たちが言っていることは、あながち間違いでもありませんでした。フルートは確かに綺麗な子どもだったのです。

少し癖のある金髪に色白の肌、まつげの長い大きな瞳。顔立ちはとても優しげで、本当に少女のように見えます。

性格も見た目に劣らず穏やかだったので、腕白な少年たちからは「女の腐ったようなヤツ」と言われて、しょっちゅうからかわれていたのでした。

Re: フルート ( No.4 )
日時: 2011/02/07 17:53
名前: 夏希 (ID: bF4j0KZ2)

よっ!!


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