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- Selection Game
- 日時: 2011/02/08 19:52
- 名前: 修羅の灯り (ID: BZFXj35Y)
名もなき神は、選ばれし26名の人間に力と試練を与えた。
そして、想像を絶するゲームは始まるのだった。
これは運命なのか? 神の悪戯なのか?
それとも
ただの偶然だろうか?
◎挨拶◎
名前は“修羅の灯火(しゅらのともしび)”と申します。読みにくいですね………自覚してます。
初心者ですが、精一杯頑張って書きたいと思います。
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- Re: Selection Game ( No.1 )
- 日時: 2011/02/08 21:10
- 名前: 修羅の灯り (ID: BZFXj35Y)
ここはどこだろうか? 夢の中か?
真っ白な空間。
上も下も横も前も後ろも真っ白。そして俺は、そんな真っ白な空間に建つ、窓がない高層マンションの屋上に立っている。
風はない。どれ程の高さか確かめるために見下ろすが、高さなんて分からない。下も真っ白なんだから。
『Iノ称号ヲ持ツ者 栗城蓮。』
…………ん?
『貴様ノ力は IRON。』
頭の中で、誰かが喋っている。だが、声が曇っていて誰の声か分からない。
誰だ?お前は誰だ?
『Selection Game』
『君を含めた26人の諸君』
『健闘を祈る』
『勝てば』
『願いを叶えてやろう。』
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「ん………朝か…………」
カーテンの隙間から差し込む朝日の光で、1人の男性が目が覚めた。背伸びをすると、呆然とした表情で天井を見る。
「さっきの夢か………変な夢だな。」
現在、大学1年生の栗城蓮は首の骨を鳴らしながら立ち上がり、カーテンへと手を伸ばした。その時だった。
「え?」
蓮はカーテンへと伸ばした右手の甲を見て唖然とした。
右手の甲に、“I”と黒く描かれている。いや、それは描かれているというより、体の一部になっていた。
「なんだよ………これ………とれねぇ………」
蓮が摩擦で消そうとするが、“I”の文字は一向に消えない。
そして、この瞬間に蓮は嫌な予感がしていた。
「大丈夫だよな…………病気じゃないだろ。」
蓮は自身に言い聞かせると、カーテンを勢いよく開けた。そして、朝日の光を浴びながら最高な1日が
始まるはずだった________
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