ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 狂気の国のモノガタリ
- 日時: 2011/02/09 19:49
- 名前: 水玉 雫 (ID: g8t52Hd5)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=22567
クリックありがとうございます^^
初めまして。
コメディ・ライトの方で「不思議の国のモノガタリ」を書かせて頂いています。
(上記URLクリックで飛びます)
今回はシリアス・ダークで『狂気の国のモノガタリ』を書かせて頂きます。
※以下注意事項※
1.悪口や中傷は止めてください。
2.シリアス・ダークでは初めての小説なので駄作です。
許して下さいorz
3.グロ・流血表現多数あります。
以上の事がOKな方はどうぞ^^!!
-------キリトリ-----------------------------------
登場人物
■轟 亜璃栖(トドロキ アリス)♀
大雑把な性格
ひょんな事から狂気の国へと行ってしまう
茶色の髪
轟財閥の一人っ子
■リクヤ (リクヤ)♂
狂気の国の臓器屋さん
俺様系
銃をいつも所持している
■チャイリ (チャイリ)♂
狂気の国の猫男
猫耳と尻尾が生えている
人間を噛み殺す
■葉月 (ハヅキ) ♀
狂気の国の兄弟
皐月と兄弟
強気な性格
片手には剣を握っている
■皐月 (サツキ)♂
狂気の国の兄弟
葉月と兄弟
弱気な性格
片手には剣を持っている
■アイマ (アイマ) 性別不明
狂気の国のウサギ
亜璃栖の前に現れる
頭にはうさぎの耳がついている
男なのか女なのか分からない
狂喜の国へ連れて来る事が仕事
■シャルラン (シャルラン) ♀
狂気の国の女王
自分が欲しいと思ったものは絶対手に入れる
好きなもの・人はぬいぐるみの用に殺して扱う
自分に逆らう人には処刑を下す
-------キリトリ-----------------------------------
Page:1
- Re: 狂気の国のモノガタリ ( No.1 )
- 日時: 2011/02/09 19:54
- 名前: 水玉 雫 (ID: g8t52Hd5)
0ページ目[prologue]
"狂気の国って知ってる?"
ナニソレ?
人間がそこに連れて行かれるんだよ
連れていかれてどうなるの?
もうモドッテコナイヨ___________
狂気の国のモノガタリ
- Re: 狂気の国のモノガタリ ( No.2 )
- 日時: 2011/02/09 20:14
- 名前: 水玉 雫 (ID: g8t52Hd5)
1ページ目[都市伝説]
『亜璃栖〜!』
お姉さまが大きな木の下で私に手を振った。
「何?お姉さま」
私達は木の下に座った。
『今日は都市伝説の事について話してあげるわ』
私はお姉さまからモノガタリをよく聞く。
「都市伝説?」
私は頭を傾ける。
お姉さまが都市伝説を話すってとても珍しい。
いつもはファンタジーなモノガタリなのに———・・・。
どうしたんだろうか。
『うん、今話題の都市伝説』
何故かウキウキしながら話しだすお姉さま。
私はどちらかというとそう言う話は信じない。
だから幽霊だとか信じない。
「別に話ても良いけど、信じないよ?」
そう言うとお姉さまは笑った。
心地よいそよ風が私達の髪の毛をなびかせる。
『最近人間達がよく行方不明になるんだって』
突然、真顔になって話しだしたお姉さま。
『人間達は"狂気の国"へ連れていかれてるの』
「狂喜の国?」
狂喜って・・・。
異常なまでに喜ぶ・・・だっけ?
『狂気ってこっちの狂気だよ』
そう言って地面に木の棒で漢字を書き出すお姉さま。
そこには"狂気の国"と書かれた。
「狂気?」
『そう。狂気』
そう言ってまた笑った。
「狂気って気が狂ってる・・・だっけ?」
私が聞くと頭を縦に振りながら頷いた。
『狂気の国の住人は皆狂ってるの』
「狂ってる・・・」
『皆"人間を殺すこと"が大好き何だって』
「殺すことが好き?」
お姉さまの言葉に唖然とした。
だって殺すことが好きな奴とか・・・。
本当に"狂ってる"
『だから"狂気の国"に連れていかれたら———』
そこでお姉さまの言葉が途切れた。
私は続きが怖くて生唾を飲み込んだ。
『夜中眠れなくなっちゃうから、もうお〜わり』
明るく言って立ったお姉さま。
「もうっ」
お姉さまは一人、家に帰って行った。
私はそこでずっと考えていた。
「狂気の国・・・かぁ」
"狂気の国"
知らない方が良かった
でももう遅い
知ってしまったのだから_______
- Re: 狂気の国のモノガタリ ( No.3 )
- 日時: 2011/02/12 19:45
- 名前: 水玉 雫 (ID: g8t52Hd5)
2ページ目[穴]
私も家に戻ろうと思い、立ちあがった。
すると———・・・。
「・・うさぎ?」
うさぎが木と木の間から顔をのぞかせていた。
「可愛いっ!!」
私がウサギの方によると、ウサギは走って逃げて行った。
「ねえ待ってー」
私はウサギを必死に追いかける。
だけど全然追い付かない。
私の走るスピードが落ちると、あっちも落す。
・・・まるで付いてこさせてるかのように。
するとウサギはピタッとある位置で止まった。
そこは
「穴?」
大きな穴が一つあった。
ここは私の家の敷地内なのに、こんな穴があることすら知らなかった。
「どうしてこんなに大きな穴知らなかったんだろう」
私が不思議に思ってると。
ずっと背を向けてたウサギが正面を向いた。
するとニヤッと笑った。
不思議な笑い方。
ウサギってこんな笑い方するんだっけ?
背筋に汗が流れた。
少し怖くなって後ずさりをする。
『イッテラッシャイ』
「ぇっ!?」
すると一気に視線が一回転した。
穴に・・・落ちていた。
ウサギの顔が小さくなっていく。
いつまでも不気味な笑い方をしているウサギ。
いつまでたっても下に付かない。
体が浮いたまま。
怖い
私落ちたらどうなるの?
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