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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 魔術師と記憶が無い少女
- 日時: 2011/02/13 20:31
- 名前: \(★ロ\)(/ロ★)/ (ID: VBgkspJi)
プロローグ
ああ、またこの夢か。
見回してもあたりは闇。地面は、赤黒い水で埋め尽くされていた。恐怖など感じない不安も感じない。ただこの夢は、ただ歩いて行くだけのゆめなのだからただ歩き夢がさめるまでずっと。前も見えない。後ろも見えない。ただ真っ暗。だが今日は違った。光があった。この世界には、眩しすぎるほどの神々しい光が。
「迎えに来たよ。」
声が聞こえた。知ってる声だった。声の主は、光に包まれた右手をのばしオレの右手を掴んだ。やめろ。いやだ。オレは、闇が好きなんだ。
「何だ?お前は」
「僕は、キミでキミじゃない。」
なんだこいつは、何なんだ?どうしてオレを連れて行こうとする?
すると闇が光の手を掴んだ。別に俺が命令したわけでもない『自然』と光を拒んだのだ。
「ふっ・・・今日は、ここで帰らせてもらうね。じゃァまた来るよ。赤耶」
「まて・・・お前は何なんだよ・・・まて・・・」
温かい闇が包み視界を奪い。まぶたが自然とおちていった。すると光は消え夢が終わった。オレは、現実に戻った。くだらない世界に戻った。
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