ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 私の心の声を、叫びを
- 日時: 2011/11/04 22:09
- 名前: 緑紫 (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=16187
↑のURLはたてなおす前のものです。良ければ暇つぶしにでも読んでやって下さい(>_<)
ж挨拶ж
初めましてorどうもっ。
ポアロンから改名し、早——えーと、何ヶ月経つんだっけ、覚えてないです←苦笑 まぁ緑紫です。知らない人は以後お見知りおきを。
えっと、コチラはですね、私が昔、ポアロンのPNでつくっていた小説をリニューアルしたものです。なので登場人物は違わないですが、前スレッドと現スレッドでは多分話の内容が変わるかなー、と。
なので別に前スレッドは読まなくても大丈夫です。
ж注意(?)事項ж
今から言うこと守れない方はブラウザバック推薦します。
ж荒らし、中傷、暴言、コピペ等をするのは駄目です
ж駄作ォリティです、神文を求める方はブラウザバック
ж挫折、いきなりロック有り、無理な方は逝っちゃえ♪←ちょ
ж更新不定期許せない! て方は戻ってー
жコメ・アド欲しいなぁー(はぁと←
こーんな感じですかね。
宜しくお願いします。
あ、あと流血表現・グロ表現少なからず含みますので苦手な方はご注意を。
ж御客様ж
・。・。雪上真白 様・。・。
・。・。白狐 様・。・。
・。・。山田 太郎 様・。・。
・。・。WWW 様・。・。
・。・。rara 様・。・。
ж目次ж
・。・。キャラ紹介・。・。
>>1
・。・。プロローグ・。・。
>>17 >>22
жお知らせ等ж
・2011年2月14日(月)
〜スレたてました〜
・2011年3月5日(土)
〜やっとプロローグ更新です〜
・2011年3月17日(木)
〜参照が100突破!! 嬉しいです〜
えっと、参照が100を突破しましたので、近いうちに記念作品(?)として番外編を作ろうかと思います。
楽しみにしててね!!(←しなくていいよw
ж番外編 目次ж
・。・。番外 一・。・。
>>
- Re: 私の心の声を、叫びを。 ( No.20 )
- 日時: 2011/03/17 21:07
- 名前: 出がけのコーヒー (ID: BZFXj35Y)
読みました〜ぁ。
登場人物が個性的で面白いっす!!
更新頑張ってください♪
- Re: 私の心の声を、叫びを。 ( No.21 )
- 日時: 2011/03/19 19:01
- 名前: 緑紫 (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: きっと皆久し振りすぎて存在を忘れてるんだろーなー
-出がけのコーヒー様-
個性的…よく言われます、嬉しくなるお言葉有り難う御座います。 感謝、感謝です。
更新…遅めですが、頑張ります!!
- Re: 私の心の声を、叫びを。★参照100突破です★ ( No.22 )
- 日時: 2011/03/26 15:47
- 名前: 緑紫 (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 春休みだね、嬉しくなんてないけど。
+
にこにこと笑いながら、買い物帰りの女性が小さなあまり目立たないカフェから出てくる。
「今日も人気者かしら? あの子」
歳を感じさせない真っ白な、透き通っている気さえする肌と、一見大人と分かり難い身長、茶髪で膝まで無造作に伸ばされた髪の毛。 そして痩せ細った身体。
彼女は実年齢38歳には見えない程幼い足取りで歩く。
何故か突然立ち止まって空を見上げたりする少々不思議な人物であった。
「……あっ、カレーのルー買ってくるの忘れちゃった」
と声をあげ、近くに見えるスーパーへと足を運んだ。
+
彼は何を考えているのかとんと見当がつかない。
昴が雄太に抱いている印象はそれだった。
何故か小学校3年の秋から、突然自分のことを追いかけまわしてきたり、やたらと一緒にいることが多かったり。
でもそれは、ただの友達行為のようなものとして受け取っていた。 ある日までは。
それは小学5年の夏休み直前。 昴は雄太と一緒に帰っていたのだが、会話が続かなくなってしまったため、彼女はどっかそこらへんを歩いていた同級生の男子に声を掛けたのだ。
それが原因だったのだろうか、突然雄太の顔がまるで鬼の形相で。 昴の胸倉を掴み、そのまま地面に押し倒し、のど元にカッターを突き付けた。
「ねぇ昴。 どうしてぼくと喋らないの。 そんなにぼくが嫌い? ぼくはきみのことこんなに好きなのに。 好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで、たまらないのに………ッ」
初めて知ったときは、その体勢のままでびっくりしてしまった。顔が赤くなっていくのが自分でも解った。
「どうしてわたしのことなんかが好きなの? わたしは他の人と比べたら劣ってるし、アレルギーだし、可愛くなんてないし」
空耳か何かだろう、そんなことを思いながらも訊き返す。
だってこんなに容姿端麗な人が、不細工な自分になんて目を向けることすら可笑しいのに。
「解らない。 でも気付いたら好きになってた。 昴が離れていく事実が考えられない。 愛おしくてたまらない。 全てぼくのものにしたい。永遠に」
少しずつ気味が悪くなっていく彼の発言。
「好き好き好き好き愛してる愛してる愛してる」
そんな言葉を耳元で囁かれても昴には理解出来なかった。
人様に、否それどころか、世界にさえ存在を認められていないような自分が。こんな形で愛されてしまっても良いのだろうか。
「昴…? ねぇ訊いてる?」「え、あぁうん」
「きっとね、昴はぼくのこと好きすぎて意識が遠のいちゃったんだ、ねぇそうでしょう?」
違うとは言いきれず、否定も出来ず、ただ硬直する。
そうしている間に、昴の右腕を何か不思議な感覚が襲った。
「………………ぅ…?」
夕焼け間近の赤い空だが、それに負けない程の赤い体液が肘から手首までをつたって流れてくる。
それは昴の嫌いなもの。
血。
「っ……、い、…いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
発狂したみたいに叫ぶ。 もう誰もいなくなった遊歩道で、静かに鳴く蝉さえも黙らせてしまうくらいの大声で。
- Re: 私の心の声を、叫びを。★参照100突破です★ ( No.23 )
- 日時: 2011/04/04 13:23
- 名前: 緑紫 (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: コ メ を く れ ! ←
急いで立ち上がって逃げ出す。
——駄目だ。
——殺される。
とりあえず誰か人のいるところに逃げ込んでしまえば、きっと雄太は負い掛けてはこれないだろう。
しかし。
彼女の考えは甘かった。
同級生、ましてや同じ学校の人達はもうとっくのとうに家へ帰っており、こんな時間に大人なんてのはあまり出歩いてはいない。
だから——。
だからいつもは賑わっている通りも、人はおらず、殺風景だった。
「ねぇ…。 どうして逃げるの。 どうして。 そんなにぼくが嫌い…?」
——“嫌い”じゃない。
——“恐い”。
——殺されるなんて嫌だ。
——でも、じゃあ何て言えばいいの?
「昴。返事、してよ。 声聞かせてよ。 ぼくだけの昴っ…!!」「わたしは富渡さんのものなんかじゃない…っ」
心底そんなことを言える自分に感心した。
ナイフんなんか持ってる人相手に、普通そんなこと言えるわけない。
「へ」
一言。 「は」行の最後の文字が、雄太の口から洩れた。
頭を抱えて、よろよろとした足取りでふらつく。
「あ、ああ…」
最早絶望の声、といっても過言ではないだろう。 虚ろな、否、何もかもを拒絶するような瞳で、雄太は昴を見た。
涙を流して、ナイフを持つ手がカタカタ震えているのが解った。
何故泣くのだろうか。 そこまで精神的なダメージだったのか。 昴はただそんなことは気にせず、彼の目を真っすぐに見ていた。 いつ何をされても反応出来るように。
「ふ。 ……くく、あははははははは!!!」
しかし彼は、予想外の反応で。
突然気でも狂ったかのように、笑い始める。 大声で。
瞳孔は恐いくらいにかっと開かれていて、まるで、色んな意味で鬼だった。
——あんなこと言わなかったほうが良かったのかな。
——でも…わたしは本心を言っただけ。
——それの何が悪いの?
彼女の心の中は、罪悪感なんかこれっぽっちもなかった。
あるのは疑問だけで。
「認めない。認めない認めない認めない認めない。 おまえが、昴がぼくのものじゃないなんて絶対に認めない…!!」
「そんくらいにしとけよお前」
背後から、昴の聞き覚えのある声。
振り返ると、
「新那っ」
昴が毎日のようにお世話になっている、同級生の飛田新那その人が立っていた。
「ってかお前、どうせ夏休み終わって冬入って、冬休みまで突入すればもうお別れっしょ? だったら昴と一緒ってわけにはいかねぇだろが」
汚れた昴の制服をパンパンと叩きながら、新那は怒りを帯びた声で雄太に告げる。
「つーワケで。
昴はオレが持って帰るから」
そう言って。
新那は昴の手を引き、沈黙する雄太を置いて去って行った。
- Re: 私の心の声を、叫びを。★参照100突破です★ ( No.24 )
- 日時: 2011/04/04 13:28
- 名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)
おいてっちゃった。