ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 桜は遙かに飛翔する
- 日時: 2011/02/15 17:47
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: F5XSuO4B)
始めましての方もそうじゃない方もこんにちは!!
野宮詩織です。
☆お知らせ☆
内容がこちらよりもコメディ・ライトの方がふさわしいと思いましたので、コメディ・ライトの方へ移動させていただきます。
今回書くお話はバトル中心のファンタジー(?)です。
そこまでシリアスではありません。
この作品は同時進行で書いているコメディ・ライトの方の「おいでませ、助太刀部!!」と話がリンクしています。
こちらの方が昔の話ですが。
※注意(←というか説明?)※
1.荒らしに来た方、誹謗中傷をしに来た方、喧嘩をしに来た人、野宮詩織ムリな方、ファンタジームリ、バトルムリな方は即Uターンして下さい。
2.ここにあるのは神的文章ではなく紙的文章です。 内容もペラペラで薄いですよ〜。
3.コメ下さると嬉しいです!! 小説を書いている方ならタイトルも教えてください!!(←勉強になるので)
4.作者がたまに暴走するかもしれません。←
5.スレを掛け持ちしているので、更新が遅いかもです。
★お客様★
☆登場キャラ☆
跋扈殲滅部隊 >>2
九条学園関係者 >>3
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- 桜は遙かに飛翔する ( No.1 )
- 日時: 2011/02/15 16:40
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: F5XSuO4B)
プロローグ -The farst story-
美少年だというのに自覚していない自称普通の少年は思った。
———————何故、自分にこの能力を与えたのだ、と。
気が短く機嫌が悪そうな表情の少女は思った。
———————何故、自分は彼に出会ってしまったんだ、と。
人を見下したような態度の少年は思った。
———————何故、自分は自分であるのか、と。
そんな3人は出会い、様々な人に出会い、運命を覆していく——————————————。
その果てに答えがあると信じて。
- 桜は遙かに飛翔する ( No.2 )
- 日時: 2011/02/15 16:53
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: F5XSuO4B)
☆登場人物☆
跋扈殲滅部隊メンバー
岡崎翔(おかざき かける)
本作でも主人公。
人間。 男。
九条学園高等部1-A在籍。
周りにはひた隠しにしているがかなり精度の予知能力を持つ。
身体能力の高さは能力覚醒の副産物。
器が広く、良い人代表と言っても過言ではないレベルにまで性格は良い。
容姿も性格も完璧なため、非常にモテる(←自覚0)
四月朔日玄(わたぬき はるか)
人間。 男。
九条学園高等部1-A在籍。
部隊長であり、組織全体でもかなり上の位の幹部。
能力は永遠に死なない、老いない。 つまり、不老不死。
身体能力は中の上くらい。
人を見下したような態度をとっている。
緋泉
死神。 男。
年齢不詳(おそらく3桁以上)
能力は闇と光を操るというもの。
袴のような服を着ていて、袴に合わせたような上着を軽く羽織っている。
身体能力はずば抜けて高い。
何故か鎌ではなく、日本刀を愛用している。
桜歩(さくら あゆむ)
人間。 女。
九条学園高等部1-A在籍。
能力は状態変化(気体を液体にするとか)をさせるというもの。
身体能力はかなり高い。
刀(日本刀)と銃を同時に扱うという戦闘スタイル。
気が短いが、根は気がきき、優しい人。
サリト・スィースロウト
さとり(妖怪) 女。
年齢は約400歳。
能力は人の心を読むこと。
それとは別に魔導書を扱うことも出来る。
第3の目は本体であるサリトの体から離れることが可能だが、いつも傍にいる。
第3の目のことをリサと呼んでいる。
図書室によく引きこもっている。
基本的に穏やかで優しい性格。
- 桜は遙かに飛翔する ( No.3 )
- 日時: 2011/02/15 16:52
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: F5XSuO4B)
☆登場人物☆
九条学園関係者
風葉相斗(かぜは あと)
人間。男。
翔の幼馴染。
九条学園高等部1-B在籍。
翔の能力には薄々勘付いているが、特に聞かされていない。
九条有珠(くじょう ありす)
人間と雪女のハーフ。 男。
九条学園の理事長。
翔達が所属している組織にも協力している。
目黒朱里(めぐろ あかり)
人間。 男。
九条学園男子寮の寮長。
寮生のお母さん的存在。
- 桜は遙かに飛翔する ( No.4 )
- 日時: 2011/02/15 17:44
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: F5XSuO4B)
第1章 「能力覚醒」
———————ここはどこだ?
周りを見渡すと、見慣れた黒板やクラスメイト達がいる。
何でもない日常の風景だ。
その筈なのにリアリティが無い。 違和感が強すぎる。
俺は3分くらい考え込み、違和感の理由がようやく分かった。
————教卓のあたりに先生がいない。
生徒の雰囲気からして自習中なのだろう。
黒板に目をやると「1-A、1-Bクラスは本日3時限目まで自習」と無駄に達筆な字で書いてあった。
おそらく、担任が書いたものだろう。
違和感の理由には気付いたが、リアリティは相変わらず欠乏している。
夢だとかそういうことか?
「——————る、翔!!」
幼馴染の相斗の声が聞こえる。
相斗は違うクラスのはずなのに、何故ここにいるのだろうか。
「起きて!! 翔!! もう朝だよ!!」
相斗が学校で会った幼馴染にかけるには不自然なことをいってくる。
一体、どういうことだ?
——————————————そして、突然視界が暗転した。
「早く起きないと置いてくよ」
目を開けるとそこには相斗がいた。
さっきのは夢だったのだろうか?
「あっ、起きた? うなされてたみたいだけど大丈夫かい?」
やはり、さっきのリアリティのない世界は夢だったらしい。
「今、何時だ?」
俺の問いかけに対して相斗は笑顔で答えてくれた。
「8時10分」
殴ってやろうかと思った。
* * * * * * * *
「翔がもう少し早く起きてくれたら走らなくて済んだのに…」
「もっと早く起こしてくれなきゃムリだ」
俺と相斗は肩で息をしながら校門をくぐる。
ギリギリで遅刻にならなかったことがせめてもの救いだ。
「1時間目、自習にならないかな〜」
「そう上手いこと物事は運ばねぇーよ」
「それもそうだね」
運んだら俺は寝坊をしていないはずだからな。
* * * * * * * *
「今日の3時限目まで自習だ。 だからと言って騒ぐなよ」
教室内が歓喜の声で満たされる。
担任の言葉は既に無視されている。
入学してあんまり時間も経っていなく、特に課題が出ていないタイミングに自習なんていうことをしたら、こうなることは目に見えていただろうに。
仕方ない、参考書でも解こう。
周りを見てみると、ちらほら勉強している人もいるが、ほとんどが仲のいい友達やらと喋っている。
だから、教室内はかなり騒がしい。
そんな時、俺の脳内にふと疑問がよぎった。
——————————————これは夢の通りではないか、と。
そんなはずはないだろう。
たしかに内容は酷似しているが、きっと偶然だ。
学生たるもの、授業をサボりたいと思うのは自然だ。
それが夢の中で実現しただけだろう。
————俺はその時、まだ気づいていなかった。
それが自分の能力覚醒を告げるものだということに—————。
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