ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 空想の教室
- 日時: 2011/07/19 16:34
- 名前: 蒼依 (ID: n1enhNEv)
◇あいさつ◇
はじめまして&おはこんばんにちは!!
「嘘からはじまる恋」という題でコメディの方でもお世話になっております、蒼依と申します(*´ω`*)
誤字脱字多いと思いますし、文章も滅茶苦茶で「何書いてんだコイツ」と思われるかもしれませんが
コメント・アドバイス、よろしくお願い致します!!
今回は主人公が書いた日記?物語?を、皆さんと盗み見しているイメージで書いています。
主人公が好き勝手書いている自己満足の話ですが、お付き合い下さいませ。
2.19 蒼依-aoi-
◆目次◆
はじまり、はじまり。 >>1
メモ書き。 >>2
*〜*本多千晶のはなし。*〜*
>>3 >>4 >>5
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
Page:1 2
- Re: 空想の教室 ( No.2 )
- 日時: 2011/07/19 15:49
- 名前: 蒼依 (ID: n1enhNEv)
○メモ書き。
別に読んでくれる人がいようがいまいが関係ない。
『空想の教室』を書き始める前にまずは私、立花 雪絵の話からしよう。
私は地元の公立高校に通う普通の女子高生。
クラスは1-A。委員会や部活には入っていない。
私には何か特技があったり、自慢出来るような事は何一つない。
むしろ普通過ぎる。だから色んな事に憧れたりすることもある。
例えば、友達に沢山囲まれる日々や休日を彼氏と過ごしたりする事に憧れを抱くし
他にも勉強が凄く出来るとか、スポーツが得意だとか。言いだせば沢山ある。
でも、今の私には絶対に出来ないと思う。
何故なら普通だから。何をしても人並みだから。
学校生活がつまらないのは自分が持つ『憧れ』が原因かもしれない。
いや、結局のところ全て『妬み』や『嫉妬』か。
綺麗事は必要ないな。もうやめよう。
次に『空想の教室』について。
これは私には持っていない、つまり先ほど挙げた「憧れ」に当たるものを持っている人についてのお話。
でも私の解釈だから実際とは違う話も含まれるだろう。
それでも書かずにはいられない。
どうしても。自分でも可笑しいこと書いてるって自覚してる。
何が言いたいんだろう。自分でも分からなくなってきた。
でも1つだけ言えることがある。
私が望んでいるものは、『憧れ』だ。
…そろそろ書こう。
読んでくれる人がいようがいまいが私には関係ない。あくまで自己満足なんだから。
- Re: 空想の教室 ( No.3 )
- 日時: 2011/07/19 16:08
- 名前: 蒼依 (ID: n1enhNEv)
●本多千晶のはなし。
4月、入学式。
新しい高校のクラスの自己紹介で本田 千晶はこう言った。
「この世界に生きてる人達、みぃーんなお友達だと思ってまぁーす!! 仲良くして下さぁーい!!」
この紹介には教室にいた誰もが驚いた。今でも覚えている。
生きている人達みんな友達? とてもじゃないが同じ高校生とは思えない発言。
クラスの人間が「コイツとは関わりたくない」と、ドン引きしているのが分かった。
皆の気を引きたかったのかどうか知らないが、もしそうならばこれは完全に失敗だと思う。
でも悪い意味では成功かもしれない。「悪目立ち」という意味では成功だ。
私は本田の方を見た。
彼女は自己紹介を終えてホッとしたのか、イスを思いっ切り引いて席についた。
周りの人間の反応なんて気にしない性格なんだろう。笑顔のままだ。
この時私は、本田には絶対に友達なんて出来やしないと思った。
むしろいじめのターゲットになるんじゃないかとさえ考えていた。
でも本田のその思い切った行動が出来る勇気には羨ましいとも思った。
何故か分からないが、とにかく私には足りないものだってことは分かる。
だからと言って「どうしたら、そんな風に思い切った行動が出来るの?」なんて聞いたりしない。
むしろ、そんなものを持っている奴がどうなるのかその末路を見ていたい。
私はそれで満足できる。
さあ、本多千晶のおはなしのはじまり、はじまり。
- Re: 空想の教室 ( No.4 )
- 日時: 2011/07/19 16:26
- 名前: 蒼依 (ID: n1enhNEv)
4月。
本多の性格が分かってきた。
彼女は滅茶苦茶な自己中だった。
自分の話を聞いて聞いてと激しく主張し、聞いてもらえなかった時は一人拗ねる。
まるで幼稚園児のように。
授業では嫌いな科目、または嫌いな教師の授業は保健室へ行って受けなかった。
この2つだけでも十分自己中だということは分かる。
そもそもあの自己紹介で気づくべきなのだ。
5月。
信じられない事が起こった。私の予想が見事外れたのだ。
あの本多に仲の良い友達がクラスに2人出来たのだ。
どうやら2人は同じ部活で本多はその部活のマネージャー。仲良くなるきっかけは部活だったようだ。
毎日、朝の朝練習から放課後の練習まで一緒にいる3人は本当に仲が良い。
さらに友達は2人だけではなかった。
他クラスにも友達がいたのだ。本当に信じられない。
授業と授業の休み時間も昼休みも放課後も、本田は1人になることはなかった。
必ず側に誰かいた。
あの自己紹介でこれだけ友達がいるなんて。本田と同じような人間がいたという事なのか。
可笑しい。本田のことを受け入れていない人間はいないのか。
ホントにいないのかと思った。
でも身近すぎて分からなかっただけだった。
…あの自己紹介を聞いたクラスの人間。
私の予想通りクラスの大抵の女子・男子には嫌われていた。
本田が話しかけてきても適当に返事を返すだけだし、一緒に行動しようとさえしないのに。
今思えば、本当に訳が分からない。
あの2人はどうやって本田の対応をしているのか。
- Re: 空想の教室 ( No.5 )
- 日時: 2011/07/19 16:33
- 名前: 蒼依 (ID: n1enhNEv)
6月、文化祭前。
最近本田の友達とクラスの人間の様子が可笑しい。
クラスの人間はともかく、友達までもが本多のことを避けている。
皆一斉に避けだした感じだ。
あれだけ仲良くしていたがもう耐えられなくなったのだろうか。
たまに頭叩かれたり、暴言吐かれたりしてるから納得はいくが。
何が原因なのだろうか。
もう2カ月もこのクラスにいるのに分からない。
私があまりにもこのクラスに興味がなさすぎるせい?
*
何も分からないまま時間は過ぎた。
6月の終わり頃には文化祭という大きな学校行事が控えているのだが
あっという間に出し物を決める日がやって来た。だが、うちのクラスは何も決めていない。
その原因を文化委員の本多のせいだと言っている生徒がいた。
なぜなら、本来取り仕切るのは文化委員の本多なのに
その彼女はというと、教師の目を盗んでは他クラスに足を運んでいたからだ。
原因にされるのも無理ない。私も納得した。
こうしてクラスのイライラは少しずつ本多へと集まり、ある日爆発した。
そして彼女がいないのをいいことに一斉に悪口大会が始まったのだった。
- Re: 空想の教室 ( No.6 )
- 日時: 2011/07/19 16:38
- 名前: 蒼依 (ID: n1enhNEv)
7月。
本多に浴びせられる悪口はどんどんエスカレートしていった。
彼女本人には分からないように。
卑怯だとは思う。でも、何とも思わない。
同情すらない。むしろ清々しいくらいだ。
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