ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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まる、ばつ———さんかく。
日時: 2011/02/22 16:42
名前: 黒猫 ◆YtFiiqjbeo (ID: Gz/gGLCR)

初めまして——ですね、はい。
此処で小説書くのは全くの初心者ですから、ええ。
もし宜しければ観覧してほしいものですが、嫌というのならば無理強いはしませんみたいな…?
思いつくまま、書き綴っていこうかと。
基本的に短編ですね、はい。
ではでは。

【注意】
小学5年の文です、つまり駄文。
狂ってる系のお話しか書きません、本体が好きだから。
目が疲れると思います、見てくださる方は休憩も!←


【お話】
おとしもの。>>1
やんでれ女、籠ノ鳥>>2

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おとしもの。 ( No.1 )
日時: 2011/02/21 19:34
名前: 黒猫 ◆YtFiiqjbeo (ID: Gz/gGLCR)

「————ぁ、?」

気が付けば傘が消えていた。だから僕は駆けだした。何処に落としてきたのだろう。気づけば自分が消えていた。此処は何処だ、僕は誰だ。
気が付けば僕の代わりに君が居た。当たり前のような顔をしないでよ、ねえそこは僕の居場所だよ、とらないでよ僕の居場所を。ねえ、当たり前のような顔をして本当にいいと思ってる? いますぐその髪を引き抜いてあげようか? ねえ、本当に退いてくれないかな。僕の居場所を盗るなら君を殺しても良いんだよ、ねえ、ほら退いてくれない? 

「—————ここはわたしのいばしょだもん」

にこりと君は笑うけれど僕の心の中はまっ黒くろすけなの、ほら、起こる前に退いてよ、ねえ。ちょっと聞いてる? 退いて退いて退いて退いて退いて。ねえ、僕の場所を盗らないでよ、当たり前のような顔をしないで。その綺麗な顔をゆがめたい、こわしたい。

「違うよ、其処は僕の居場所だよ」

「落ちてたんだもん」

落し物じゃないもん、僕は少し傘を取りに出かけてただけなんだもん、ねえだから退いてよ。欲しいなら飴でも何でもあげるさ。ねえ、ほら、消えてください。ねえ。ねえ。恋人だから良いって問題じゃないんだよ、ねえ、ねえったらぁ!

「 其処まで言うなら消してあげるよ 」

「 ばいばい 」

ばきゅーん。僕の手にある銃が彼女の全てを奪っていく。僕はただ冷めた目でそれを見ていた。

「 折角居場所を護っててあげたのに 」

彼女のその言葉に一瞬だけ目を見開いたけど、関係ないと言い聞かせて僕は思うがままに引き金をもう一度だけ強く引いた。今度こそ彼女は倒れていく。すろーもーしょん? ちがう、綺麗にきれいに見えた。すろーもーしょんになんて見えなかった。だけど、僕はなぜか笑いが止まらなかった。



( 嗚呼、僕は何時の間にか様々な感情さえも落としていたらしい )

やんでれ女、籠ノ鳥 ( No.2 )
日時: 2011/02/21 19:52
名前: 黒猫 ◆YtFiiqjbeo (ID: Gz/gGLCR)

きらきらと揺らめく明かりも、ひらひらと舞い散る桜も、くるくると踊る人形も、全部全部いらないから、自由をください。

そういった時のあなたの顔は滑稽でした。まる。私たちは籠に囚われたまま、逃げられることができない籠の鳥。自由なぞ無く、ただ男と遊ぶだけ。皆に蔑まれようが、気にしなかった。だって自由何て無くても楽しいんだもの! 何て素晴らしいんでしょう!

だけど、私だって逃げたくなることはあるわ! だから言ったのよ、自由を寄越せと! そうしたらね、あなたは嗤ったわ! 「自由をやるから死ね」ってね! なんて滑稽なんでしょう、あなたの表情や声音、全部全部!! ゆるく弧を描くその口元も、鋭く細められたその瞳も!

狂ってる? 自覚してるわ。それでも止まらない狂気はドウシテ? 嗚呼、私があなたをとてもとてもとてもとても愛してるからでしょう! そうね、今流行りのやんでれ、かもしれないわ! でもね、私は真似事は嫌いなの! だからだから、私なりの愛し方を見せてあげる! そうね、あなたを私と同じ籠に閉じ込めて、枷を付けてあげるわ!!

そうすればあなたは逃げられない、私とずっと一緒よ? え、嫌? 何ってるの? 反論なんて受け付けない、反抗なんて押し込めて。——どう? あなたと私でずっと一緒なのよ? 嫌なわけないわよね? だってあなたも私を愛してるんだもの! だからあなたは私を籠に閉じ込めたんでしょう? 違うの? そう、違うって言うのね。だったら——


『 一 緒 に 逝 こ う よ ? 』


そうよ、私たちは永遠に一緒の籠ノ鳥。あら、もう朝日が昇る頃? 気づかなかったわ、だって光なんて遮断されているんだもの! どうしたの? さっきまでの余裕な笑みはどこに行ったの? ねえ、ほら——

また鋭い目をして笑みを浮かべなさいよ。

立入禁止!! ( No.3 )
日時: 2011/02/22 18:10
名前: 黒猫 ◆YtFiiqjbeo (ID: Gz/gGLCR)

入らないで、出て行って。立入禁止区域わたしのへやから。

そうよ、お母さんだって駄目、お父さんやお兄ちゃん? 駄目に決まってるでしょう! 歓迎するのは親友ちゃん。だって年頃の女の子だもの! そうね、入った人は死刑にしちゃおうかしら?? 血は甘ぁいジュース、肉片はそうね、まずいから捨てちゃいましょう。毛髪は飾りよ、か・ざ・り。瞳は綺麗だからお部屋に飾りましょう! そうね、唇は欲しいけど歯はいーらないっ。まあ、ネックレスでも良いかもね!

まあいいや、ほら、立入禁止区域わたしのへやに入ってみたらどう? あのね、親友と一緒に集めたんだよこの臓器! どう? 売ったら高値かなあ、今は早くブランドのバッグが欲しいの!! ぇ? 誰の臓器かって? 知らないわよ、立入禁止区域わたしのへやに入った人のもんでしょ。今はそんなの関係ないわ! 早く新品のバッグが欲しいんだもの! 高いのよ、あれ。だから臓器売買でも何でもしてやるのよってね!

え? 部屋に飾るな? うるさいわね、此処はわたしのへやだもの! 何をしようが平気よ、お母さんやお父さんやお兄ちゃんの目なんて行き届かない! どうしてかって? 殺したからよ。

「くだらないのね」

「あんたに言われたくないわ」

意地の張り合い、勝つのは私。だって相手は何処か遠くに行っちゃうんだもの。相手の親は気づかないわ、私の頬につくアカイロに。あらあら、甘ぁいジュース<まっかなち>がきれちゃった。また取らなくちゃね。

そう言って私はるんるんと出かける。
私の事を監視しつつもやめられない親友が苦笑を浮かべた。

「あんたの立入禁止区域は広いのね」



——だって、年頃の女の子なんだもん!!

Re: まる、ばつ———さんかく。 ( No.4 )
日時: 2011/02/22 18:47
名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)

おもしろいですね

この台詞のとき「折角場所を譲っててあげたのに」
            ↓
「せっかく場所を譲っててあげたのに」ではありませんか?


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