ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 「少女」
- 日時: 2011/02/21 20:16
- 名前: しずく (ID: Au2wVmYz)
どうも
しずく です。
これは私の前で起こった実際のお話です。
私が見た一人の少女の生れ死ぬまでの一瞬かもしれない時の事をこの小説投稿サイトを通じて皆様に伝えたいと思ったので、今、この話を書いています。
この話は所詮、画面を通して皆様に伝えているわけで・・
実際のところこの話が本当か嘘かなんて、見ている人には分からないでしょう。
しかし、それでも投稿者である私にとっては本当の事と受け止めて書いています。
この話を本当か嘘かは貴方が決める事です。
ですが、私にとっては本当の事なのでもし少女の事をおかしい、変だという気持ちが読んでる時に少しでもありましたら、すぐに読むのをやめてこの一つの小説の事を忘れてください。
読むにあたっていくつか注意事項を・・
この話を見て「続きが楽しみだ」「面白い」などの発言は控えてほしいのです。
これは少女にとって失礼だと私自身が思っているわけで——
この話に出てくる少女の気持ちはわかりません。
ですが、あまりにも無神経な発言はやめてください。
そして、この小説には一部ショッキングな表現含んでいます。
ですが、いじめなどではありません。
どうぞご理解ください・・。
流血、傷表現も含まれる時があるので苦手な方は今から引きかえてほしいです。
私から言う事はこれくらいですね——。
あ。
この話は不確かな部分がいくつもあります。
なので、その点は私の想像を書くこともあります。
今となっては確かめるのも無理な事ですので・・
ご了承いただけると嬉しいです。
では
一人の「少女」のお話を——
心の目でお読みください。
Page:1
- Re: 「少女」 ( No.1 )
- 日時: 2011/02/21 20:24
- 名前: しずく (ID: Au2wVmYz)
1
少女とは
私と同じ学校に通っていた一人の女の子です。
私は彼女をいい友達と思っていたし
彼女も、私を悪くいうような事はしませんでした。
彼女は皆に好かれていました。
もし、彼女がいじめに合っていた—— なんて事。言っても誰も信じないでしょう。
まぁ実際いじめは受けていなかった——
らしいので信じるも信じないもないのですが・・
少女は
とても明るく元気な子でした。
ですが、決して人より前に出るでもなく、後ろに行くでもなく・・
いつも周りを見て周りを理解していた
私から見ても素晴らしい人でした。
誰からも好かれて
自らも人を好いていた彼女が
何故あのような事になっていたのか——
時は大分すぎていますが
それは今となってもまだわかりません。
それ程想像がつかなかったのです。
彼女が
誰にも見せなかった
彼女自身の弱み 悩み
人間は誰しも弱いところ、悩みは必ずあります。
なので彼女も例外ではなかったはずなのに・・
誰も
彼女が精神的に追い詰められていたという事は
知る由もなかったのです。
- Re: 「少女」 ( No.2 )
- 日時: 2011/02/21 20:45
- 名前: しずく (ID: Au2wVmYz)
2
彼女は何にでも積極的に取り組みました。
どこで息抜きをしているのか——
そんなの誰にもわかりませんでした。
彼女の親でさえ、彼女の辛い顔を見た事がないと言うのです。
そんな事がありえるのでしょうか・・?
外でも中でも頑張って・・
そんな事をしていれば
たとえ誰であろうとくじけるでしょう。
しかし彼女は、彼女の一生を終える最後の瞬間だけしかくじけませんでした。
少しずつ出していればいいものを、一気に出した彼女は——
もう自分自身を制御する事さえできなくなったのでしょう。
それはそうと——
彼女は何故そこまでして頑張り続けたのでしょうか?
何故、頑張り続ける事が出来たのでしょうか?
やはり彼女も女の子です。
好きな人の一人や二人は出来るでしょう。
彼女のような素晴らしい人であれば
きっと皆が言う高根の花を好きになる——
彼女を知る者全員がそう思いました。
私もその一人です。
しかし、彼女には従兄弟がいました。
彼女はその従兄弟の末っ子を好きになりました。
その末っ子は
登校拒否を続けているらしく・・
もう友達からも、学校、親からも見放される存在でした——
ですが
彼女だけは彼を見放しませんでした。
彼女は彼の長所を知っていました。その反対に彼の短所も知っていました。
だからこそ、彼女は彼の長所をもっと周りに見せようとずっと彼に学校に行く事を呼び掛けていました。
しかし
彼は以前、担任だった教師から暴行を受けていたらしく——
それがトラウマとなり、人と関わる事さえ怖くなってしまったらしいのです。
確かに同じ人間として分からない事もありません——
しかし
どうして同じ人間なのに少女にだけ心を許したのでしょうか?
それは
とてもささいな少女の言葉からだったそうです。
- Re: 「少女」 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/21 21:11
- 名前: しずく (ID: Au2wVmYz)
3
登校拒否を続けていた少女の従兄弟は
ある日
どう思い立ったのか・・
家を飛び出しました。
泣きもせず、笑いもせず・・
何も思わずただ歩いて・・・・
気づけば彼はとある橋の真ん中に来ていました。
その下は流れが激しい川。
——
彼は震えながら橋から身を乗り出そうとすると——
少女が彼の名前を呼びました。
彼女は彼が気づかない間に橋の端に立っていました。
彼が身を乗り出す瞬間にたどり着いたのか——
それともタイミングを見計り彼の名前を呼んだのか——
それはわかりません。
しかし一つだけ分かる事があったそうです。
彼女は体中を赤くし、汗まみれでした。
マラソンでもしてきたかと思うほどだったそうです——
それ程必死に走ってきたのでしょう・・
彼は
震える声で少女の名前を呟きました。
彼女は一歩一歩ゆっくりと震える足を前に出して彼に近づいて行きました。
彼は
それ以上近づくな! 落ちるぞ!
と何度も叫んだらしいのですが・・
彼女は一度もひるまず、ただ真っすぐ彼の眼を見つめて歩いていました。それはどこか、彼に何かをうったえているかのようにも見えたそうです。
そして、後4〜5歩で彼に触れるというところで彼女はいきなり立ち止りました。
そして
彼の名前を再度呟き・・
「生きよう・・?」
と震える声で伝えたそうです。
彼は泣きながらこう返しました。
「俺を誰も必要としないから・・
だから・・ それなら俺だってこの世界の人を必要としない!
一人になれるところに行く!!」
彼女はその言葉を聞くといきなり走りました。
そして、彼の腕をつかんでコンクリートの地面に彼をひっぱりました。
その衝撃で彼女も彼も地面にしりもちをつきました。
「なら・・
あ・・ たしが・・ 必要とするから・・!
あたしは必要としてる!!
だからそんな悲しい事言わないで!」
彼女は泣きながら彼にこう伝えたそうです。
まだ中学生にも満たなかった彼女は自分の気持ちをどう言葉にしていいのか分からないようにつっかえながらこの言葉を叫びました。
その時の時刻は午後7時ごろ。
車は近くを走っていても人は少なかったそうです。
なので、誰も二人の方を向こうとはしませんでした。
そして彼はそう言われた後・・
ただ何も言わずに泣いていました。
彼女に抱きつく時もあれば、地面にうつむく時も・・
その時の事は彼自身よく覚えていないそうです。
確かに、そのような自分の生死をさまよった時の事など・・
はっきり覚えている方がおかしいですね。
しかし
彼の心にはちゃんと彼女の気持ちは届いていました。
自分は決して必要ない存在などではないという事・・
それは彼にとって大きな意味を持っていました。
彼はこの後。
一度も家を飛び出したりする事はありませんでした。
勿論
自分自身を危険な目にあわせるような事はしようとも思いませんでした。
- Re: 「少女」 ( No.4 )
- 日時: 2011/02/21 21:22
- 名前: しずく (ID: Au2wVmYz)
皆さんは
自分が果てしなく嫌になる事はありませんか——?
自分なんて居てもいなくても同じだ。
むしろ、居ない方がいい・・
そんな事を思った事はないでしょうか?
私は
必ず一度は思うであろう。
思わなければいけいない——
とも考えています。
何故かと言うと
人は絶対悩みます。悩まなければいけないのです。
人は感情というものを持っています。
その感情は決して
嬉しい 楽しい など良い物だけではありません。
辛い 悲しい 悔しい など・・
自分自身とって負担になる感情も必ず存在します。
たとえそれが、どんなに元は明るくても・・
なので
人はそういう気持ちにぶつかった時
どうするか——
どんなにささいな事でも、そのぶつかった時の気持ち 言動・・
それだけで人は成長します。
助けてもらってもいい
時々逃げてもいい——
大切なのは結果ではなく過程なのだと私は思っています。
自分がどんな存在なのか——
自分は何故今生きているのか——
自分は何故生きたいと思っているのか——
たとえ行動しなくても
それを考えるだけで人の心は成長します。
実際
誰かに助けてもらい
その自分の成長を見せた者がいます。
なので
考えもせず諦めないでください。
貴方を必要とする者は必ずいます。
いないなんて事はありえません。
自分という存在を今一度——
見てみてはどうでしょうか?
- Re: 「少女」 ( No.5 )
- 日時: 2013/01/07 18:01
- 名前: 杏里 (ID: IfRkr8gZ)
あと少しだけ、生きて見ます。
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