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裏切りモノ。
日時: 2011/02/25 19:44
名前: ミルク (ID: LJORQFwR)

こっちの小説は初めてなんです。


よろしくお願いします。

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Re: 裏切りモノ。 ( No.2 )
日時: 2011/02/25 20:05
名前: ミルク (ID: LJORQFwR)



「何着よう・・・?」
その日の夜、あたしは服を選んでいる。
部屋には散乱した洋服の数々。


「これにしようカナ・・・?」


洋服をやっと決めて、十時くらいに寝た。







あの夏。
あれは宏から告白されたんだ。
—好きです。付き合って下さい。—
と—。
宏はかっこいいし、髪型もいけてる。そんな宏が気になっていたあたしは、すぐ、
—いいですよ。—
懐かしい。懐かしい。
あたしは本当に、宏が好きなのかな?

Re: 裏切りモノ。 ( No.3 )
日時: 2011/03/02 19:32
名前: ミルク (ID: LJORQFwR)

次の日。
あたしは水色のドット柄のワンピースとブーツを履いて遊園地に行った。

「葵。おはよう。」
「あっ・・・。宏っ、おはよ。」


「ここの遊園地、よく遊びに来てるんだ。だからよく知ってる。あのジェットコースターは、急降下だから面白いし、それに・・・」

宏は優しい。遊園地にあまり来た事無いあたしに、丁寧に分かりやすく教えてくれる。

「・・・葵、いつもと違うね?」
「え?」

「何か・・・可愛くなった気がするよ・・・??」

えっ!?宏がそんな事言うの?

恥ずかしい・・・。でも、心の中は嬉しさでいっぱい。
思わず、顔をそむけた。


「さ、行こうか。」
「う、うん・・・。」



「ふぅ〜。楽しかったね。葵?」
「うん!」
あれから顔真っ赤だったけど、色んな乗り物に乗ったら慣れてきたんだ。
今、売店前のベンチに二人で座ってる。
「ちょっと、話があるんだ?いい?」

「何でもいいよ?それより、話って何??」




「別れよう。じゃ。」



え。
そう言い残して、宏は帰っていった。
「何で?何で別れるの?あの約束はどうしたの?宏、ひどいよ・・・。」
そう言ったら、目の前が涙でかすんだ。
涙は頬を伝い、ワンピースの上に落ちた。


その時、おかしくなった。
“信じる”って何?“約束”って何?“恋”って何?・・・—

Re: 裏切りモノ。 ( No.4 )
日時: 2011/03/02 20:04
名前: ミルク (ID: LJORQFwR)

はぁ・・・。明日は学校。嫌だな・・・。



そうだ!千晴に相談しよう。千晴は優しいし、・・・でも笑うかな?

—フラれた—とでも言っておこう。


あたしは心配の気持ちいっぱいで眠りについた・・・。








次の日。
やっぱり昨日の事が忘れられない。
—別れよう。—

その言葉が頭の中でぐるぐる、と回っている。


あたしは、暗い顔&暗い気分で学校に行った・・・。
「あ・お・い〜♪どーうなった???」

そうか・・・千晴は知ってる、んだ・・・、そうだ、ね?
「・・・うん。楽しかったよ?」
作り笑いを浮かべながら自分の席に着く。
何とか今の場面は回避できたようだ。


宏の席を見る。
友達と楽しく話しているようだ。


こっちは楽しくないのに・・・



昼休み。
誰もいない屋上で、微風を受けてリフレッシュしていた。

“静か”っていいね。

そう思っていたら、屋上の扉がガチャ、と開いた。
誰?と思うと、宏の友達、明人だった。
「何?」


「なぁ、お前宏に・・・「言わないでっ」
思わず大声をだす。
「こっちはフラれて悲しかったのに・・・悲しかったのに、その心をからかうつもり?ふざけないでよっ!あっち行って!!」


「違うよ。俺、実はお前の事好きなんだ。だから付き合って?よろしくお願いしますっ!」




は?

Re: 裏切りモノ。 ( No.5 )
日時: 2011/03/02 20:06
名前: ミルク (ID: LJORQFwR)

は?
ま、いっか。
「いーよー。」
「・・・よっしゃあああああああああああああぁぁぁああああぁぁあああああああああああああああぁっ!!ぶふぅ!?」


あたしは、明人のお腹を殴った。
「お前、うるさいんだよ。」

Re: 裏切りモノ。 ( No.6 )
日時: 2011/03/06 11:18
名前: ミルク (ID: LJORQFwR)

明人にこう言われた時何かイライラしてきたんだ。

どうせ、あの時だけ好きになって、付き合ったら別れる。
仕方なく付き合う、みたい!


「・・・・・っ!!なにすんだ、よっ!」



「また、付き合って、嫌になったら別れる。そうでしょう?」
あたしは嫌らしい笑みを浮かべながら、倒れている明人の周りをグルグル回る。


「お前、変わったな?」
は?あんたには関係ないっ!!

「急に付き合って!って言った人が言うなよ?」
あたしはイラついて、明人の顔を殴る。

「ぶっっ・・・、振られただけで変わるなんて、葵らしくないっ!」

あたし、らしくない?



どうゆうこと????





「もう、うるさい!!でたらめ言わないで!!あたしの近くに一生来ないでよ?」

屋上から出ようとした時、
「葵は、優しかった。だから、戻ってよ!!」


またでたらめいって。
あたしは、屋上のドアを思いっきりバタンッ!!と閉めた。


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