ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 始末屋『白松ちゃん』【オリキャラ募集一時停止】
- 日時: 2011/04/28 07:00
- 名前: るりぃ ◆.VGogta6H. (ID: CbXJUujt)
よぅ、よく来たな。
俺は始末屋、通称、白松ちゃんだ。
金さえ払えばなんだって始末してやる。
反吐だろうと高層ビルだろうと……
————人の、命だろうと。
さぁ、あんたは此処に何をしに来た?
★━━━━━━目次━━━━━━★
※概要説明 >>1
第一話【暇つぶしCrazy】 >>12・>>19※あとがき>>20
第二話【裏表クレイモア】>>21
★━━━━━━━━━━━━━━━★
☆━━━━━━その他━━━━━━☆
李轄重 優裡・重躁 璽御(青緋sのオリキャラ) >>2
田中 翼(紫sのオリキャラ) >>3
※来店許可 >>4
陣内 祐介(葵那sのオリキャラ) >>6
※来店許可 >>7
来店許可 >>10
大滝 学(Nekopanchi sのオリキャラ) >>8
北条 霧依(爾来sのオリキャラ) >>9
お詫び >>11
影野 皇璃 (月夜の救世主sのオリキャラ) >>13
海辞 龍 (オリキャラ製造工場工場長sのオリキャラ) >>14
龍島 左門 (青銅sのオリキャラ) >>15
※来店許可 >>16
☆━━━━━━━━━━━━━━━☆
- Re: 始末屋『白松ちゃん』【オリキャラ募集一時停止】 ( No.17 )
- 日時: 2011/03/06 11:57
- 名前: 蒼緋 ◆Csy1OGXN1w (ID: 5irShdaB)
- 参照: http://loda.jp/kakiko/?id=246
優裡&璽御のイラストできました。
自分は女子なのにまったくといっていいほどファッション用語等の知識がなく・・・・。イラストというかたちで容姿をしらせるということになりました。
また、絵は優裡人格の場合で璽御になると目は睨み付けているようなかんじになり、瞳の色も紅にかわります。
また、身長165cm。体重52kgです。
- Re: 始末屋『白松ちゃん』【オリキャラ募集一時停止】 ( No.18 )
- 日時: 2011/03/19 21:34
- 名前: るりぃ ◆wh4261y8c6 (ID: SHYi7mZj)
- 参照: トリップ変更しました
>>17
る「了解いたしました」
白「では別の話で出す感じになります。」
- Re: 始末屋『白松ちゃん』【オリキャラ募集一時停止】 ( No.19 )
- 日時: 2011/03/31 15:19
- 名前: るりぃ ◆wh4261y8c6 (ID: SHYi7mZj)
「で、もし嬢ちゃんが本当に暇つぶしできたんだったら、今すぐにでも帰んな。でないと、巻き込まれておっ死んじまうぜ。」
白松ちゃんはすっと目を細めて翼をみやる。
彼は先ほどとは打って変わって鋭い雰囲気を纏っていた。
翼はそれでも信じられなかったのか、信じたくなかったのか、くすくすと笑いながら
「もーっ、何言ってんですかー。冗談も程々にしてくださいよー」
と言った。
白松ちゃんはその様子にため息をつく。
と、それと同時にドアが勢い良く開き、大怪我をした一人の男が転がり込んできた。
顔を驚愕と恐怖に歪める翼に白松ちゃんは椅子から立ち上がり、男に近づきながら、だから言っただろうといわんばかりの顔で冷笑した。
「ほら、さっさと帰りな。」
「意地でも帰りません!」
刹那という言葉では表しきれない程早い翼の返答に白松ちゃんは男を助け起こしながら頭を掻いた。
呆れたような困ったような顔を浮かべながら、男が立ったのを確認して椅子に座った。
「で、アンタはなんで此処に転がり込んできたんだい?」
もう翼の存在を無視する事にしたのか白松ちゃんは視線と関心と笑顔を男の方に向けて問いかけた。
男は未だに痛むのか患部に手を当て苦しそうな表情で口を開いた。
「仲裁に入ったらそこのチンピラにナイフで切りつけられたんです。」
「……そうか。」
白松ちゃんは男の瞳の奥が僅かに揺らいだのを見て嘘だと判断したが商売用の笑みを崩さぬまま穏やかな声音でそう答えた。
そんな白松ちゃんに隣にいた翼が耳打ちする。
「あの人、何か隠してますよー。追われてる様な顔してます」
白松ちゃんは翼の耳打ちにそんな事は分かっているから口を出すなといわんばかりの視線を送った。
翼は何かを感じ取ったのか黙ってうつむくとそれ以降喋らなかった。
白松ちゃんはそれを見て顔に僅かに満足の表情を浮かべればまた男に目を向ける。
男は先ほどの言葉が聞こえていたのか鋭い視線を翼に送っていた。
翼は男の視線に気がついていないのかまだうつむいている。
白松ちゃんはその様子を見てため息をつくと商売用の笑みを消してだるそうに口を開いた。
「おいアンタ。この嬢ちゃんの言ったとおり、何か隠してんなら素直にいった方がいいぜ。」
男は白松ちゃんの顔から笑みが消えたのを見てため息をついた。
そして観念したかのような笑みを浮かべた、その刹那。
白刃がひらめいた。
「え?」
————翼の首が宙を舞う。
翼の顔は呆然としたような顔だった。
白松ちゃんは一歩も動かず、無表情でそれを眺めている。
「だからさっさと帰れっつったのによォ……」
白松ちゃんがそう呟くと同時に男が明らかに狼狽した様子で声をあげる。
「コ、コイツはお前の仲間じゃなかったのか?」
翼の慣れ慣れしい態度からそう思ったのだろう男を見て白松ちゃんはにやりと笑みを浮かべた。
「残念だったな。俺とコイツは赤の他人さ。さて、お前には全てはいてもらった後に始末させてもらうよ。」
その後、二人分の、誰に依頼されたわけでもない始末の仕事が白松ちゃんにのしかかったとさ。
- Re: 始末屋『白松ちゃん』【オリキャラ募集一時停止】 ( No.20 )
- 日時: 2011/03/31 15:43
- 名前: るりぃ ◆wh4261y8c6 (ID: SHYi7mZj)
あとがき
る「…………」
白「…………」
る「……すまんかった。」
白「ああ……本当に紫さんに土下座してこい。」
る「普段ならお前に言われたら怒るけど今はいいよ……紫さんご期待に沿えず申し訳ない。」
白「と、いうわけで、意外と躊躇い無く殺っちゃいます。」
る「逃げ出すなら今のうちですよ。」
白「死亡許可してないキャラは殺しませんが、トラウマを植えつける可能性ありです。」
る「うん。作者が血みどろとか救いの無いENDとかがこのm……げふんげふんっ☆」
白「よしそこに直れ首を叩き斬ってやる」
る「申し訳ない。」
白「とりあえず【暇つぶしCrazy】これにて終了です。」
る「次回! 【裏表クレイモア】です。お楽しみに!」
- Re: 始末屋『白松ちゃん』【オリキャラ募集一時停止】 ( No.21 )
- 日時: 2011/04/28 07:00
- 名前: 華京 ◆wh4261y8c6 (ID: CbXJUujt)
- 参照: るりぃ改め華京!心 機 一 転 !
第二話 【裏表クレイモア】
部屋の中。黒髪短髪の男が回転椅子に座りながら足を机に乗せ、煙草を吸い、部屋の中に煙をくゆらせている。
この男こそ我らが嫌われ者の外道主人公白松ちゃんである。
白松ちゃんは暫くそうしていたが、突然何かを思い立ったように足を机から下ろして珍しく椅子にきちんと座った。
ただ、足は組んでいたが。
そして、その数秒後。
コンコン、という控えめなノックの音が部屋の中に響いた。
「入んな。」
白松ちゃんは一言扉に向かって声をかける。
そこから現れたのは黒色をした長い髪を緑のさくらんぼの飾りのついたヘアバンドで纏め、緑色の瞳を持つ少女がいた。
白松ちゃんはそれを見て驚いたように一瞬眼を見開くも、すぐに顔をいつもの仏頂面に戻した。
「まさかこんな嬢ちゃんだったとはなぁ。」
「嬢ちゃんなんて失礼な。私はもう17です。」
白松ちゃんの言葉に彼女はムッとしたように反論した。
そんな彼女に白松ちゃんは喉奥で笑いながら
「俺から見ればどんなに年食ったジジイも子供だ。」
といった。
お前は一体何歳なんだという好奇心と恐怖が混じった視線が彼女から白松ちゃんに注がれる。
白松ちゃんはそれを無視すると、煙草をピッと彼女に向けた。
「アンタの名前を教えろ。後、中にいるやつの名前もな。」
彼女は白松ちゃんの言葉に大げさに肩を震わせた。
彼女は乾いた唇を舐めてから、ゆっくりと口を開く。
「私は、李轄重 優裡。中にいるのは、重躁 璽御。」
「……で、アンタの依頼はその璽御とやらを消す事かい?」
白松ちゃんの言葉に、優裡はゆっくりとうなずいた。
「戦闘強化されて出来たこの、二年前から悩まされている私のもう一人の人格【重躁 璽御】を、消してください。」
優裡の言葉に白松ちゃんはにやりと唇をゆがめた。
「……依頼金は?」
「このとおり。」
優裡は銀色のアタッシュケースを出す。
白松ちゃんはそれを受け取ると中身を確認し、それを閉じて己の足元にほうった。
「よし、アンタの依頼。受けようじゃねぇか。」
白松ちゃんが笑みながら言ったせりふに優裡は明らかに安心した顔をした。
喜んでいる優裡を見て、白松ちゃんは誰に言うわけでもなく呟いた。
「俺も楽しめそうだし、な?」
煙草の煙と共に吐き出されたセリフの意味を知るものはまだいない。
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