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名もない人生の終わり
日時: 2011/03/14 15:09
名前: デルカ (ID: NTjYMQnF)

この小説は一話でおわります。
ただ人が死ぬだけなので期待はしないで下さい。





家に帰ると母さんがいつでもニコニコ出迎えてくれた。

お帰りなさい○○ちゃんって…

でも今日に限ってどんなに呼びかけても返事が返ってこなかった。
ねぇ、母さん?どこ?見てこのテスト!九十六点もとったんだよ!?
褒めてよ!いつもみたいに私の頭をなでて優しく抱きしめてよ。
ねぇ、どうして答えてくれないの?私の事が嫌いになっちゃったの?
嫌だよ嫌いにならないで!!
母さんに嫌われないように勉強も頑張るから、お父さんみたいな大人には絶対ならないから、
お願い母さん、自殺なんかしてないで私をほめて!私を一人おいていっちゃわないで!!
母さん…?母さんってば!……どうして?






「どうしてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!!!!」






自由落下のなか眺める空は手を伸ばしたらつかめそうで…
試しに手を伸ばしてみたけれど当たり前の様に伸ばした手は宙をきった
嗚呼、淋しいな…
落ちていく時間のなか走馬灯の様に母さんとの思い出が溢れていく。
母さんが笑っている記憶は少ないけれどそれでも幸せだった私。
父さんが好きで、反対に憎んでいた淋しがり屋の母さん。
大丈夫だから私が居るよ、もう少しでそっちに行くからね?
そしたらもう一度私のこと褒めてね…?


ママ






後書き
つまりは…まぁ、マザコンという事ですww←←

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