ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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噂奇譚
日時: 2011/03/15 15:38
名前: ヨロヅヤ (ID: 9UZszu0R)

皆様初めまして♪
ヨロヅヤと申します。
不束者ですがどうぞ宜しくお願い致します^^

私は今回、今までに私が見た怪談で鳥肌の立ったお話や、私のお友達が体験した不可思議なこと、恐怖したことなどの怪奇現象の情報をもとに作成した作品などを載せようと思っております。

また、皆様が体験された怪奇現象の情報ももとにして作品を作成してみたいなと思います。
是非、感想と一緒に体験談もご提供下さい。

では、駄文ですがごゆっくりと恐怖の世界にお浸り下さい。

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Re: 噂奇譚 ( No.1 )
日時: 2011/03/15 16:18
名前: ヨロヅヤ (ID: 9UZszu0R)

1.首なしと乗り物(元のお話:H.T様 怪談投稿より)

 「都市伝説で代表的なのって『首なしライダー』だよねぇ」

 ある日の放課後のこと、大親友のマナが急にそんなことを言い出した。

 「まあ、そうなんじゃない?」

 私はそっけなくそう答えた。
 正直言って、私は怪談とか都市伝説とか怪しげで怖いものが大嫌い。
 苦手じゃないし、ある程度ならそういう話だって知ってるけど、そんな現実的じゃないものある訳ないから、聞いてるだけで気分悪くなる。

 「ふぅん・・・。」
 「何なの、急に。私そういう話嫌いなの分かってるでしょ?」

 苛立たしげに言う私の横で、マナは何処か虚ろ気に空を眺めていた。
 少し顔色が悪い。

 「どしたのさ。マナ、顔色悪いよ?」
 「・・・あのね、あたし、その・・・」
 「?何よ」

 マナは言いづらそうに躊躇っていたけど、何か決心したように口を開いた。
       
 「・・・あたし、視たの」
 「見たって、何を?」
 

 「く、『首なしライダー』・・・。」


 「・・・・・・は?」

 何を言っているのか分からなかった。

 「ほんとだよ!!視たの、あたし『首なしライダー』を!!」
 「な、ふざけてんの?」
 「ほんとだってば!!・・・ちょっと違ったけど・・・。」
 「違うって・・・まあ、とりあえず話してみなさいよ。」

 マナはゆっくり話し始めた。

          1.首なしと乗り物 続く...

Re: 噂奇譚 ( No.2 )
日時: 2011/03/15 16:36
名前: ヨロヅヤ (ID: 9UZszu0R)


 あたし、昨日日直で放課後残ったじゃん?
 それがめっちゃ仕事多くて、終わって帰るときにはもう暗くなりかけてたの。

 んで、ヤバいなって思って、近道しようと細い道に入っていったのね。
 走ってたら前から自転車が前から来たの。
 二人乗りしてて、ちょっとふらふらしてたんだ。
 よけようと思ったんだけど、道狭くて通り過ぎる時にちょっとぶつかっちゃったんだよね。

 「おっと」

 って声がして、何かが落ちる音もしたから、荷物落しちゃったって思ってとっさに

 「ごめんなさい!」

 って言って振り返ったの。
 
 そ、そしたら・・・


 「あ、いーのいーの」
 
 って、後部席の人が言ったように思ったの。
 でも、なんか、声のする場所が、あたしの・・・後ろらへん、なんだよね。

 あたし、ぞっとしちゃった。

 だって・・・・・・。











     その人、頭、ないんだもん・・・・・・・・・・!!!!











 あたし、何も言えなかった。
 でも、その人、何でもないように私の隣に来て、言ったの。



 「俺の頭、踏まなきゃいいだけの話だからサ」



 って・・・・・・・!!










  






 もう、あたし、動けなかった。
 でも、もっとびっくりしたのは、自転車こいでた人の方。




 「ったくー、だから普通に歩いてけば良かったんだよー」




 って、普通に話してるの。
 

 その後、自分の首抱えてその人はまた自転車に乗って、そのまんま、自転車は走って行っちゃった・・・・・・・・・・。








                 1.首なしと乗り物 続く

Re: 噂奇譚 ( No.3 )
日時: 2011/03/15 16:51
名前: ヨロヅヤ (ID: 9UZszu0R)

 
 「そ、その後のことはよく覚えてない・・・・・・・。」

 マナは、一通り話すと泣いてしまった。
 
 私は、何も言えなかった。
 信じたくないけど、マナの顔を見たら信じるしか無かった。
 
 私はとりあえずマナを落ち着かせて彼、女を家まで送った。

















 私は、こんな近くにそんなことがあるなんて思いたくもなかった。
 
 だって、怖いじゃない。
 そんな非現実的なこと。

 人間なんて、非力だからそんなのに遭っても何も出来ないんだから。
 
 そんなの、不公平じゃない・・・・・・・・!!


 なんか、とってもむしゃくしゃしてきた。
 このまんま家に帰っても面白くなかったから、少し大きな通りに出てみようかな。

















 通りはすごく慌ただしい。
 人も車も、すごい速さで前進する。
 
 ちょっと落ち着いたかも。

 それにしても人ってどうしてこんなに速く歩くんだろう。
 こけちゃったら危ないじゃない・・・・・。






 「あっ、」






 人ごみからちいっさな声が聞こえた。
 コロコロと何かが人ごみの中から転がってきた。
 
















 私は息ができなくなった。

















 そこには、

















 人の頭が転がっていたのだ・・・・・・・・・・・・・!!!



























1.首なしと乗り物 完

Re: 噂奇譚 ( No.4 )
日時: 2011/03/15 17:17
名前: ヨロヅヤ (ID: 9UZszu0R)
参照: http://homepage3.nifty.com/kaidan/ghost0.htm


首なし、といえば乗り物、という方程式が頭の中にある私にはこういうお話が大好きです。
急に首がごろり、なんて恐ろしい!!
こういうお話を見るたびにぞっと背筋が凍ってしまいます。

おまけさんのお話↓

 首なしライダーってバイクを運転するライダーの首がないっていうお話しですが、私のお友達は前に車の運転手の首がなかったといっていました。
 この都市伝説に難癖をつける友達がいたのですが、彼はよく、

 「首がないように見えるのは、ものすごい速さでバイクが走っていて目が追い付かなかったからだ」

 なんて言っていたのですが、その彼も面白い体験をしてしまったようです。
 
 彼が言うには、帰りにコンビ二によって雑誌を立ち読みしていたら、目の前にバイクが止まっていて、そのバイクの持ち主らしき人がそのバイクに近づいて行ったそうなんです。
 そしてそのライダーさんが彼の視線に気づいたらしく、振り向き、そして彼に意味ありげに笑んだかと思うと、自らの首を取ってコンビニの袋に入れ、すぐにバイクに乗って通り過ぎて行ったらしいんです。

 きっと、そのライダーさんは彼に本当に首なしライダーは存在する、ということを示したかったんでしょうね。


とりあえず、この作品のもととなった作品が載せられているサイト様を載せたいと思います。
URLをクリックして下さいね^^


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