ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- if[接]
- 日時: 2011/03/19 12:11
- 名前: 千臥 ◆g3Ntw.kZAQ (ID: QiHeJRe.)
if[接]①《仮定・条件を表して》もし…ならば
②たとえ…でも(=even if)
③…かどうか(ask,doubt,know,see,wonderなどの後に用いる)
※上記ニューホライズン英和・和英辞典【第5版】より
どうも。
シリアス・ダークで主に活動させていただいている千臥です。
こちらは「僕等は非日常に恋をする」と同時進行で書かせていただきます。
此処で、幾つか事前注意を…
①荒らし目的の方はお引取りください。
②時折、過激な描写が見られるかもしれません。苦手な方はUターンをお勧めいたします。
③題名や内容が似てしまった場合、ある程度の文句は受け付け善処したいと考えています。
④しかし、題名や内容を変えてくれという要望は受け付けられません。
以上の四つです。
大丈夫な方は先へお進みください。
駄文作家の千臥ですが、読んでいただけたら嬉しく思います。
では。
■Contents■
登場人物 >>04
プロローグ >>02 —僕と金糸の遠い記憶
story.01 >>03 —出会いの朝と一羽の雀
story.02
story.03
■Reader■
朔(モト)様
■News■
登場人物 灯夜・汐up
Page:1
- Re: if[接] ( No.1 )
- 日時: 2011/03/17 11:59
- 名前: モト ◆sZ.PMZVBhw (ID: vWq4PSF8)
- 参照: 授業自習に甘えて携帯からやってきてます
どうもです^^いつもコメント頂いておりまする、朔です
この前の期末で大打撃を受けた仮定法に於いて外せないであろう重要人物のタイトルについクリックしてしまいました^^;
過激な描写とか、どの意味でも好きです。寧ろ捕まえて離さないvというくら((殴
と、荒らしに近いような書き込みですがめっさ楽しみにしております^^
ときたま顔を出させていただきますね
では、頑張ってください(`・ω・´)
ニューホラ懐かしいなあ…
- Re: if[接] ( No.2 )
- 日時: 2011/03/18 11:07
- 名前: 千臥 ◆g3Ntw.kZAQ (ID: QiHeJRe.)
プロローグ —僕と金糸の遠い記憶
それは多分、遠い、遠い昔の記憶。
「ゼス…貴方だけは、絶対に生きるのよ」
聞いたことのない名前。
だが、俺は俺のことを“ゼス”と呼ぶこの声を知っている。
懐かしくて、愛しい声。
俺を抱きしめるこの腕も、金糸のような長い髪も、
全て、知っている。
知っているのに、抱きしめる彼女の名前だけは知らない。
いや、覚えていない……の方が正しいか。
「貴方の力は、何時か全てを飲み込む強大なものになってしまう。私も彼も皆それを望まない。だから」
力?
力って何だよ。
「私が貴方の力を封印する。貴方が何度生を受けても、決して解けない封印を」
俺の目を一直線に見つめ、彼女は強い口調でそう言う。
俺は彼女を知っている。
でも、
それ以外は何も知らない。
これは夢なのか?
夢じゃないのか?
「でも、貴方に守りたいものが出来た時は、こう唱えなさい」
「———……」
最後の言葉は壁か何かに阻まれたようにくぐもって
俺の耳まで届かなかった。
聞き返そうと口を開くも、
喉から声が出ることはなく。
次の瞬間には全てが闇に包まれ
「もしも、あの日に戻れるなら……」
さっきまで声の出なかった俺の喉から
そんな言葉が零れ落ちた。
俺の声なのに、
俺の声じゃない。
俺の意思に反した言葉。
if[接] もし……ならば——
——————————————————————————————
朔(モト)様
コメありがとですww
モト様の神文、最高ですよ!! また見に行きますねw
その文才を分けて欲しいくらいです(笑
- Re: if[接] ( No.3 )
- 日時: 2011/03/19 10:44
- 名前: 千臥 ◆g3Ntw.kZAQ (ID: QiHeJRe.)
story.01 —出会いの朝と一羽の雀
「——や……。灯夜!! 早く起きろっての!! お前、新学期早々遅刻する気か」
なんとも言えない夢から覚めて、真っ先に目に入ったのは友人の姿だった。
しかも男。
普通、此処は幼馴染の可愛い女の子が起こしてくれるところじゃないだろうか?
なんて馬鹿らしいことを考えながら、灯夜は起き上がった。
「なんで汐が俺の部屋にいんだよ……」
「お前が言ったんだろ!? 明日はさすがに遅刻出来ないから起こしに来てくれって」
確かそんなことを言ったような気がしないこともない。
そう思いながら視線を時計に向ければ、針は信じられない時刻を示していた。
「え、八時半って……後数分で始業式始まるじゃねぇか!! なんで早く起こしてくれなかった!?」
「何度も起こしたわ!! いいから早く着替えて準備!! 本当に遅刻するぞ」
灯夜は布団を跳ね除け、ギネスに載れるんじゃないかと思う程のスピードで着替え始めた。
使用時間、わずか十五秒。
*
「間に合ってよかったな」
「あぁ。おかげで俺は腹ペコだけどな」
無事、遅刻せずに済んだ二人は新しいクラスが表示された掲示板を見つめていた。
一組、二組と順々に貼られていく紙の中に汐は自分の名前を見つけた。
「あった!! 俺、五組。灯夜は?」
灯夜はゆっくりと顔を汐に向け、いかにも嫌そうに「五組」と呟いた。
「そんなあからさまに嫌そうな顔すんなよー。傷つくだろ?」
「お前の鋼の心はこんなんじゃ傷つかねぇよ。幼稚園、小学校、中学、高校……お前とクラス別になったことねぇなんて……おかしいだろ!?」
そのことに関しては、汐も考えていた。
「ホント不思議だよな。ここまで一緒だと、運命感じちゃう?」
「気味悪いこと言ってんな馬鹿!! そういうのは、可愛い女の子に言ってやれ」
どこにでもあるそんな会話を交わしながら、二人は教室へと足を進めた。
「二年五組、って此処か……」
教室のドアを開けて中に入れば、見知った顔が幾つかあった。
「よぉ……って灯夜に汐、お前等また同じクラスかよ!? 怖っ気持ち悪っ!!」
初っ端から失礼なことを言っているのは、内海玲次。
高校一年生の頃、同じクラスになり仲良くなった人物の一人だ。
「玲次、お前ホンット失礼な奴だな……」
灯夜の溜息と同時に教室のドアが開いた。
どうやら担任の教師のようだ。
「席に着けー。オリエンテーション始めるぞ」
まだ二十前半と思われる、若い男性教師だった。
汐が「先生、彼女はいるんですかー?」とお決まりの質問をすれば、
「ばーか。そういう質問は自分に彼女が出来てからしろや」と若者らしい軽い返事が返ってきた。
このクラスなかなか楽しそうだと、灯夜は小さく笑みを零した。
「っ!!」
そんな時、背中に突き刺さるような視線を感じた。
振り返れば、一番後ろの窓際に座る一人の女子生徒と目が合った。
長い黒髪に、少し鋭くて睫の長い漆黒の瞳。
その容姿は世に言う“美少女”というものだった。
あの突き刺さるような視線の正体は彼女なのか……。
灯夜は目を逸らさずにいたが、彼女はしばらくして窓の外へ視線を向けた。
「俺の……気のせい、か?」
特に痒くもない頭を掻いて、灯夜は自己紹介している生徒に視線を戻した。
「やっと、見つけた……」
黒髪少女の零した小さな呟きを聞いたのは、
窓辺の木にいた、一羽の雀だけ。
出 会 い の 朝 と 一 羽 の 雀
(今思えば、この朝が全ての始まりだったのかもしれない)
- Re: if[接] ( No.4 )
- 日時: 2011/03/19 12:12
- 名前: 千臥 ◆g3Ntw.kZAQ (ID: QiHeJRe.)
■登場人物
幸坂 灯夜[コウサカ トウヤ] 16歳
誕生日:2/27 星座:魚座 血液型:B型
身長:165cm 体重:47kg程度
都立黎明高等学校二年五組。
友人(一応幼馴染)の汐とは幼稚園、小学校、中学、高校が同じ。(クラスも同じ)
そんな流れでずっと一緒にいる。
その為、学校の女子から「二人はもしかしてホモなの!?」と疑いを掛けられてからというもの
軽く女子恐怖症になりかけている。
本人曰く「コイツ(汐)とそんな噂が立つぐらいなら死んだほうがマシだ!!」らしい。
容姿は典型的なイケメン(汐達曰く)
16歳にしては低めな身長と母親の遺伝が強い為の中世的な顔立ちがコンプレックス。
髪色:茶髪と金髪の狭間 瞳の色:少し青に近い黒
相模 汐[サガミ ウシオ] 17歳
誕生日:4/5 星座:牡牛座 血液型:A型(BっぽいA)
身長:175cm 体重:52kg程度
都立黎明高等学校二年五組。
幼馴染の灯夜とは幼稚園からずっと同じクラスであり、よく一緒にいる。
ホモ疑惑については適当に流したらしい。
本人曰く「え? 俺と灯夜が? ないよーないない。だってアイツ、俺のこと馬鹿かアホだとしか考えないし」らしい。
容姿は長身、細身のスポーツイケメン(名付けは玲次)身長差が広がるにつれ、灯夜の機嫌も悪化していく。
髪色:こげ茶 瞳の色:茶色に近い黒
とりあえず、この二人UP
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