ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

メロディー
日時: 2011/03/18 17:44
名前: 代理、ゆき (ID: k0SCKDMV)

初めまして。ゆきと申します。
私の友人が小説を書いたのですが、ネットに接続できないため、代理として投稿させて頂きました。
・改善点が知りたい
・とにかくコメントを
とのことです。良ければコメント下さると嬉しいです。
宜しくお願い致します。

〜〜て〜っ〜L〜o〜……なんだろう…この歌…この歌声…「かなっ…ーかな…で…。」「…何?」「かなで…ちゃ…ん…。大人になったら…僕と…ー結…こ……ん…。」
………えぇっ?!バサッ思わず飛び起きた。…夢だ…遠い日の思い出。海辺で砂に書いた‘あいしてる’。頭が痛くなる…
——私の家はころころ変わる。そして今は東京。本当は沖縄。沖縄には中学入学の1日前までいた。ぼーっとしながらカーテンから漏れる光を眩しいそうに覗いた。…今日…今……!何時?!ベッドからすぐに起き、セーラー服に腕を通した。もう、あの夢を忘れる忙しさで家を出た。

キーンコーンカーンコーン…—

いつも通りの教室。私の机は窓の近くの後ろから2番目。ぎりぎりでセーフ。夏のジリジリと焼けつくような太陽の光。嫌になる。だけど、この席に着くのもあと9ヶ月。「ねぇ。聞いた?今日、自習らしいよ。」「えーまじかよー遊ぼうぜ〜っ」そう、私はもう受験生…。中学3年生の最後の夏休みを迎えようとしている時期だった。「早く夏にならねーかな?なっ?」私の顔を見つめる彼氏の高杉 陸也。「うん。」何気ないやり取り。でも、私は彼の事をそんなに好きではなかった。私にはたった一人忘れられない人がいる…から…。
その内に陸也はつまらなそうに私の前から立ち去った。誰も居なくなった私の机の周りはまた太陽の光でいっぱいになった。勉強の道具は出しつつも、真っ青の空を見ていた。黒板の‘自習’の文字がぼやけて見えた。

〜〜て〜っ〜L〜o〜どこからか聞こえてくる波の音、懐かしい潮の香り…ふと、目をやると遠くで手を振る男の子。「かなで?」「…なに…?」「かなでちゃーんっ!!」走ってくる男の子…だきつい…て… ビクっ 身体が大きく震えた。「行かないで!!」「かなで?!」びっくりしたように陸也が私を見た。
ドクドク 胸のざわつきが止まらない。「大丈夫か?かなで?」「…うん。」自分でもわからないぐらいの感情の高鳴り。陸也が静かに肩をなでた。でも、私はその手を素早くはらった。
しんと静まり返る教室。陸也の手が私の手首を力強く掴んだ。「やだっ。やめてっ」教室中の生徒の注目を浴びる。それでも陸也は何も言わずに、手首を掴んだまま教室を出た…

「何っ?どこ行くの?……?」陸也はどんどん階段を上がった。ついには屋上にまでついていた。バンッ 身体に衝撃が走った。痛いではなく、驚きが頭をよぎる。「どうしたんだよ、かなで!この頃のお前なんかおかしいぞ!!」「あ……っく…」何かを言おうとしてなぜか口を塞いだ。
「なんだよ、その手!」陸也が手をつかむ。「やめてよっ。もう……。」いきなり言葉が出てしまった。「そうだよな、ごめんな。…そっとしとくのが一番だよな。」風になびく陸也の髪。夏の光が身体を隠していく。バタン! 気付けば、屋上のドアがしまっていた。…私…どうしたんだろう……。どうしても…あの夢のあの子が気になる………。

あっと言う間に夏休み前になっていた。あの後ずっと考えていたが答えは出ないままだった。それに陸也も私の顔を、ろうかや教室で見る度に避けていた。
もう、彼は私の彼氏ではないと言うかのように…成績表が配れた。「悪かった〜うわっ、返せよっ!!」「やーだねっ!」ざわつくクラス。私の成績表が渡された。良いも悪いもない普通の成績表…。そんなことより私の頭の中はあの子への思いの方が強かった。

続く

Page:1 2



Re: メロディー ( No.2 )
日時: 2011/03/18 18:58
名前: とくめいきぼう ◆YNbOuUYggs (ID: 6aNk3HTl)

この文字数で改行したら3000文字いってまずいんじゃねえの・・・・・

Re: メロディー ( No.3 )
日時: 2011/03/18 19:29
名前: クピクピ (ID: gHpB4F6k)

改行したほうがいいよ。読んでてわからなくんなってきたし・・・・・
3000文字いくのだったら、いったん区切るなどをしてはどうでしょ
う?
それだけでもやると良いのではないでしょうか?

私の意見なので参考程度に考えといてください!!!!!!!!!!!

Re: メロディー ( No.4 )
日時: 2011/03/18 20:53
名前: 代理、ゆき (ID: c1Cj7oJq)

皆様有難うございます。
改行するよう伝えておきます。
まだまだこれから書いていくそうなので、またアドバイス下さると嬉しいです。

Re: メロディー ( No.5 )
日時: 2011/03/28 14:41
名前: 代理、ゆき (ID: MxRrFmUb)

原文はほとんど改行なしだったんですが
代理の私が適当に改行しておきました。
* * * *
思い出せないがきっと私の忘れられない人…今の天気のように私の心も曇っていたのだった。
ーーだめだっ…気になる…
学校を出て下校の時にはその思いで心がパンパンだった。
校門を出ると思いが弾けたように、雨がザーッと降り出してきた。私は傘をささずにぼーっと空を眺めてしまった。
「おいっ!」
急に雨がやんだと思った。
「かなでっ!」
「…陸也?」
陸也が不安そうな顔で私を見つめた。
「傘。濡れると、風邪ひく。」
不器用に傘わ渡す。
「陸也が濡れるよ?」
…ーーー。と…っ。私の身体が陸也に包まれる。
「ちょっ。陸っ…」慌てて逃げようとする私。
「…。」
ぎゅう…
どんどん陸也の腕に力が入る。
「陸!『もう、見てらんねぇ…!』
2人の声が重なる。
 
「見てられねぇんだよ。お前、本当、なに考えてるか分からねぇ!」
陸也の雨で濡れた髪から水滴が落ちる。ひっくり返った傘が陸也の一生懸命さと真直ぐな思いを伝えていた。
耳元から陸也の熱い吐息がかかる。ゾクゾクする。
「陸也。やめて!」
「やめない。俺は…お前…いや、かなでが好きだ!」
身体が動かなくなって力も抜けた陸也に支えられているようだった。心の中がわからなくなっていく……
「…ごめん。やっぱり、かなでが諦められない。」
ゆっくりと陸也の力が抜けて、私の肩を掴んだ。
「…っ!!」
陸也がなぜかびっくりしている。慌てて手をバタバタし、私の方を見た。

Re: メロディー ( No.6 )
日時: 2011/03/31 20:03
名前: 代理、ゆき (ID: WJdkfPQp)

「なんで?」
「え?」
「涙。」
私はやっと自分が涙を流している事に気がついた。頬を伝う涙。
「俺、またお前を泣かしたな。最低だよな。」
傘を持たずに走りだそうとする陸也。私の右手が自然に学ランの袖を掴んだ。
「待って!!」
言うはずもない言葉を言ってしまった。


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。