ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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電波少女と死にたがり少年
日時: 2011/03/19 19:12
名前: 鏡夜 (ID: LV9Enekb)

あ、どーもー初めまして。
鏡夜と書いて普通にきょうやと読みます。
ダーク系は初なんで、苦手ですが頑張ります!!!
ちょっと、10%だけコメディ要素あるかもです←

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Re: 電波少女と死にたがり少年 ( No.5 )
日時: 2011/03/20 15:04
名前: 鏡夜 (ID: LV9Enekb)

「噂に聞いてた通り、ほんまにかわえーなぁ」



紅夜叉 姫威 beniyasya kii
勉強:300% 運動:90% 容姿:320%
備考:運動以外のパラメーターは◎。
リクと同等の容姿の持ち主。
高校一年とは思えない程、大人びた容姿をしている。
京都弁で喋る。
語尾によく小文字がつく。
趣味は人間を観察すること(他人曰く趣味が悪い)。
真白を気に入り観察の対象にしている。

Re: 電波少女と死にたがり少年 ( No.6 )
日時: 2011/03/20 15:56
名前: 鏡夜 (ID: LV9Enekb)

「さっさと跪きなさいよ、愚民風情」


留々兎 萌夢 ruruu moemu
勉強:310% 運動:300% 容姿:330%
備考:どのパラメーターも高い。
絵に書いたような女王様キャラ。
口癖は「愚民」。
だが、ツンデレなところがある。
デレると「〜〜じゃねぇわよ!!」とよく言う。
だが反対に同性を毛嫌いしている。
だが異性も嫌い。
心を許していない人物は「半径1m以内に近づいたらブッ殺すわよ」らしい。
色恋沙汰が大の苦手で「恋」や「愛」などの単語を聞くだけで四丁拳銃をブッ放すという危険人物。
眼力がヤバく強い。
睨まれると気の弱い人なら気絶するぐらい。

Re: 電波少女と死にたがり少年 ( No.7 )
日時: 2011/03/20 20:09
名前: 鏡夜 (ID: LV9Enekb)

俺の朝は、ジリジリと煩い目ざまし時計で起きるのから始まる。
どこかの完璧執事がモーニングティーなど淹れてくれない。
……いや、俺紅茶嫌いだから淹れてくれても飲まないけど。
こんなどうでも良いことを考えられるんだから……平和だな。

世の中は平和じゃないけど、俺は他人なんてどうでもいい。
どっかの国でデモ? どうでもいい。
地震? 津波? 激しくどうでもいい。
食糧不足? 清々しいほどどうでもいい。
自分さえ良ければ全て良し——コレ、俺のモットーね。

あぁ、最低だのクズだの言われ慣れてますよ。
伊達に十六年生きてきたわけじゃないんで。

でも、今日の出来事は予想してなかった。
一生忘れられない思い出だね、悪い意味での思い出って意味で。
いや、忘れないの間違いか。
……違う、忘れられないんだ。



















だって忘れたらまた、いつ殺されかれるかわかんないし。

Re: 電波少女と死にたがり少年 ( No.8 )
日時: 2011/03/20 20:37
名前: 鏡夜 (ID: LV9Enekb)

俺は軽く猫みたいに伸びをし、時計の方に目を向けた。
「んー久しぶりに学校行こ……って、あ!? もう七時!? うぇ、ご飯抜きで行かないと間にあわなっ———」




パリンっ!!




…………へ?
パ、リン?
今、なんの、音がしたんだ?
その答えは俺の後ろにあった。

「痛ぁ……魔神パナキオス……必殺技があそこまで強いなんて……」

窓が割れた音だった。
だが俺の視線は……その下に向かっていた。
その下には———コスプレみたいな格好をした少女がいた。
そして訳のわからない言葉を呟いていた。
だが俺にはもっと疑問なことがあった。


———この少女は誰だ?
一つ疑問にすると次々と疑問が浮かび上がってくる。
なんでこんな格好してんの?
魔神ってなに?
必殺技って、RPGとかやってたの?
なんで窓から突き破ってきたの?

俺が頭に?マークを浮かべていると、その少女は「あーっ!」と声を張り上げ、俺に指を指しながら、


「あ、あ、貴方は———ディラート!」


「…………は?」
な、なんで俺の真の名を知っているんだ……!?
お主、何者だ! ……じゃなくて。
誰だよ!? ディラートって!?




俺は知らなかった。
少女が俺の人生の歯車を大きく、いや、180度回転させるなんて———




























思いもしなかった。

Re: 電波少女と死にたがり少年 ( No.9 )
日時: 2011/03/20 20:50
名前: 鏡夜 (ID: LV9Enekb)

その少女は俺の顔を凝視してから、ぱぁっと顔をほころばせて、
「ディラート……ずっと探してたの……。貴方、突然旅に出るって消えちゃうから、寂しかったの!」
そう言ってぎゅむっと抱きついてきた。
生まれて女に抱きつかれるなんて初めてだなー……うれしーい……。
って、じゃないだろ。

俺、なんか勘違いされてない?
てか、展開についていけないよ?
旅に出るっていつの時代? 江戸時代? っていうかどこの世界?


とりあえず誤解を解く必要性がある。
「えっと、俺はディ———」
「ディラート? なぁに? なんでも言って?」
ニコリと微笑む彼女を見ると言いづらい。
「実は俺、ディラートじゃありません☆ てへっ☆」なんて言えねぇよ!

「……なんでも言っていいの?」
一応確認をする。
「うん、なんでも良いよ」

じゃあ聞くけどさ。

「ソレ、なんのコスプレ?」

あ、ヤベ。
「キミは誰?」って言おうとしたら。
いや……なんか……言葉のチョイスを間違えたな、俺!
恐る恐る少女の方を見るとショボンとした顔だった。
ショボン……? っていうか、ちょっと怒りの混じってる顔だった。
怒りと、悲しみと、辛さの入り混じった顔。

「…………コレは…………ディラートとお揃いで買った服じゃん……。忘れてたわけじゃ、ないよね?」

うわ、威圧感ぱねぇ!!


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