ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

東の方の破壊王
日時: 2011/03/25 05:23
名前: 川上 (ID: BcdVt4VG)

 漆黒……………。
 
 漆黒という、そういう言葉がふさわしい…衣
 …いや、違う羽……か。
 ………羽を折りたたんでいただけだ………。
 いきなり、音をたて…羽は…横に広がった。
 蝶のようというより、鳥に近い羽根………まるでこちらの世界の悪魔を表すかのような背中から生えた翼………。
 それは見るからにボロボロの翼だった………そして……真っ当な意思と光りが無き瞳、そして、……元は少年であったかのような容姿………は今の……宿主の体……だ。

 ……外の世界の生き物、影の頂点の一匹、漆黒彗と強引に………少年の体を融合している。
 
 可哀そうに……。
 この少年………漆黒彗と融合している………。
 『……実験は成功していた!!!……貴様らが邪魔をしたせいで、融合が不完全になった………私は女王の………指輪に………破壊王の魂を封じコントロールしていたのだぞ………』マッドサイエンティストは叫ぶように言った。
 しかし、そっち………気にしている余裕はない。
 俺と………漆黒彗の目が合った………。
 なぜかぶるりと鳥肌がたった。
 
 「………奴の能力は何だ?」私は呟くように言った。
 「」
 ………破壊王、今の俺に倒せるのか?………。
 

Page:1




この掲示板は過去ログ化されています。