ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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最強最弱
日時: 2011/04/03 09:29
名前: 王水 ◆7dc6rjLZUg (ID: 8keOW9sU)
参照: 前作の俺達の夕焼けの方にもどうぞ((こねえよw

こんにちは、元蒼天の彗星です。何かね、前のHNだとね。かっこいいけどオリジナルが感じられないので…。
王水に改名しましたー! ※王水とは金やプラチナも溶かしてしまう酸である。

ていうかね、それは置いておいて((。題名がおかしいですよねw
最強だか最弱だか意味わからねー、状態ですよね。
まあそんな意味の分からん哲学を考えさせるような物語……。
とか言っておきながら普通のサスペンスバトルですw
ギャングとか暴走族とか架空の物がバンバン登場します。
そこら辺はご了承ください。


◆注意書き◆
其の壱、駄作者嫌い。
其の弐、駄文も嫌い。
其の参、ていうか作者全否定。

という方は出口は後ろです、お帰り下さいませ。

駄作でもいいならどうぞ回覧おkです。

—目次—
プロローグ
#>>1#

序章 最強と最弱
#>>2#>>3#>>4





—お客さま—




どうぞご自由にゆっくりしていって下さい。駄作でできるならですが。

Page:1



Re: 最強最弱 プロローグ ( No.1 )
日時: 2011/04/03 07:35
名前: 王水 ◆7dc6rjLZUg (ID: 8keOW9sU)
参照: 前作の俺達の夕焼けの方にもどうぞ((こねえよw



————————俺は弱者だ、この世界の奥底にいる最弱だ。
こんな俺は最強という二文字に憧れている、それも見ることしかできない夢だが。
俺は今まで落ちこぼれとして人生を過ごしていた。何もやらずただ時間は過ぎてゆく。
それまで、東京のチンピラ気取ってたけどあくまで雑魚だ。
何にもできない雑魚だ、俺の周りには怖い奴等しかいない。
俺は何処にいたって最弱には変わりなかった、イケメンていう訳でもないし、
だからってインテリでも体育会系でもない。


こんな最弱ステータスしか揃っていない俺にとっては世界が羨ましかった。
世界の誰でも凄いところが一つはある、それが羨ましかった。





そんな年頃な俺の前に現れたのは最強の二文字が相応しい奴だった。
現れたのは大体二日前ぐらいである。その日の午後、俺は東京の街を当ても無く歩いていた。
この日は春にも関わらず、冬みたいに空気が乾き冷えていてまるで時間が巻き戻ったようだった。
そんな気候の中、俺はTシャツとトレーナーの重ね着にだぼだぼの長ズボンという、
そこまで酷くはないがそれでも何処か物足りない服装で少し寒い。
目立つこともしていないのに、いきなり相手から俺の体にどついてきた。
俺も少し腹が立って、ぶつかった奴に向かって怒号をかます。


「おい、気をつけろよ!……って、あれ?」
「んだぁ?小僧、テメエさ。俺達を誰だと思っていやがる、漆黒の一員だぞぉ?」




俺にぶつかってきた人物、それは東京で今一番活気があるギャング、『漆黒』だった。
黒いスカーフを団員は必ず着けている。その姿を再確認するがやはり黒いスカーフを身につけている。
やばいと感じた俺は全力疾走で逃げようとしたが奥襟を強く掴まれてしまった。
俺は後ろにいる漆黒の奴が見えないため何をやろうとしてるかは断言できなかった。
しかし負け犬の勘だとこのまま後頭部を打たれて地獄行きの電車に乗せられてしまう。


そんな時に現れたのが最強の二文字に相応しいロングツインテールの少女だった。


Re: 最強最弱 序章 ( No.2 )
日時: 2011/04/03 09:26
名前: 王水 ◆7dc6rjLZUg (ID: 8keOW9sU)
参照: 元蒼天の彗星です。

序章 最強と最弱



「ねえ、あんた等。道の真ん中で騒がないで、迷惑」
「んだよ、譲ちゃん。女が口出すんじゃねえよ」

漆黒の奴が呆れるようにその少女に言葉をかけると、
何かが軽く切れる音がした、多分それは誰かの堪忍袋の尾が切れる音。
少女は既に右手の拳を固めていて殴れる準備をしていた。
多分さっき堪忍袋の尾が切れたのはコイツだなと俺は確信した。
それを知らずに漆黒の奴はコイツを罵っていた。
多分コイツの怒りは爆発寸前に近いんじゃないか。





そして数秒後俺の予想通り、あいつは我を見失って切れた。

「女だからってなめるなぁぁあ!!」
「ぐはぁ」

あいつは見事なホームの回し蹴りで漆黒の奴を10メートルぐらい吹っ飛ばした。
何なんだよ、あんな力何処に潜んでいるんだ。俺はついそう思ってしまう。
漆黒の奴は結局起きる様子も無くそのまま気絶してしまったようだ。
するとその少女は俺の方を向いて呆れるように一言放つ。

「あんた…、男なのに弱いって……。あんな奴にやられちゃ駄目でしょ」
「……あんな奴…?あれはギャングですけど?それも大規模な」





「………。えぇぇぇぇええ!?あたし、ギャングに喧嘩売ったの!?」

俺は何か会話がかみ合っていないと感じていた。それもそのはず。
東京にいるはずなのに漆黒の事を知らないわけがない。
さらにこのリアクション、どうもでか過ぎる。この全ての鍵からコイツが何者か推測する。




————————田舎もんだ。多分上京してきた田舎もんだ。
それだったらこの鍵にも全て当てはまる。
実際これだけでは何者か、何でこんなに強いのかというのはわからないのだが。
ていうか俺等、凄い視線を浴びているんですけど。まず逃げましょう。


「おい、一回逃げるぞ」
「はっ?ちょ、ちょっとぉお!」

そして俺は謎の少女を引き連れて一度裏路地へと逃げ込んだ。

Re: 最強最弱 ( No.3 )
日時: 2011/03/30 20:26
名前: 王水 ◆7dc6rjLZUg (ID: 8keOW9sU)
参照: 元蒼天の彗星です。






そして俺はまず脳が張り裂けそうなぐらい浮かんだ質問を少しずつぶつけていく。


「……えっと、お前は何もんだ、何でそんなに強い、どっから来た、目的は—————」
「一気に質問攻めするなーっ!名前なら自分から名乗りなさいよ」

すっごい気が強い少女だな、と思いながら自己紹介をする。

「俺は大守強哉」
「あたしは蝶番真奈。以後よろしくね」

一応軽く名前の自己紹介をして次の質問へ移ろうとする。
すると真奈という奴が俺に向かって逆質問をいきなりしてくる。

「多分次は何でこんなに強いのかって聞くんでしょ?じゃあ逆になんであんたは弱いの」


そのあまりにも唐突な質問の内容に腹が立った。
何故人の一番気にしているところを突いていくのだろうか。
それも多分俺の中で最強に等しい人物が。
さらにあの口調はまるで当たり前のようだった。
その事など全部俺はひっくるめて怒りという感情を感じた。
そして俺は我を忘れてあいつの胸倉を掴む。


「仕方ねえだろ!?最弱は最弱なんだよ!!テメエにはわからねえよ」
「……ていうかこのド変態が!神聖な女子の服に気安くさわんじゃないわよ!!」
「あ、めんご。あまりにもつるぺったんだからさ、女って事忘れて…、痛い痛いぃぃ!ギブ、ギブ!」

何だかシリアスで域を張り詰めるようなムードからいきなり状況が一変した。
俺の過ちにあいつは腕で首をきつく締める絞めるという罰を与えた、あばら骨に当たって痛い…、ていうか事実何だけどな。
あいつはやっと腕を緩めて話の続きを始めた。

しかし第一声はありえない一言だった。

「あんた、強いんじゃない。あの迫力が凄かったけど」
「は?俺はお世辞いらないから。じゃあもうそろそろ————」
「ちょっと待った!あんたさ、ここの事詳しい?」

何かあいつはいきなり改まって質問を投げかけてくる。
一応俺はその質問に関して軽くこう答える。


「当たり前だろ、地元のことを知らないわけがねえ」
「じゃあちょっと、いい不動産屋教えてっ!昨日来たばっかりだから…」
「それならあそこの通りにいいとこがあったような…」
「ありがとっ!一応お礼は言っておくからっ!!」

そしてあいつは手を振って裏路地を駆け抜けて表の道に出て行ってしまった。
………あ、最強の秘訣を聞くの忘れた。まあいいか。
そのまま疑問を放り捨てて俺はまた表の道へと歩いていった。

Re: 最強最弱 ( No.4 )
日時: 2011/04/03 09:28
名前: 王水 ◆7dc6rjLZUg (ID: 8keOW9sU)



そして俺は行く宛てもなくただ東京の街を歩いていた。
まあチンピラとか言っているわけなので高校にも行く予定はない。
実は中学校も三年で不登校という事で家出をしてきた。
そして家は大体家賃が安い物件を自分の溜めていたお小遣い等で買って、
バイトをしながらお金を稼いで家賃を払っている。
いつもこんなメリハリの無い暮らしを続けていた。


「……なんか騒がしいな」

俺は偶然誰かの甲高い声が耳に入った。そして他の声もどんどん入ってくる。
俺は何があったのかが少し気になったので声のした方へ走っていった。
すると目に入ったのは黒いスカーフを身につけている漆黒の男達が屯って武器を振るっていた。
どうやら重症の怪我人も出ているらしくそこは戦場と化していた。
俺はとっさにポケットに手を突っ込んで携帯を手に取った。
そして何も考えずに110の番号をかけようとした。


————————しかし一人の男に見つかった。
俺は初め後ろから迫っているのに全く気づかず、
肩を掴まれた時に初めて気づいた。
男の握力は相当強く体を動かそうとしても、動かなかった。

さすがにこの状況はまずい。このままじゃやられちまう。
俺はそう確信した、どうすればいいんだ。そう必死に試行錯誤を繰り返す。
しかしもう遅かった、空を切るような拳は俺の後頭部へ直撃した。


————————まあ、実を言うと全くきいていないのだが。
何事も無かったように俺は軽く立ち上がる。
そして真剣な表情をし、拳を固め構える。
男はすっごい怯んでる、そんなに自信があったのか。

「あんまり自分を過大評価してっとやられるぞ」
「!?ぐわあっ!!」

俺は拳を空に走らせ真っ直ぐ男の顔面へ打ち込んだ。
案外男は脆くなかなか立たなかった。そして数分後やっと寝ながらだが話し出す。


「てめえ…、何者だ!?」




「最弱者」

その一言だけ残して俺は110番へ電話をかける。
そして事情を早く正確に伝え、現場へ来てもらった。
その結果暴れていた漆黒の団員は簡単に捕まった。
漆黒の団員は情けない面構えで俯いてパトカーに乗り込んだ。
ああ、何だかくだらない。そう思いながら家に帰宅した。

序章 完。

Re: 最強最弱 第一章 ( No.5 )
日時: 2011/04/04 23:31
名前: 王水 ◆7dc6rjLZUg (ID: 8keOW9sU)

第一章 漆黒と復讐





俺は今、ゲーセンでコインゲームに気が赴くままに俺は挑んでいた。
まあ挑むというぐらいなのでコインゲームが上手いわけではない。
しかしやってると時間をつい忘れてしまうぐらい楽しいので何度でもやるのである。
今日は残念な事に予定より早い時間にコインを使い切ってしまった。
もっと大儲けするはずだったのにあっさり終わってしまった。
俺はあまりの悔しさに頭を抱え何度もゲーム機に頭で八つ当たりをする。
ただし警備員が来るとピタッと時間が止まり過ぎるとまた動き出す。
残念がっていてもしょうがないのでゲーセンを出て何をしようかと思考を張り巡らせる。
しばらく他の事は上の空で思考の海へと旅立っていた。
そしてやっと戻ってきて俺は結論を一言で放つ。




「ナンパしよう」

あまりにも唐突過ぎて話が読めないかもしれないが俺は決めたんだ。
うん、どうせなら玉砕覚悟。男は前のめりってな。
そして俺は街の中へと旅立ってゆく。




しかし、いとも簡単にナンパを断られてしまう。
さっきはあれだけ言っていたが人が変わったようにマイナス思考になっていた。
そんな時に一人の天使が舞い降りる。


「あのぅ……、どうかしましたか、具合が悪そうなのですが……」


その豊満な体を持っている茶色のふわふわロングの少女は他人の俺にも関わらず声をかけてくれた。
ああ、俺はこういう天使のような人を待っていたんだ…。そんな満足感を得た俺は軽く返事を返す。

「大丈夫だ、心配してくれてあんがとな」



そんな時重い足音が耳の中へ入ってきた。
やばい、多分どこかのギャングだ。そしたら彼女が危ない。
そうとっさに判断した俺は彼女の手を引いて無言でその場から去った。
彼女は全く状況を理解できていないらしく頭上にはてなマークが見える。


「あ……、あの…。どうしたんですか……?」
「………いや特に意味はなかった、ごめん」

事情を説明しようとしたが多分その言動は彼女の心を揺さぶってしまう。
そう思って俺は真意を明かさずに嘘を言った。
はてなマークは増える一方だったが一応彼女は何も疑ってないみたいだ。

一時保留。


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