ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 椿原小学校探偵部【第1話更新中】
- 日時: 2011/04/01 18:25
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
まずは、初めまして。この小説を書かせていただきます、星都という者です。探偵小説を書くのはかなり難しいため、日々勉強をさせていただいています。
駄文で駄作ですが、どうぞお付き合いお願いします。
〜注意事項〜
1 荒らし、チェーンメールはお断りです。
2 誹謗中傷分の書き込みは禁止です。
3 アドバイスは大歓迎ですが、誹謗中傷と思われるような
アドバイスはご遠慮します。
4 更新は1ヶ月開いてしまう場合があります。
〜目次〜
・目次【>>0】
・登場人物【>>1】
・第1章【>>2】
・依頼名簿【>>3】
・第1話
【>>4,>>5】
—————他に書いている小説—————
・コメディライト【オタクな生徒会長は絶好調?】
・シリアスダーク【Voice of the devil〜悪魔の声〜】
—————他に書いている小説—————
〜〜〜〜〜お知らせ〜〜〜〜〜
・04/01「スレッド設立」
・ 〃 「登場人物更新」
・ 〃 「第1話更新」
・ 〃 「第1話更新」
〜〜〜〜〜お知らせ〜〜〜〜〜
Page:1 2
- Re: 椿原小学校探偵部【第2章】 ( No.1 )
- 日時: 2011/04/01 12:41
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
〜登場人物紹介〜
【椿原小学校探偵部】
部長:海空 かなた kanata umizora
椿原小学校探偵部部長。5年生。文武両道で、推理小説が大好き。男女ともに人気がある。
推理の腕はピカ一。幼なじみ愛香とは家が隣同士で親同士も仲がよい。
副部長:絹岡 あや aya kinuoka
探偵部副部長。5年生。体育と家庭科意外は、あまり成績がよろしくない。
小学校に入ってから、風邪を一度も引いたことがないという(自称)。
部員:一城 愛香 aika itijou
探偵部部員。文武両道で、男子に圧倒的に人気。推理小説が大好きで、週に一回は市の中央図書館に行っている。
女子からは、男子に人気なのと憧れのかなたと幼なじみと言うこともあって、嫉妬の目で見られている。
部員:山木 秀二 syuuji yamaki
探偵部部員。五年生。黒縁フレームのメガネをかけている。両親が東大卒と言うことで、
中学になったら有名私立校を受験するという噂がある。椿原小きっての紳士で、先生からの信頼も厚い。
部員:春風 乙葉 otoha harukaze
探偵部部員。五年生。体育以外は成績が良い。フランス人形のように美人で、いつもふんわりとしたスカートをはいている。
お父さんが有名大学の教授で、家は旅館。お母さんはそこの女将。言わば若女将。
【その他キャラ】
刑事:一城 咲良 sakura itijou
愛香の母親。椿原署の刑事。紅一点。お酒が好き。
【椿原小学校探偵部とは……】
元は推理小説が好きな人たちの推理小説同好会。メンバーは最初からこの5人。
顧問の先生は一応居るが、ほとんど無関心で自由を尊重している部活。
入部テストがあるらしく、意外と難しいらしい(受けた人はまだ2人だけ)。
依頼は随時受付中だが、ほとんど無いため話題の本の話や、自分たちで作った問題等を出し合っている。
- Re: 椿原小学校探偵部【第2章】 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/01 12:42
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=15529
↑第1章のスレッドのURLです。
良かったら見に来てください。
- Re: 椿原小学校探偵部【第2章】 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/01 12:42
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
【依頼名簿1】
《依頼主》
大沢 忠 tadasi osawa
4年2組で部活動には無所属。
やや天然の傾向有り。惚れやすい性格で、好きなタイプはかっこいい女子。
探して欲しいという女子は、現在思いを寄せているらしい。
《依頼内容》
最近学校に来ていない女子の様子がおかしいため、調査をして欲しい。
先生によると、病欠と言うことになっているが、先生達の様子がおかしいため、怪しく思っている。
- Re: 椿原小学校探偵部【第2章】 ( No.4 )
- 日時: 2011/04/01 18:04
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
第1話
「ひっまだぁぁあああ!!!」
部室に入るなり暇を連呼するあやだった。毎度のことなので、先に来ていた親友の乙葉はそうねぇ、と適当に相づちをした。他の部員達もそれぞれ読書に没頭している。
誘拐事件から一ヶ月。夏休みに入っていた。一応探偵「部」なので、こうして学校に集まって暇な時間を共有しているのだが、本心としてはどうせ読書しかしないのだから、図書館に行きたい。しかし現在図書館は文芸部が何故か占拠している。
「ねぇねぇ、どうせ読書しかしないんだから集まらなくても良いじゃん」
部室に入ってきて30秒後に言う台詞とは思えない弱音をはく。それをいかにも優等生らしい秀二が溜息をついた。
「何を言っているんですか。だいたい、夏休みに入って5日たったのにまだ宿題に手をつけていない、あやを勉強させるために集まっていることを忘れたんですか」
「だ、だってぇ…」
そう、探偵部の5人がこうして部室に集まっているのは他でもない。期末テストに成績が悪かった絹岡あやの勉強を教えるために、こうして集まっているのだ。
本来小学校では期末テストなどはないのだが、椿原小学校は学力強化のために特別に行っているのだ。部長である大空かなたは5教科平均点 91点で、学年8位位。部員の春風乙葉は家が旅館で若女将にもかかわらず、5教科平均点84点とこれまた好成績で順位は15位。同じく山木秀二もエリートぶりを発揮して87点で学年11位と好成績。そして、探偵部の頭脳とも言われる一城愛香の成績は、問答無用で5教科平均点100点。もちろん1位。正直言って、本当に同い年なのかと疑うほどだ。そして、肝心の絹岡あやの成績は———。
「5教科平均42点。よくこの点数を親に見せられますね」
「しかも、50点でもなくて30点以下でもない。微妙な点数ですわ」
「ひ、ひどいよ二人とも!私だって頑張った結果がこれなんだもん!!」
妙に大人っぽい同級生二人に溜息をつかれると、あやは両手をぶんぶんと振り回して抗議をした。
「はいはい、とにかくあやに宿題を教えてくれって先生にも頼まれたんだ」
「どうせ大塚でしょ!あの先生はおせっかいすぎなの!」
「先生を呼び捨てにするなよ…」
かなたが黒板に国語の問題を書きながら言う。おそらく授業風に教えようとしているのだろうか。形から入るタイプのかなたは、だてメガネまでしている。
そして、ただ一人涼しい顔をして読書をしているのは愛香だった。
「愛香、お前も何か言ってやれよ」
「やだ」
「……即答かよ」
真夏で今日は30度を超えるというのに、愛香は汗1つかいていない。
涼しい顔で本を読みふけっている。どこかに扇風機でも隠しているのだろかと、かなたは本気で思ってしまう。ふと、愛香が思い出したように席を立った。
「えーと、次の問題は……って愛香?」
「愛香、トイレですか?」
「違う。教室」
「教室?」
つまらなそうにしていたあやが反応する。どうやらどんな手でも良いから、このおせっかいな同級生達をふりほどきたいようだ。
「ん。勉強の約束してるから」
「や、約束!?誰と?!」
「誰って…相嶋と」
その瞬間、探偵部の時が止まった。あれほどけたたましく鳴いていた蝉も、今は止んでいる。そして再び蝉が鳴き出したとき—————
「「「「えぇぇぇぇえええ!!!!????」」」」
蝉よりもけたたましい4人の叫び声が響き渡った。
- Re: 椿原小学校探偵部【第1話更新】 ( No.5 )
- 日時: 2011/04/01 18:24
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
「……煩い」
思わず耳をふさいでしまった愛香は、改めて顔をゆがめた。
「だから何?」
「どうしてあんなに敵対同士だった二人が勉強会なの!?」
「どうしてって……。気まぐれ」
「そんな気まぐれがあってたまるかぁ!!」
固まっていたかなたがようやく口を開いた。愛香はきょとんとしちている。
幼なじみだからと言って、そこまで反論されるとは思っても居なかったからだ。
「何?」
「何じゃないって!どうしてあんな奴と」
「別に良いじゃない。私の勝手」
「ああ、こうやって子どもは親から離れていくのかっ!?」
「いや、私あんたの子どもじゃないし」
「おかーさんは許しません!」
「あんたに許されなくても良いよ」
すっかりキャラが崩壊したところで、かなたはようやく我に戻った。
そして深呼吸を3回すると、愛香に作り笑顔を見せた。
「行ってらっしゃい、愛香」
「その気持ち悪いほど爽やかな作り笑顔はやめろ」
その言葉と同時に、かなたのお腹に右ストレートが気持ちいいほどに決まった。
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。