ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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世界の気紛れ
日時: 2011/04/27 16:17
名前: 楼 ◆LAVzmMkA2E (ID: HdidGBSx)

初めまして。楼(ろう)という者です^^

以前二次の方で書いておりましたが、こちらに来てみました。
でも、ほぼ初心者と変わりないので御手柔らかにお願いします。

暫くパソコンが使用できないので更新はしません。
恐らく1ヶ月ほどしません。
もしかすると、そのまま放棄になるかもしれません。
スレを無駄に作った事になるかもしれません。
御免なさい。

◆更新履歴

 プロローグ >>1

 第一章<世界の気紛れ> 
   第一話 >>2
   第二話 >>3


◆お客様

◆注意事項

 ①荒らしや中傷などといったコメはご遠慮下さい。
 ②作者含め周りの皆様に迷惑をかけるコメなどはご遠慮下さい。
 ③グロテスクな表現が苦手な方、私の書き方が苦手な方はUターンをお勧めします。
 ④ならべく、雑談だけのコメはご遠慮下さい。

それでは、駄目文ですがお楽しみくださいませ↓

Page:1



Re: 世界の気紛れ ( No.1 )
日時: 2011/04/17 18:32
名前: 楼 ◆LAVzmMkA2E (ID: HdidGBSx)


             ◆ プロローグ ◆



世界は平和であると、誰が言ったのだろうか?


世界は危険であると、誰が言っていないのだろうか?



僕らの生きるこの世界は平和ではない。むしろ危険だ。
危険すぎるほど危険で、平和な場所なんてひとつもない世界だ。

平和を望むなんて、馬鹿げている。


そういう世界に、僕らは生きている。


だから、人々は祈るしかなかった。


平和を無くし危険な世界へと塗り替えた者を破壊する者にひたすら祈った。





そう、僕らのような神にひたすら祈った。


平和を無くした神、魔神を破壊してくれるようにと。




だから、今日も争いは起っている。


Re: 世界の気紛れ ( No.2 )
日時: 2011/04/17 23:12
名前: 楼 ◆LAVzmMkA2E (ID: HdidGBSx)


           ◆ 第一章<世界の気紛れ> 第一話 ◆



本当に。
世界の気紛れなんて、誰が信じるのだろうか?




僕らは今任務のために廃虚に来ている。
任務内容はとっても簡単だった。
この廃虚で今現在も残っている魔神がいないかどうかを調べるだけだった。
遭遇すれば簡単ではないんだけど、二週間も経った現在ではさすがにもう撤収しているはずだ。
だから、任務自体はとっても簡単だったはずだ。



ただ、一人だったらの場合だけど。



「・・・・・・何で君がいるのか僕には不思議でたまらないんだけど」

「・・・・・・俺だって何で廃虚に、というか任務で来た事自体が不思議だ」



とまぁ、何故か同行者がいた。


この同行者は確かシアンと名乗っていた青年だ。
僕よりは年下だったはずだが、僕より少し背が高い。
因みに僕は162cmだからそれほど大きくはないけれど、僕より高い。

容姿をもう少し詳しく言うと、肩ぐらいまでの藍色の髪に薄い紫色の瞳。
目測でだいたい167cmぐらいで、若干童顔だと僕は思う。
服装はいたってシンプル。と言うより、動きやすい格好と言うべきだろうか。
とりあえず、上はパーカーで下はジーンズ。
任務でする服装ではないとは思うけど、僕には関係ないので何も言わない。


性格面で言うと、僕は初対面なので全く知らない。
ただ、少々口調が悪いらしいというのは分かったので良しとしておこうか。



というわけで、僕らは今任務に来ている。


僕の疑問はさっき言った通り、シアンとかいう青年が一緒にいるかと言うこと。

ただ、このシアンとかいう青年は自分が任務に来たというのが疑問らしい。


・・・・・・任務は初めてだとは聞いていないんだけど、大丈夫だろうか。


ここが一人だったら簡単だった任務、という事だ。
僕一人だけだったら、魔神が出ても戦える。無理なら逃げる事も可能だ。
ただ、同行者がいるからそう易々と逃げるなんて出来ないだろう。
それも、こんな青年と一緒で。


まぁ、任務自体は簡単だから大丈夫だろうけど。






       _____数十秒後、目の前の廃虚である建物がぶっ飛んだ。







                                   To be continued.

Re: 世界の気紛れ ( No.3 )
日時: 2011/04/17 23:41
名前: 楼 ◆LAVzmMkA2E (ID: HdidGBSx)




           ◆ 第一章<世界の気紛れ> 第二話 ◆




目の前の廃虚である建物がぶっ飛んだ。






何の前触れも無く、突如突然の出来事だ。
文字通り、ぶっ飛んだ。




魔神が街を襲ったのは二週間も前の事だから絶対いねぇよって言った僕の上司。
これが無事に終わって僕が生きていれば絶対に殴ってやると心に誓う。




目の前にいるのは、魔神。
世界から平和を取り除き、世界を危険な場所へと塗り替えた魔神。


元は神。
現在は、神から堕ちた神、魔神。
大地よりも下の地、すなわち地獄に住む神、魔神。
何百年も存在し続ける魔神。


詳しく言うと、全体的に黒を基調とした存在で常に黒マント着用。
破壊力は凄まじく、神同等の力を持っている。
この場に必要の無い情報をつけると、只今現在進行形で数は増えつつある。



因みに僕は神だけれども、ぶっちゃけ僕一人では魔神には勝てない。
神だとしても僕は元々戦闘を得意としていない。寧ろ不得意だ。


シアンとかいう青年はどうなんだろう?





・・・・・・の前に待て、僕。






僕は重大な初歩的な事を忘れていた。





神の規律において、神は任務を少なくとも数十回決まった先輩とこなす。
そしてそれから違う神と、もしくは一人で任務をこなす事となる。


僕はシアンとかいう青年と初対面。
いわゆる、任務を数十回こなした後のはずだ。


     、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
だから、任務に慣れていなければ可笑しい。



そして、僕の上司はシアンとかいう青年を、青年と言った。
うん、理屈で言えば合っているから問題ない。


ただ、神に青年を名乗る年齢は無い。


神は、世界が存在し始めたと同時に存在している。
だから、世界が消えたりしない限り、僕ら神は消えない。
それは、魔神を同様で消えたりしない。

破壊されたりしない限りは。


因みに、魔神は数を増やしているけど僕ら神は増えたりしない。



そして、世界は何百年と在り続けている。
だから、僕ら神も数百年生きている。


     、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、          
だから、青年なんて言える年齢があるわけがない。




「・・・・・・ねぇ君、少し場違いな質問をするけどいいかい?」



僕は目の前に僕がずっと考えている間攻撃を仕掛けてこなかった魔神を見ながら言う。
シアンとかいう青年は、冷や汗をかきつつも冷静に僕の言葉に頷いた。
頷いたのを見て、僕は静かに告げる。


               、、、、、、、、
「君って、神じゃないよね。人間だよね?」



青年は静かに頷いた。



                             To be continued.


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