ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- WORLD END
- 日時: 2011/04/23 21:03
- 名前: 甘木弧羽 (ID: cx1920xY)
素人文才、gdgd展開になると思いますが、大目に見居てくれると嬉しいです・・・
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- Re: WORLD END ( No.1 )
- 日時: 2011/04/29 20:54
- 名前: 甘木弧羽 (ID: cx1920xY)
俺は生徒がごったがえす放課後の長い長い廊下を考えながら歩いていた。
いや〜世のなかってつまんねえよな?
え?そんなことないって?いやいやそんなバカな。
楽しいはずないだろう。
思い返してみろよお前の今までの人生を楽しいことはあったか?それは良かったね。何て、他人の幸せばかり羨んでばかりだ俺なんて。
「実は俺彼女できたんだよね。」
いやいや・・・全然羨ましくな〜い、断じて羨ましくない全く。
何が俺彼女できたんだよね。だ、
調子に乗りやがって俺だってその気になればチョチョイのチョイだよバカヤロー。
あ〜そんなことより別れてくんねえかな?むしろ爆発してほしいわマジで。所詮生きて死ぬまでの暇つぶしだろうが。何をそんなに一喜一憂してんだよ恥ずかしいんだよ。
・・・ていうか痛いな俺、こんなこと山科先輩に話したら。
夕方、オレンジ色の光が部室に差し込む、俺と先輩が向かい合ってトランプをして黙って先輩は俺の話を聞いてくれる時々失笑して「くだらねー」といってくれながら。
そして話を聞き終えると長い髪を触って言う。
「はぁ・・・アンタ親友に彼女できただけで人生つまんねてとか言ってんの?怖いわ〜、ごめんマジで怖いわ。・・・でもアンタのそんなとこが好きだよ・・・祇園。私と付き合ってみる?」
そう言いながら少し顔を赤くして小さくて白いアイドルの様な顔を近づける。
よし!これだ!!!俺は今日こそ先輩に告白するぞ!!
俺はいつのまにか着いた部室のドアの前でバチンっと頬を叩き気合を入れる。
きっとその後、口ではいけない何かが始まるんだ!!
よっしゃあ!!!これで俺は童○卒業できる!!!
「あるあr、ねーよ!!」
俺が文芸部と書かれた部室を開けようとドアノブを触ると中から聞き覚
えのない女の人の声が妙に俺の妄想に突っ込みをいれられたようで驚く。
「どーすんのよこれ!!折角平和的交渉で何事もなく終わらせようと思っていたのに、あんたのせいで計画もクソもないでしょーが!!」
俺は何故か部室に入らずにその場で立ち聞きをする。
さっきから誰かに怒っているようだ先輩か?
「あらあら、そんな事言ったてこれから世界を滅ぼさんとしている人間に平和的交渉なんて無為な話じゃないかしら?それとあまり怒鳴り散らさないでくれる?私様ただでさえお昼寝の途中に無理矢理召喚されて機嫌が悪いの。そりゃイライラを鎮めるためにも殺したくなるわ。」
また別の綺麗な声をした女の人の声が聞こえる。けどなんだ召喚とか殺すとか・・・。俺は気になって耳をすます。
「全く、アンタ分かってんの?今度のは一筋縄じゃいかないのよ?」
ため息交じりに部室の中の人が喋る。
「そこがさらに腹立たしいのよ、まったくあなたと同じ貧乳のくせに生意気な・・・。」
「チョットそれどういう意味よ!!私はただ着やせするタイプなだけよ!!!」
なんの話してんだ?全然ついていけねえぞ?
「あらあら、よくも抜け抜けとそんな大ウソ言えたものね罪深いアバズレだわ、アナタ地獄に堕ちるわよ、ていうか堕とされたいのかしら?」
「黙れこの本物のアバズレが!!魂ごと消してやろうか!!!」
「あはは、おもしろいわねぇ。アナタがこのベルフェゴール様を殺すですって?ははっ、まぁあなたのその貧相な乳を見るよりかは笑えるわね。」
オーホッホッホッホと高らかにベルフェゴール?中二か?邪気眼?さんは勝ち誇ったかのように笑う。
何なんだろうこの人たちは?全く俺が童○卒業(しかも山科先輩)&彼女ができる(しかも山科先輩)かもしれねえってのに・・・。とりあえず入ってみるか、警察に通報するのはその後だ。
俺はゆっくりと扉を開く。
そこには信じられない光景が広がっていた。
一見可憐な雰囲気の巫女服の童顔の少女、だがそんな印象を真っ向からぶち壊すように二メートルくらいの大きさの金色の十字架が彫られている分厚い鎖でぐるぐる巻きにされた棺につながる鎖を背負うようにして持っている。
もう一人の女は純白のフリルがたくさんついて大胆に胸元が開いた黒のロングドレスを着て室内にも関わらず綺麗な白い傘をさす金髪碧眼の女、瞳はすいこまれそうに碧くみるものを引きつける、そしてその大きい胸にも目がいってしまう、モデルの様な体形でスラッと背が高く脚が長いそして女王様の様なオーラを漂わせる美女だった。棺桶巫女服少女と同じく戦意むき出しの顔で巫女服を睨みつける。
まさか、こんな綺麗な中二病なんて・・・。
と衝撃をうける前にというよりむしろ俺は部室をあけた瞬間からそれに目が釘付けになった。目をそらそうと思っても動かせずにただそれだけをとらえていた。
二人の女の足元にうつ伏せになって倒れる俺の先輩。
血の溜まりが先輩の体を覆いつくように広がっている、先輩は瞳孔を開いた目を見開き信じられない程に顔が白くなっていて見るだけでも冷たい印象を放っている。そして背中には大きな傷跡が真っ赤に染まっていた。
- Re: WORLD END ( No.2 )
- 日時: 2011/04/30 17:53
- 名前: 甘木弧羽 (ID: cx1920xY)
「や、、、山科先輩・・?」
俺は茫然としたまま血の池に横たわる山科先輩に声をかける。
「ん?」「あ?」
と俺の声に気付いたのか二人の美女がこちらを見る。
「あらあら、目撃者の登場ね。修羅場っぽくなったんで私様は消えるとするわ。ごきげんよう尊。」
ベルフェゴールとか言われていた金髪巨乳の女はニコリと慈愛に満ちた笑みを浮かべて巫女服の女に手を振りながら言った。言い終えた後音もなく跡形もなく姿を一瞬にして消す。
チッ、尊と呼ばれた巫女服の女は金髪女がいた位置を睨みつけて舌打ちをし最悪な状況だけ作ってとっとと逃げやがったか、これだから悪魔は・・・。などと小さな声で呟いていた。
巫女服の女はベルフェゴールに腹を立てているのかとても話しかけたくないというか極力接触は避けたいと思わせるほど怒りのオーラをこれでもかというほどに撒き散らさせていたが話しかけないわけにもいかない。
「お、おい!お前一体何なんだよ!!ていうか山科先輩!!死んでんのかそれ!!!さっきの金髪女何で消えたんだよ!!」声を震わせながらもなんとか舌をかまずに巫女服の女に喋りかける。
「・・・・・・・・。」巫女服の女はただ黙ったまま俺に背中を向けた。どういうことだ?さりげに自白してるのか、それとも諦めたのか?
はぁ〜、巫女服は乱暴に頭を掻いてこちらに向き直り笑みを浮かべながら喋る。
「いや〜実はね、かくかくしかじかな訳でして・・・兎に角!!私明日の法事のために実家の北海道に帰らないといけないんで失礼しました〜
。」
といきなりとぼけ初め俺を押しのけて部室から出ようとする。もう少しましな作戦はなかったんだろうか?
「おいおい!!何誤魔化そうとしてんだお前!通報されてえのか!!」
俺は巫女服を部室から遠ざける。
「や、ホント勘弁してくださいマジで法事があるんで・・・。今日の飛行機乗らないと間に合わないんだって!」
と少しいらいらした様子で喋る。
「んなこと知るか!!!事情説明しろつってんだよこっちは!!!何がどうしてこうなった!!何で殺したんだよ!!!」
「や、私が殺したんじゃなくて、あの下品な淫乱女が殺して私は無関係何ですよマジで!むしろたまたまこの部室にいて・・・そう!私も被害者なんですよ!!」
「嘘つけ、会話してただろうが!!!明らかに共犯だろうが!」
「違うって!問い詰めてたの!!お前が犯人だろって!!だからあのアバズレ追いかけなって!!拷問でも処刑でもピーでも何でもしていいからさぁ!!」
「無理だから、こうしてお前に聞いてんだろが!ていうかその金髪のアバズレ!!どこいった?」
二人とも興奮気味で喧嘩の様に叫びあっていると俺は信じられ愛光景を目にする、血の池に横たわる山科先輩が、かすかに動いたのだ見間違いかもし廉売が背中がピクリと震えるのが見えた。
「山科先輩!!」俺は巫女服を押して山科先輩に駆け寄る。
駆け寄ると山科先輩の腹部は赤く染まっていたそして雪のように白い肌が血のせいで赤くなっている。
「・・・・祇、お、、ん?」
山科先輩は目を細めて俺の目を見てかすかに震えた声で俺を呼んだ。
「そうです俺です、祇園です!!」俺は山科先輩が生きていることの&で思わず涙がこぼれそうになった。
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