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私のタメの世界のアリカタ。
日時: 2011/04/24 09:21
名前: rio (ID: tmnhy9Pg)
参照: http://rio19971025

プロローグ

ねぇ、神様。
私はどうして生まれてきたの?

ねぇ、神様。
私はどうして生きているの?

愛を知らないお姫さま。
生きる喜びを知らないお姫さま。

確かな喜びを知るために
今動き出す。










Ⅰ居場所。


早朝、戸塚中学校という無駄にでっかい門を潜り抜け
私、室根麗央は下駄箱へと駆けつける。
靴を脱ぎ靴箱の中を見て驚いた。
そこには「室根」と書かれた上履きが確かにあった。
私は何度も見直した。
でも夢でも幻でもない。
確かに私の上履きがあった。
何年ぶりだろう。
まともにちゃんと上履きがはけるのは。
いたずらされてないのは。
ちょっと嬉しくなり自分の教室に向かう。
自分の席につき友達としゃべっていると…
「あっれーあれグロネぢゃねー(笑)」
全身波打つような早さで嫌悪感が溢れだす。
「グロネーグロネー(笑)!!」
私は今にも吐きそうな中であいつらを無視し続け
教室の隅に隠れる。
怖い。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
次第に一緒にいた友達も離れてく。
教室では私一人になる。
いつからだろう。
こんなにも私が脅えて過ごすようになったのは。
そう全てあのときからだ。
一ヶ月前、私はなかのよかった男子と
噂を立てられた。
みんなは私が自分で流したといい、その時から
その男子は私をいじめるようになった。
そしてどんどん私から人は離れていった。
信じていた友達も。
悔しい。悲しい。
だから私はもう人を信じるのをやめることにした。
だからここからが
私のタメの世界のアリカタを
考えることにした。










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Re: 私のタメの世界のアリカタ。 ( No.1 )
日時: 2011/04/24 09:39
名前: rio (ID: 6O9ALPGt)
参照: http://rio19971025

II 嘆き。

私が私のタメの世界のアリカタを考えてから
数日がたった。
あいつらを殺そうと思った。
でもそれじゃ私が捕まってしまう。
だから私が死のうと思った。
でも死ぬ勇気なんてさらさらない。
そんなことを考えている一方
下らないと思った。
なにがしたいのだろう。
無駄な人生なら
生きている意味はあるのだろうか。
もはや私は生きているのだろうか。
わからない。
誰かに相談したいと思った。
助けて。辛いよ。怖いよ。
親に相談してみようと思った。
でもそんなん言えるわけない。
でも言いたかった。
だけど一人だけ相談出来る人がいた。
荻原大助だ。
この人だけは私の本当の気持ちを知っていて
安心する。
だから相談してみようと思った。
でもやめた。
そして悩み悩み続け
今日の私は幕を閉じた。


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