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どうしてあなたは No2
日時: 2011/05/03 16:43
名前: Momo (ID: PYDDIR5L)


キーンコーンカーンコーン♪

「はい!!じゃあシャーペン置いて!!」

静かだった教室が先生の声を聞いてざわざわとしだした。
「まじ、難しすぎだよね!!」とか「あの問題答えなににした??」とかいう声が、あちらこちらから聞こえる。
今日は二学期の学年末テストの三日目で、長い長いテスト週間の折り返し日だ。みんなの顔から少しずつ疲れが見え出している。

ふと気配を感じて、横を見ると、幼なじみの佳代が私をめがけて走ってきた。息を弾ませながら、小動物のような目で私を見つめた。

「理衣子!!今日の帰り、図書館行かない??」
図書館・・・そんな急に・・・と思いつつも、こんな目には、勝てるはずもなかった。

「別にいいけど、私は塾だから7時までしかいれないからね??」

すると佳代は、目を見開いて「やったー!!」といいながらどこかへいった。

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