ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ガッコウカイダン。〜七番目は———〜
日時: 2011/05/07 11:47
名前: 流 (ID: 74qlRYJC)

はじめまして。リュウと申します。
今回初めて小説を書かせて頂きます。
小説初心者なので、
おかしいところなどあると思いますが
どうぞよろしくお願いします。
暇なときにでも見てくだされば幸いです


---プロローグ------------------


いつも通りの日々。

いつも通りに、毎日同じように流れていくと思っていた。

でもある日、いつもの時間、いつもの場所で、

「ダレカ」が私を、死のそばまで引きずり寄せた。



-----------------------------


---登場人物---


村田 美月(ムラタ ミズキ)

山本 香苗(ヤマモト カナエ)

まだまだ出るよ!
(だんだん増やしていく。つもり。)


--------------


***注意***


★小説初心者が嫌な方
 主みたいな奴が嫌いな方
 荒らしさん
 は戻るをクリックしてください。

☆中傷などは禁止。
☆主はいろいろふりーだむ
☆毎日更新を目指しますが、
 できないときがあります(´・ω・`)
☆Ⅳからグロ表現とかあるかも

おkな方はどうぞ〜


**********


Ⅰ★>>1 
Ⅱ★>>2
Ⅲ★>>3

Page:1



Re: ガッコウカイダン。 ( No.1 )
日時: 2011/05/06 20:07
名前: 流 (ID: 74qlRYJC)

--Ⅰ--


キーンコーンカーンコーン————。

やっと授業が終わった。

いまいち勉強って好きになれないよ・・・。

「おーい!美月ーッ!」

大親友の香苗だ。

幼稚園からの付き合いで、

大の仲良しである。

いつも、一緒に帰ってるんだけど———・・・

「ごめん!今日委員会で一緒に帰れないや・・・」

今日は委員会で帰れないらしい。

「え!?・・・そっかぁ・・・・」

最近、ある「噂」が有名で、

皆誰かといつも帰ってる。

なるべく一人では帰りたくないんだけど—————

「帰り道同じ人ー・・・
 香苗以外には誰もいないんだよね・・・ハァ・・・」

私と香苗は学校から家が遠く、

香苗以外帰り道が同じ人はいない。

仕方なく私は一人で帰ることにした。



---------------------------------------


Re: ガッコウカイダン。 ( No.2 )
日時: 2011/05/07 10:54
名前: 流 (ID: 74qlRYJC)

—Ⅱ—


噂、っていうのはね・・・

帰り道に一人で帰ってると、

全身黒の物を身につけた怪しい男が現れるんだって。

でも、目を合わせちゃいけない。

目を合わせたら最後、斧でグチャグチャにされて殺されちゃうんだ。

口裂け女と似てるのかな・・・?

回避方法は・・・ない。

「あーあ・・・今日はついてないや・・・」

噂は信じてないんだけど、

やっぱり怖いなあ・・・

そう思って私が歩いていると

「なぁなぁ、知ってるか?異次元に連れてかれるって話!」
「え、知らない、なにそれー」

高校生かなぁ・・・

なんだろう、異次元・・・?

あの噂とは違う話かな?

盗み聞きはいけないけどちょっと聞いちゃおっと———

「あのな、帰り道に一人で帰ってると、
 いつの間にかどこか知らないところにいるんだってさ
 でもな、一人ひとりいるところは様々で、
 病院とか学校とか・・・すっげー怖いところにいる場合も
 少なくないんだって!」

一人・・・!?

やばい、聞かなきゃよかったかも・・・

自業自得・・・だね。

早く忘れよう、あの話は————。

家までもうすぐだし、家に帰れば大丈夫だよね・・・

そうして私は、また歩き出した。

この先、どんな恐怖が待っているとも知らずに——————・・・


————————————————————

Re: ガッコウカイダン。 ( No.3 )
日時: 2011/05/07 11:35
名前: 流 (ID: 74qlRYJC)

—Ⅲ—


「そうだよ、ただの噂じゃん!
 誰か本当に逢った人なんていないんだから!」

でも、やっぱり怖いという自分もいた。

「・・・・・・うう・・・やっぱ怖いよう・・・
 香苗のばかあ・・・
 今日に限ってなんで帰れないのよう・・・」

下を向いてそんな愚痴をこぼしながら、

一刻も早く家に着くために早足で歩いていた。

(何もありません様に!何もありません様に!)

そう願って歩いていた。いや、走ると言った方がいいのだろうか。

でも、神様はそんな甘くなかった。

「うん、ポジティブポジティブ!」

そう言って空を見ようとしたとき・・・、

(・・・!? 黒!?男!?まさか・・・まさか・・
  目をあわさなければいいんだ、そうだ、横を通って・・・)

そして、私は男の横を通りすぎて歩き出した。

(・・・案外簡単に回避できるんだね・・・・)

そう思ったとき、

コツ———コツ———— コツ———コツ—————・・・

!?

もしかして・・・もしかしてついてきてる!?

やばい、どうしよう・・・

どうしよう、どうしよう・・・・!!

家まで走る?体力がもたない!

でも・・・・!?

走るっきゃないのかな・・・

「・・・!!」

そうして私は走った。

全速力で走った。

追いつかれないように、全部の力を振り絞って。


————??

「あれ?」

男はもう追ってきてはいなかった。けど・・・

「ここは・・・?」

わからない。

ここは何処?

走っているうちに知らない路地へ飛び込んだのか。

いや、確かに私は真っ直ぐ、家の方向へ走ったはず・・・

「!」

————なぁ、知ってるか、異次元に連れてかれるって噂!・・・

もしかして・・・

———————一人で帰ってると、いつの間にか
       知らないところにいるんだってさ・・・

ここは・・・異次元?

「そんな・・・本当に・・・?」

ありえない。異次元なんて、そんなあるはずが・・・

とにかく、人を探そう。

「誰か、誰か・・・」

歩いていると、そこには・・・

「学校・・・?」

学校なら、学校なら人がいるかもしれない。

大人でも、子供でも、

誰でもいいから・・・

ちょっと怖いけど、行くしかない。

「古ッ・・・」

歩くたびに、ギシギシと音がする。

今にも床が抜けそうだけど・・・大丈夫かな。

「だ、誰かいますかーっ!」

とりあえず言ってみたけど、

こんな古いところに、人なんかいるのだろうか。




————とりあえず、教室を全部回ってみたが、
    人がいる気配もなく、もちろん人はいなかった。

「図書室とか、体育館とか・・・
 いるかもしれないけど・・・」

もう私のほとんどの希望は消えていた。


・・・? 張り紙?

【元気 希望 勇気】

目標みたいなものかな。

「希望、か・・・」

もう、早く帰りたいよ・・・


———ギシ ———ギシ


「!?」

誰か・・いるの?

「誰・・・?」

「!?」

その足音の主は・・・


—————————————————

Re: ガッコウカイダン。〜七番目は———〜 ( No.4 )
日時: 2011/05/07 12:05
名前: 流 (ID: 74qlRYJC)

—Ⅳ—


その足音の主は・・・

「ニンゲン・・・ニンゲンダ・・・アァ・・・」

人、と言っていいのかわからないが、「ソレ」は


両目を繰り抜かれ、頭は割れ、

ぐちゃぐちゃで、

全身血だらけの「骨」だった。


「キャアァァァァァァ!!!!」


私は一目散に逃げ出した。

気持ち悪い。見たくない。

嫌だ。吐きそう。

怖い。とにかく怖い。

一直線の廊下を走り続けた。でもアレはいつまでも追ってくる。

行き止まり。もう駄目だ。

そう思ったとき・・・


「ギャァ!!!!」

骨に何か得体の知れないものがかかった。


「こっち」

「え?」


・・・女の子?

さっきまではいなかったのに・・・

本当についていってもいいのだろうか。

でも、まるで操られるかのように、私の体は

女の子の後へと続いた。


「オ・・オノレェェェェ・・・、・・・・・・・」


私が骨を見てみると、骨はもうピクリとも動かなかった。

その間に、私達は骨の横を通り、逃げた。


・・・でも、女の子はいつの間にか消えていた。

なんだったのだろう。

神様が私を救ってくれたのだろうか。

もしくは・・・


とにかく、人がいるんだ。

よかった、私一人じゃない。

人がいる、それだけ。そうわかっただけなのに、

なんだかすごく安心した・・・・


————————————————————

Re: ガッコウカイダン。〜七番目は———〜 ( No.5 )
日時: 2011/05/10 18:29
名前: kobu (ID: t18iQb5n)
参照: http://kobu◆kobu4


最近面白いとか、続きが気になる話なかなか見つからなかったので、
このお話に出会えて、嬉しいです^^

次も期待してます!


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。