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。群 青      
日時: 2011/05/06 21:16
名前: f e m m e r ◆DRRRuosIq. (ID: ZqHgmXF/)

ふう・・・何度かいても完結しねぇぜフッ。
だが今度こそは!と立ち上がったのはいいかもそのまま座るかもしませn(

まぁせめてサラッと読んでいただいて、適当でもいいんで感想とかここなおした方がいいとかいうのあれば残してほしいです。
どちらとも励みになるわけなのでねw

出来る限り更新していければと思うんで、よかったらゆっくりしていってn(((

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Re: 。群 青       ( No.1 )
日時: 2011/05/06 21:36
名前: f e m m e r ◆DRRRuosIq. (ID: ZqHgmXF/)
参照: http://#0,5.  ひとりあるき


此処、東京は新宿。
街灯が灯る街の路地。男女の二人がつかず離れずのような距離を保ち、月明かりも薄い深夜を危険知らずというように歩いている。


————・・・ねぇ、知ってる?
「なんだい?」
————この街の都市伝説。
「・・・よく知らないな」
————じゃあ話すね。
少しずつ言葉を選ぶように、女は話し出した。


この街にはたくさんの人がいるよね。
そんな街の中で、ある人がふっと顔を上げたの。
そしたら、ビルの屋上から双眼鏡をもって人混みを眺めてる男がいたの。
勿論高いところから見下ろしてから顔はよく見えなかったらしいの。
でね、こっからなの。

その人がビルから飛び降りたの。

人混みの中に、まるで自分を愛してくれと抱きしめるような恰好で。
思わずその人は飛び降りたほうに急いだの。
でも、その人の死体はなかった。
それどころか、血さえも、双眼鏡も、その姿さえも。
しかも周りの人は何事もなかったかのように歩き続けるの。

男が感想を述べた。
「・・・へえ。是非その人に話を聞いてみたいな」
でも、すぐさま女は否定に入った。
「それは無理よ」
さらに男は疑問を口にする。
「・・・その人はもう死んだの。その半日後にね」



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