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- Only Holy Story
- 日時: 2011/06/05 13:59
- 名前: モロヘイヤ (ID: vgnz77PS)
こんにちはモロヘイヤです
よろしくお願いします!!
≪登場人物≫
レロジオ(Relogio)
19歳:男
ETEMER歴2ヶ月
ケル(Keii)
18歳:女
ETEMER歴6ヶ月
ヤコブ(Yakob)
18歳:男
ETEMER歴2ヶ月
紫(Murasaki)
年齢不詳:性別不詳
ETEMER歴不詳
鶯(Uguisu)
年齢不詳:性別不詳
ETEMER歴不詳
≪用語解説≫
【ETEMO(エテモ)】
時空間を【ヴァトマ】できる機械
使用する際には免許が必要
移動先での制限は【時空間啓発院】発行の【時書】に記されている
なおETEMOはバッテリーが消耗次第効果は切れ、元の世界に戻る
【ヴァトマ】
ETEMOを使用し、時空間を自由に移動すること
【時空啓発院】
ETEMO使用者(ETEMER)が移動先で問題を起こさないために設けられた組織
【時裁官】の総合統括をはじめとする院員の人数は約600人
時空啓発院の資格を所持している者のみ時書の規律を行使することができる
【時裁官】
時空啓発院の総合統括者
【時書】
ETEMERの移動先での行動を制限するために発行された規律書
犯した問題に応じて罰が与えられる
第1項
時書の規律に違反したETEMERはETEMO使用許可書を剥奪される
逆に時空啓発院員も、誤って時書規律行使を行った、もしくは無断で規律行使した場合は時空啓発院の免許を剥奪する
第2項
移動先で暴行をしてはならない
第6項
他人の【時間軸】と互いに干渉してはならない
第15項
歴史を変えるようなことをしてはならない
などがある
【時間軸】
ETEMERがETEMOを使う際に一時的に移動する異空間
元の世界と移動先との媒体空間のことを示す
≪世界観≫
仮想2世紀
時空間を自由に移動できる画期的な機械ETEMO(エテモ)が開発された
規律のもとで行われるヴァトマは人々に歴史の温かみを与え、新しい未来を創る糧としていった
しかしある日突然、主人公がヴァトマをすると望んでいない、知らない、決められた場所にヴァトマしてしまった
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- Re: Only Holy Story ( No.1 )
- 日時: 2011/06/05 15:03
- 名前: キヨムラ (ID: vgnz77PS)
この物語の主人公はレロジオ
レロジオはETEMOの使用免許を取って2カ月が経っていた
ある日彼がヴァトマをすると、白い部屋にいたのである
この部屋には窓が無いが暗く無い
電気は無いが明るく無い、ただ白い部屋である
部屋の形はおそらく立方体であろう
天井と壁との距離感が同じである
ヴァトマしようとするが同じ部屋の同じ場所にヴァトマしてしまうのだ
向かいのドアが開く音がした
そこには仮面をつけた全身白いマントをまとった人が立っていた
「レロジオ君ですね」
声変機を使っているのだろうか、性別が判断できない
身長は167ぐらい、体系は分からない
ただ、その白い部屋と同化していて仮面だけが浮いているように見える
「レロジオ君ですね」
同じ質問をレロジオに投げかけている
「お前は誰だ」
「レロジオ君ですね」
「…レロジオだ。お前は誰だ」
「己の名前は紫だ」
紫という名前のようだ
やはり名前だけでは性別を判断することは難しい
「何の用だ、俺はスペインのバレンシアにヴァトマするつもりだったんだ。お前俺のETEMOに何をした」
「君には我々の手助けをしてもらおうか」
「我々?手伝い?」
「君に質問する権利は無い」
「お前時空啓発院に見つかったらどうするんだ」
「君に質問す…大丈夫だ」
「ここから出るにはどうしたらいいんだ」
「君に質問する権利は無い」
「……」
沈黙が15分ほど続いた
紫が入ってきたドアの奥にはもやもやしたものがある
おそらく紫の時間軸だろうしかし、ここで紫の時間軸に入ってしまうと
時書の第6項規律に反してしまい、罰せられてしまう
あの時間軸に飛び込み元の世界に戻ることが最良の策だと考えるならば罰せられることも怖くないだろう
謎の人物に謹慎されたという口実で罪から免れえるという逃げ道もある
「己の時間軸に干渉すると君の身が亡びるだけだ」
「…根拠は」
「君に質問する権利は無い」
「この部屋から出たくば、我々に手をかすしかない」
「…わかった…」
すると紫の入ってきたドアからまた白いマントをした仮面をした謎の人物が入ってきた
身長は紫より大きめである
「お前は誰だ」
「君に質問する権利はない」
紫が口をはさむ
「己の名前は鶯だ」
「君には我々に協力してもらう」
「何を…」
「…このリストに載っている人を消去してきてほしい」
「殺しか…」
「君に質問する権利はない」
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