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僕は精神病患者。
日時: 2011/06/05 18:44
名前: オワリ (ID: T3.YXFX2)

ハジメマシテ、オワリと言います!


シリアス系を書いていきたいと想っています。

これからよろしくお願いします!











:登場人物

・終崎 刹那 (おわりざき せつな)
何でもない、只の平凡な高校生少年。
幼い頃、目の前で両親が殺され以来、誰にも興味を無くしてしまった。
無気力症候群で無関心、無感動。
事件以来血や、ケンカ、争いごとを見るとパニック障害が起きる。
フラッシュバックや色んな症状が起こる。
時たま記憶障害が起こる。
想像高校、一年A組。

・霜空 霧 (しもそら きり)
不良高校生で主人公と同じ高校、同じクラス。
結構な美形で女子からも人気が高い。
終崎とは入学式に一度会っていて、それ以来気にかけている。




※多分増えます。












:目次:
プロローグ >>1

Page:1



Re: 僕は精神病患者。 ( No.1 )
日時: 2011/06/05 18:43
名前: オワリ (ID: T3.YXFX2)

:プロローグ:








幼い頃、僕が十歳だった頃。

両親は僕の前で殺された。

犯人の顔は見えなかった。






———心の中はカラッポ。






ガランドウ。









虚無だけが残った僕は、その後警察官によって保護された。




———何故、犯人は僕を殺さなかった。


———いっそ、殺してくれたらよかったのに。









(僕の心はナオラナイ)






















「・・・で、キミはそれ以来、無気力症候群でパニック障害、記憶障害、その他もろもろを持ってる、か」


「・・・」




目の前には、白衣の男の人。


僕をじっと見ている。




「・・・」


「だけど、キミは自閉症じゃないだろう?喋ってみなよ。キミの声はどんな声?」


「・・・僕は、」


「ん?」


「興味何て、最初から無かったのに」


「・・・そうだね」






だけど、警察の人間は僕を此処へ連れてきた。


僕だって自覚している。

僕は《可笑しい》。


「・・・」

「ん、まぁ、キミが学校へ行けれるレベルにまで落ち着いたら、キミを学校に戻そうと想うけど、それでもいいよね?」

「・・・ハイ」



僕は、白衣の男の人の腕を見る。


包帯が巻かれている。




———僕が切りつけた痕だ。






僕は、病室を後にした。



今から大体、6年前の出来事だった。

Re: 僕は精神病患者。 ( No.2 )
日時: 2011/06/05 21:40
名前: オワリ (ID: T3.YXFX2)

「———なんだアイツ」


入学式の時、キミは笑わずにソコに佇んでいた。








№01 「キミ」








「・・・」

「あー・・・刹那君、気分はどうかな?」

「・・・悪いです」

「そりゃぁそうだろうね・・・。ちょっと精神安定剤を打ち込ませてもらったよ」




僕は両手に嵌められた手錠と、注射の痕らしき物を見て頭を下げる。


「打つ時も大変だったんだよ?キミ、見境無く持ってたナイフで暴れまくるんだから・・・」


ナイフ———。


そういえばあの時、鋏で手を切って、血を見て———。




「出来るだけ刃物は避けてほしいところだね」

「・・・スイマセン」

「いや、まぁ、しょうがないからね。・・・でもこれからは気をつけてね。それと、コレは君に渡しておくから」




そういって渡されたのは、白い袋に入った錠剤だった。




「何かあったとき、服用してね」

「・・・」














「・・・オイ、」

「何だよ、霧」




ゲームをしながら友人、雲牙くもがは俺のほうを向いた。



「終崎ってしってっか?」

「あ?そりゃあ知ってるよ。何だ、お前知らなかったのか?」


そんな事を言われて、俺はムッとする。

知らないのは俺だけじゃないだろ。

そんな事を口走ると雲牙は、




「全員知ってるぞ、あいつの事。ある意味有名人だしな、あいつ」

「あ?どういう意味だ」



ほりゅ。


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