ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ─SUSPECT─
- 日時: 2011/07/07 23:06
- 名前: 神無月蓮音 ◆QbxCHceaIo (ID: 4RXkNMBl)
初めまして?
神無月蓮音 <カンナヅキレオン> です。
今回、初ミステリー系を書いてみます。
なので、
内容おかしくなってるかもです。
─主な登場人物─
成田真一 ナリタシンイチ
この物語の主人公。 物事を考えすぎる癖がある。
長瀬輝 ナガセテル
真一の親友。 頭脳明晰、スポーツ万能、かなりの人気者。
渡辺悠太 ワタナベユウタ
いわゆるガリ勉。人間観察が趣味。
高峰麗 タカミネレイ
冷静沈着、誰もが憧れる美人。
荒川桜 アラカワサクラ
クラスでも特に目立たない存在。
>>01 1話
>>02 2話
>>03 3話
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>>05 5話
>>06 6話
>>07 7話
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- ─SUSPECT─ ( No.1 )
- 日時: 2011/06/13 20:08
- 名前: 神無月蓮音 ◆QbxCHceaIo (ID: 4RXkNMBl)
─1話─
「殺人事件」
僕はここ、県立葵高校2年3組の生徒。
普段は目立ちもしない、普通の高校生だ。
日常的な、毎日に、非日常的な事が起きた。
そう。殺人事件だ。
しかも、この学校で。
しかも2学年の中で。
校舎内で起きたこの事件─
僕は、
いつものように、
眠たい目をこじ開けて、半分寝たような状態で電車に乗った。
そして、
いつものように、退屈な授業は落書きをすることにあて、
今は唯一の親友といえる輝と昼食を食べていた。
そのときだった、
クラスで一番のガリ勉君、渡辺悠太が転げるように教室に入ってきた。
皆は渡辺の方を見た。
「さっ、さっ殺人事件があったんだって!」
「えぇ!?」
皆が騒ぎ出す。
「こっ、この葵高校で殺人事件があったんだって!」
「えぇ!?誰が殺されたん?」
「2年の島崎。」
「えぇ?あの、人気者の?」
島崎とは、3年生に人気の島崎飛鳥。
元気で可愛らしい生徒だった。
「そう。
体育館の倉庫で倒れてたそうだ。脇腹を刺された状態で。」
クラスに一瞬の沈黙が流れた。
「…ま、まぁ俺達には関係ないよな?」
「そうだよね。」
皆はまた友達と話始めた。
そして、またいつもの楽しい昼食の時間がやってきた。
僕は、渡辺に訊いた。
「島崎さん、何かを持っていなかった?」
殺人事件などの被害者は、何か証拠を残そうとして、
何か手がかりになる物を持っている可能性が高いと聞いた事があった。
「確か…自分はあなたのファンです。
みたいな手紙を持っていたみたいだよ。」
「ファン?それって手書き?」
筆跡で犯人が分かるのでは無いかと僕は考えた。
しかし、そんな僕の幼稚な考えは通用するはずが無かった。
「パソコンで打ってあったみたいだ。」
(やっぱりそうか…)
その日から僕の探偵ごっこは始まった。
もちろん、親友の輝も一緒に。
- ─SUSPECT─ ( No.2 )
- 日時: 2011/06/13 20:07
- 名前: 神無月蓮音 ◆QbxCHceaIo (ID: 4RXkNMBl)
─2話─
探偵ごっこ
その日から僕の生活は変わった。
1日中その事件の事を考える様になった。
「なぁ、輝。犯人はこの学校の中の誰か…だよな?」
「ん?まぁ、そう、だよな?島崎の死亡推定時刻は授業中。
もちろんその時間は学校に入れるのは生徒か先生
のみってことだよな。」
輝は自分の推測を語った。
「あぁ。おそらく。
それにしても、犯人が島崎に送った手紙の内容が気になるな。」
「渡辺は、自分はあなたのファンです。みたいなのって言ってたよな」
「内容って、そうじゃなくて書き方だよ。」
「書き方?」
「あぁ。改行の仕方とか…」
登校中、2人は昨日の事件について話し合っていた。
2人は話に夢中になっていたせいで、
学校に着いているのに気付かなかった。
2人が教室を開けると、教室はいつもに増し、ざわめいていた。
「なになにっ?」
輝が近づいて行った。
「今日、葉月君の下駄箱にこんな手紙が入ってたんだって!」
近くの女子が手紙を差し出した。
「ん?」
輝が真一の方へ手紙を持ってきた。
はじめまして。
しかし、
のんきですね。あなたは。
うえきばち
えのぐ
「は?何だこれ?意味不明なんだけど。なぁ、真一、意味分かるか?」
「…さっぱり分からない…」
「まぁ、気にしなくて良くない?ただの悪戯だろ?」
クラスの1名が言う。
「そうだよね。ただの悪戯だよ。葉月。気にするなよ?」
「俺が気にするわけねぇだろ。こんな手紙。」
この時はこれで済んだ。
しかし
葉月が殺された。
校内にある橋の上で。
またも、脇腹を刺されて。
「なぁ、真一。どう思う?
この事件。あの手紙に何が隠されてるんだろう?」
「ん〜。まだわからないなぁ〜。」
「ねぇ、2人共。」
話し掛けてきたのは渡辺悠太だった。
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