ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

悲哀主義者-Alice-
日時: 2011/06/09 23:56
名前: うーぱーるーぱ (ID: ucEvqIip)

はじめまして!うーぱーるーぱといいます!
gdgdな文を書くことになると思いますが
ゆる〜く長〜い目で見てくださると嬉しいです♪
アドバイスや感想なども、頂けると飛び上がります(^v^)

※注意事項※
・残酷表現があるかもです
・駄文です
・よくわからないかもです

それでも大丈夫な方はご覧になっていって下さい!↓↓↓


Episode0>>1
Episode1>>

Page:1 2



Re: 悲哀主義者-Alice- ( No.2 )
日時: 2011/06/10 00:11
名前: うーぱーるーぱ (ID: ucEvqIip)


Episode1:歌を歌いしその名はAlice


「みーかーづきのぉ、くーちぃがーわーーらーうぅ。わたしぃはぁ、まいごーのーありすぅ♪」

少女は歌を歌いながら道を歩いていた。
月明かりだけが光を放つ、暗い道を。
金糸のような長い髪をゆらゆらと揺らしながら、少女は周りを見渡した。

「ふんふーーーん、ふんふーーーん、ふふふんふん、ふふふーん♪」
「おやアリス、今日はずいぶんとご機嫌ではありませんか」

一つの声が少女、アリスに声をかけた。
暗い影から、月明かりの下に出てきた声の主。
・・・・こげ茶色の、帽子と服を着た、老人のようだ。

「あら、マッド・ハッター(イカれ帽子屋)!えぇそうなの!!今日はすごく気分がいいの!!」
「それは良かった。・・・・・アリス、君が持っているその玩具、随分と素敵だね。どこで見つけてきたんだい?」
「これのこと?道を歩いていたら見つけたの!!素敵でしょう?」

ずい。と差し出してくるアリス。
・・・・・・まだ成人にも満たないであろう、女性の首であった。
アリスの手には、どろりとした血が乾くことなく滴っている。

「とても素敵だよアリス。<彼>に見せたら、きっと喜ぶだろうね」
「・・・・・・・・・・・<彼>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

アリスの表情が曇った。
力が抜けた手から、首がごろりと転がり落ちる。

「・・・・そうなの。<彼>に見せたらきっと喜ぶと思うの。でも、何処にも居ないの・・・・・・」
「・・・・・・・・きっとかくれんぼをしているだけだよ、アリス。君が見つけてくれるのを待ってるんじゃないかな?」
「・・・そうかしら?」

マッド・ハッターの言葉を聞き、アリスの表情に光が差した。

「ああ、きっとそうだよ。さあアリス、探しに行ってあげないと」
「ええ!勿論そうするわ!!ありがとうマッド・ハッター!!!」

転がった首をぐちゃ。っと踏みつけ、アリスは闇に消えていった。
こげ茶色の老人は、ただただそれを見つめるばかりであった。

Re: 悲哀主義者-Alice- ( No.3 )
日時: 2011/06/11 13:36
名前: うーぱーるーぱ (ID: ucEvqIip)


Episode2:どちらへ逃げるのウサギさん


「・・・・」
「ひ、ひどいですよぉアリス!そんな顔するなんてぇ」
「だって私、あなたが嫌いなんだもの。目の前からいなくなってくれると喜んで笑顔になるわ」
「!!!ひどいですぅ・・・・・・」

アリスは眉間にしわを寄せて、口をへの字にしていた。
心底いやそうな顔をして、あるものを見ていた。
アリスの4分の1程の身長もあるウサギを。
二足歩行で、真っ赤なコートを着て、ポケットから懐中時計をぶら下げている。
そんなウサギはしくしくしくしく泣いている。

「もう、泣かないでよホワイト・ラビット(白ウサギ)・・・・あなたの泣いてる顔を見ているとイライラするのよ」
「えぇぇえええぇぇえぇぇええええ!!ぼ、僕はアリスが大好きなのにぃ・・・・・」
「私は微塵も好きじゃないけどね」
「!!!!!!!!!!!そんなぁあああぁあぁあぁぁあ・・・」
「・・・・・もう、泣かないでって言ってるのに・・・・・・・・・・・・」

ホワイト・ラビット(白ウサギ)はまたしくしくと泣き始めた。
アリスは鬱陶しそうにそれを見ている。

「・・・・あ、そうですアリス!あなたに伝言を預かってるんです」
「!!誰から?!<彼>からなの??!!」

アリスはホワイト・ラビットに詰め寄った。

「ぅう、も、申し訳ありませんが・・・・・・」
「・・・そう、違うのね・・・・・・。じゃあ誰なの?」
「はい、ツインズ・マーメイド(双子の人魚)からですぅ・・・」
「ツインズ・マーメイドから?何の用かしら」
「ぇと・・・・『<彼>から伝言を預かってる』とのことで・・・・」
「・・・・・・・・伝言で伝言を聞かされる羽目になるとは思わなかったわ・・・」
「お、お役にたてなくて申し訳ありません・・・・・・」

ホワイト・ラビットがシュン・・・となっていると、アリスは笑っていった。

「ありがとう。大好きよ、ホワイト・ラビット」
「!!!!!!!!!!!!!!ありすうぅううううぅぅう!!!」
「こんな時だけね」
「ぁああぁぁぁあぁああぁあぁぁぁぁぁあああぁぁぁあ」


Re: 悲哀主義者-Alice- ( No.4 )
日時: 2011/06/11 17:01
名前: ☆猫を愛で隊☆ (ID: 4/G.K5v4)


白ウサギ可愛すぎでしょ^p^
更新がんばってください♪

Re: 悲哀主義者-Alice- ( No.5 )
日時: 2011/07/20 22:46
名前: うーぱーるーぱ (ID: ucEvqIip)

☆猫を愛で隊☆様
>はわわわ・・・・ありがとうございます!
 がんばります!!

Re: 悲哀主義者-Alice- ( No.6 )
日時: 2011/07/20 23:23
名前: うーぱーるーぱ (ID: ucEvqIip)

Episode3;盲目的な人魚姫


「・・・・・・こんなところに来てまで悪ふざけなの?」
「「おやおやアリス。何をすねた顔をしているんだい?」」


うふふ。と笑うのは二人の少女。
顔が同じ・・・・・いわゆる双子である。
そんな二人を見て、アリスは眉にぎゅっとしわを寄せ、二人を睨み付ける。


「それ以上減らず口をたたくようなら、天ぷらにしてホワイト・ラビットに食べさせるわよ」
「「!!!ちょっと待ってよ!!」」


双子は水面から顔を出した。
・・・・水中には桃色の尾びれがユラユラと揺れていた。

「あんなヘタレウサギに食べられるくらいなら」
「海の藻屑となって消えた方がマシさ!いや、いっそ」

「「君が食べておくれよ!愛しのアリス!!!」
「絶対嫌よ。あなたたちツインズ・マーメイドなんか食べたらお腹壊すわよ」


酷いよアリス!!と微塵も思ってなさそうな顔で二人は水中を行き来する。


「・・・・・で?<彼>からの伝言があるって聞いたからここに来たんだけど?」
「「ああそうだったね。忘れていたよ」」

双子は一度水底にもぐり、ある大きな<箱>を抱えて浮上してきた。


「「君に渡してほしいんだって!よかったね、アリス!!」」
「・・・・・宝箱かしら・・・・・・・・・・・」


アリスが頬を紅潮させながら箱を開く。
そこに入っていたものは・・・・・・・・・・・。


「!!!!!!!!!!!!!!!!」
「おやアリス!」
「まあアリス!」



「「とっても素敵なプレゼントだね!」」


「・・・・ええ!とっても素敵だわ・・・・・・うれしい!!」


そこに入っていたのは、かつては生命体であったもの。
・・・・・・・人間の首であった。


「でも、私はこれをもって先には進めないわ・・・・・・・」
「おやおやそれは」
「残念だね」

双子は眉を下げ、アリスのそばに泳ぎ寄る。


「「!!そうだアリス」」
「?なぁに?ツインズ・・・・・・」

「これは提案なんだけど」
「もし良かったらそれ」


「「私たちで食べてあげようか???」」
「・・・・ホント?貴方達の肉の糧として吸収してくれるの?」
「ああ本当さ!」
「アリスさえよかったらね」


ツインズ・マーメイドの言葉に、アリスは目を輝かせて笑う。


「是非そうしてほしいわツインズ!じゃあ<彼>と会うまでそれを貴方たちに預けるわね。
 そして<彼>に会ったらその時は・・・・・・」







「その時は、貴方たちを食べるから!約束ね!!!!」


「ああアリス、待っているよ」
「美味しく君に食べられるその日まで」


「「私たちは君と<彼>の帰りを楽しみにしているよ!!」」




「あ、でも脂がのったお肉は嫌よ」

「「・・・・そこのあたりは善処してくれないかい?アリス・・・」」


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。