ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Omerta-オメルタ- [ビギンズナイト] 更新!
日時: 2011/07/26 18:20
名前: 凡(ぼん) (ID: WWouN6/z)
参照: その物語は静かに幕を開ける。

※流血表現・低度のグロ注意。微妙にえろい表現も注意。作者が腐っていることにも注意!(腐向けというわけではありませんが、男キャラを多くしましたので&萌えを追求しまして)

◆序章
>>15

◆第一章 
EP1【>>28-29】[ 我が愛しき悪の世界より ]
EP2【>>36-37】[ ロッソの晩餐会 ]



◆----------◆-----------◆-------—◆----------◆

◆番外編
[ 赤き運命 ]…【>>39-41
∟ヴィータ・モルテ・カヴァリエーレとカステッロ・メネストレッロの出会い。
現在年齢が二人共20歳だとして、このストーリーは3年前くらい。
ヴィータが昔、ある主人のもとで傭兵として暮らしていた時の話です。
主人を護るため、仲間と共に敵方と戦っていたが惨敗。
ヴィータも瀕死の重傷を負ってしまって--—…。
※見る人によれば腐向け(?)…健全な方にとってはただのグロですが(笑)
ひとまず、微エロ、微グロ注意報発令な感じのストーリーです。
どうか、生死騎士sや野宮詩織sが腐向けに寛容である方であると願いたいですwさーせんww


−‐‐‐‐登場人物−‐‐‐‐‐‐

◆ロッソファミリー【>>51

◇パウーラファミリー【】

◆モストロファミリー【】



・【destra.sinistra】…右左 顔写真[>>10]
(デストゥラ・スィニストゥラ)
・【yun】…ゆn
(ユン)
・【lince.eternita】…猫凪永久
(リンチェ・エテルニタ)
・【fiore.paradiso】…華京
(フィオーレ・パラディーゾ)
・【monte.tristezza】…山下愁
(モンテ・トリステッツァ)
・【luna.ombra】…月影
(ルーナ・オンブラ)
・【luch.solare】…葵
(ルチェ・ソラーレ)
・【nero】…黎
(ネーロ)
・【vento】…風
(ヴェント)
・【bianco.magia】…だいこん大魔法
(ビアンコ・マジーア)
・【niente】…Neon
(ニエンテ)
・【mese.amore】…月読愛
(メーゼ・アモーレ)
・【t.u.cinque】≪tre.uno.cinque≫…No315
(トレ・ウーノ・チンクエ)
・【giada】…翡翠
(ジャーダ)


—---------------------------------------------------------------—

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Re: Omerta-オメルタ- 番外編 [赤き運命] 更新! ( No.50 )
日時: 2011/07/22 18:16
名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
参照: 今日の試合ダリかった。←

いえいえ。あれのどこが駄文なんですか!?
そんなん言ったら俺の小説(もちろん駄文)どうなるんですかぁぁ!!!
凡さんは俺にとって、小説の神であり、イラストの神でもあるんですよっ!!
番外編もめっちゃ面白かったし、嬉しいのはこっちです。

Re: Omerta-オメルタ- 番外編 [赤き運命] 更新! ( No.51 )
日時: 2011/07/23 11:44
名前: 凡(ぼん) (ID: 7K.EniuH)
参照: 仮面ライター凡王「オレ、惨状!!」

◆ロッソファミリー◆
-‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

Boss.=【tremolo】(トレモロ)…トレモロ

「逃げたもん勝ちだろ?」

時空間移動のオメルタを持つ男。
ロッソファミリーのボスでありながらも、その自覚は皆無に等しい。
夜中にフラフラと街を出歩いて女の子をナンパするのが趣味。究極の女性愛主義者。
また、自身が危機的状況になるとオメルタを使い、こつぜんと姿を消してしまう。
ファミリーは組織としてではなく、家族としてとらえているため、幹部たちをよく可愛がっている。
普段はローザ・ペスコを護衛と称して連れまわしている。

イメージイラスト【>>34

----------------------

幹部. =【castello = menestrello】(カステッロ=メネストレッロ)
…野宮詩織 

「彼女はずっと、僕の可愛いお人形さんですから」

マインドコントロール、意志洗脳のオメルタを持つ男。
ロッソファミリーの頭脳であり、参謀役を務めている若きベテラン幹部。
自身が戦場に赴くことはないが、その指揮能力は並はずれたものである。
ポーカーフェイスが通常で、めったに感情的になることはなく、冷静沈着。
また、直属の部下であり幹部でもあるヴィータをファミリーに引き入れたのは、彼である。

イメージイラスト【>>1

-----------------------

幹部. =【v.m.cavaliere】≪vita.morte.cavaliere≫(ヴィータ・モルテ・カヴァリエーレ)
…生死騎士 

「人間を二度は殺せない。意味分かる?」

不死身のオメルタを持つ男。
ロッソファミリーの特攻隊長でもあり、いつも第一線で戦っている。
あまり争いを好んでいるわけではないが、時には戦わなければならないことを十分に理解している。
楽天的でマイペースな面が目立ち、俗に言うトラブルメーカー。
関わる人を巻き込んでは騒動を起こす問題児ではあるが、ファミリーを大切に想っている。
目元を隠すほどの長い前髪が特徴。日本文化が大好きで、たまに着物を着ていることも。

イメージイラスト【>>2

-----------------------


幹部. =【rosa.pesco】(ローザ・ペスコ)…友桃 

「トレモロ様のご命令…」

千里眼のオメルタを持つ少女。
ロッソファミリーのボスであるトレモロの警護役を務めている。
あまり自発的に喋ることはなく、極端な人見知り。
歳の差もあるので、幹部たちはは妹のように接している。
眼帯をつけた左目でのみ千里眼を使うことができ、オメルタを始動させる際には眼帯をはずす。
また、異常にトレモロに懐いており、彼の身を危ぶませるモノを徹底的に嫌う。

イメージイラスト【>>3

-----------------------

幹部. =【marrone】(マッローネ)…モンブラン 

「嗚呼、神よ…お許しください」

重力操作のオメルタを持つ男。
ロッソファミリーの新人幹部。また、教会の神父でもあり、兼業している。
他の幹部と比べればおとなしく、真面目で、規律正しく、平凡的で平和的。
マフィアの仕事は積極的ではないが、トレモロに恩があるために働いている。
しかし、オメルタ始動時には人が変わったように好戦的になる。
オメルタの扱いに慣れていないこと、オメルタの力が彼の精神力を上回ったことが原因である。
1年前、オメルタ始動時にやりすぎた大量殺戮を行ったため、今は戦闘を控えるよう言われている。

イメージイラスト【>>4

Re: Omerta-オメルタ- 番外編 [赤き運命] 更新! ( No.52 )
日時: 2011/07/23 16:15
名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
参照: 俺の嫁が最近増えすぎて困る。←

第一線です。←何ww
そういう性格してます、現実でもww
あとは常に(剣道の試合・団体戦において)先輩の為に戦ってます。
戦ってるつもりなんだけど・・・実際どうなんだ・・・?w

日本文化好きをいれて下さって有難う御座います!!
そういう性格してますww(二度目)
ローザが自分の中でどストライクですw((てめぇw
こういう妹キャラ的なのいいですよね^^萌えr((殺
あとマッローネさんの性格変わるのがいい。
バトル漫画界において、こういう奴は絶対必要だと思います!!

乱文失礼致しました〜

Re: Omerta-オメルタ- 番外編 [赤き運命] 更新! ( No.53 )
日時: 2011/07/26 16:09
名前: 凡(ぼん) (ID: WWouN6/z)

生死騎士s


コメありがとっす!!
更新遅くなる原因その①が…こんな人物紹介に手間かけちゃうところですかねー(笑)
ですが、かかさずコメをくださる生死騎士sに最近、感激のあまり涙が…ry
まじ嬉しいっす!!
おおw剣道!いいっすねぇ♪
自分は青春をドブにポーイしちゃいました。ただのダメ人間です←
がんばりまっするwww

Re: Omerta-オメルタ- 番外編 [赤き運命] 更新! ( No.54 )
日時: 2011/07/26 18:18
名前: 凡(ぼん) (ID: WWouN6/z)

第一章三話   [ ビギンズナイト ]




カチャ———…。

無機質な音が後頭部から聞こえて、立ち止まる。
路地裏は人通りが少ない。辺りは闇に支配されている。
此処にあるのは、今にも消えかかりそうにバチバチと点滅する街灯だけだ。

「…誰だ」

男は静かに問う。が、けっして答を欲しているわけではなかった。これはただの時間稼ぎにすぎない。
男の額からひとすじ冷たい汗が流れる。唇がかさついて、そして息ができなくなる。
突き付けられたピストルは、いまだ下ろされることはない。
男は目をきつく閉じ、いずれやってくるであろうその時を思いながら奥歯を噛み締めていた。
…すると、遠くからカツン、カツンとこちらに近づく足音が聞こえ始める。
そして近づいてきた人物は、彼と一定距離を保って立ち止り、緊張状態のままの男に、声をかけた。

「やぁ、ごきげんよう、トレ・ウーノ・チンクエ。久しぶりだね。元気だったかい?」

————…テノールの、甘い声。

「ああ、もういいよネーロ。それを下げてあげなさい」

————…『彼』の声に反応して、カチャリ…とピストルの下ろされる音。

「——…何を怖がっているのかな。さぁさ、こちらを向きなさい」

————…わざとらしい、天使に歌いかけるような優しい口調。

トレ・ウーノ・チンクエと呼ばれた男は身体の震えを必死で押さえながら、ゆっくりと身体ごと、声の主の方へ振り返る。
そこには案の定、『彼』がいた。

「そんなにおびえなくとも大丈夫ですよ。…キミには、そんなにわたしが恐いのかな」

「い、いえ…——ニエンテ、様」

「ああ、やっと口を聞いてくれたね。少し戸惑ってしまったよ。キミにはもう嫌われてしまったのかと、思ってね」

「…とんでもありません」

「ああ、それはよかった。わたしも、部下には慕われていたいからね」

————…そう言って、にっこりと微笑みかける、人形のような顔。

「…————ッ」



   辺りに広がる血の洪水
                     足元に
  壁に           床に
       身体じゅうに             その顔に

    もがれた腕に           もがれた足に

 沈んでいく友人に
      
              血         血

        血


あか、アカ、赤、紅—————…アカクテ、キレイナ…

     
          『 ———タ——…バ、——ヲ————…コ…セ 』


—————…

———

——


「大丈夫ですか?」

「——……すみません、めまいがしただけです」

トレ・ウーノ・チンクエは苦々しく口元を歪め、やり過ごす。
一瞬のことだった。彼の笑顔に重なって、≪あの日の記憶≫が、脳裏を巡った。
忌々しい過去は、忘れようにも、忘れられない。

「…ボス」

いつのまにかニエンテの後方に控えていたネーロが、イヤホンをつけた片耳をおさえ、呟く。

「通信が入りました。他の幹部の召集が完了したようです」

それを聞いたニエンテは静かにふっと笑うと、「そうですか」と答えた。

「わたしのファミリーは規模が広いですからね。…各国に散らばった幹部の皆さんの召集には、もう少し時間がかかると思っていたのですけれど…——」

「…皆、ボスの命令を第一優先事項にしていますから」

「ああ、そのようだね。嬉しいことだよ」

ニエンテはそう言いながらも、その事実が当然だ、というかのように感情のない声で返す。
トレ・ウーノ・チンクエはその会話を聞いて、だいたいの主旨を把握した。

「…おれも、召集に?」

「決まっているじゃないですか。キミも、幹部の一人でしょう?」

「——…はい」

「貴方とは連絡がなかなかつかなかったので、直接、寄ってみたんです。ちょうど、わたしもネーロと共にローマに滞在していたので」

後方のネーロがこくりとうなづく。

「…わざわざ、すみませんでした」

「いいんですよ、これくらい。わたしはファミリーのボスですから」

ニエンテはそう言うと、華麗に身をひるがえした。
そして、ネーロもその後についてゆく。

「待っていますよ」

その言葉の余韻を残して去っていく二人の姿を見送る。
トレ・ウーノ・チンクエは、ひとり、浅く息を吐いた。


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