ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

なにもできない
日時: 2011/06/15 18:53
名前: めいら (ID: ODVZkOfW)

クリック有難うございます。
久しぶりに小説を書こうと思います。
前までは「トレランス」としてBL小説中心に活動していました




■注意
 ・荒らし、中傷目的の方はご覧できません
 ・いきなりタメでのコメントは控えください
 ・多少の誤字があってもスルーしてください
 ・気まぐれ更新です



■物語
 中学2年生になるある少女が、学校へ行く途中に交通事故にあい、
 盲目少女となってしまう。
 その少女は初めて感じる暗闇の恐怖などを体験する。
 そんな少女の物語



少しでも興味をもたれた方は、読んでみてください。

---------------------------
■更新履歴
 6/15 小説top作成
    第一話更新
---------------------------

Page:1



Re: なにもできない ( No.1 )
日時: 2011/06/15 18:52
名前: めいら (ID: ODVZkOfW)

(早々更新です)



第一話:死神をみました。


少女の名前は小林みなみ。
普通の平凡な中学2年生だ。
小林はいつものように学校に向かっている。
この日は寝坊してしまって遅刻数前だった。

小林は全速力で走り、もう少しで学校だという所まできていた。

「はぁ、はぁ…!よかっ…た、ギリギリ間に合いそう、はぁ、はぁ」

体の力がふっと抜け、小林は走る速度を緩めた。

「(この距離なら歩いても、もう大丈夫かな)」

小林はそう思い、横断歩道で走るのをやめ、歩き始めた。

すると、トラックが勢いよく…

パパーンパーン!!



「え」


バンッ

目の前が真っ暗になった。


◆◇◆          ◆◇◆


「…み…な…」
「…ん…」
「みな……み!」
「え…な、に…」
「みなみ!」
「…お母さん」

小林は自分が寝そべっているベッドから身を起こす。
だが、何かが変だ。

目の前が真っ暗だった。

「あ、れ?」

一生懸命目を開こうとしても開かない。
と、いうか開いているのかもしれないが、目の前が真っ暗だ。

「お母さん…私…目、見えない!開かないよ!」
「っ…」

小林の母は黙って涙を流していた。

「お母さん、わ、私…目、見えないよ…!なんで?私…」
「みなみ…あなたはトラックにはねられて…目をっ…っ」

小林は状況が飲み込めなかった。
「私、朝学校へ走って……」

その時すべてを思い出した。

「私、トラックにはねられたんだ…そうだ…それで、それで…」

小林はトラックにはねらる瞬間、
真っ赤なワンピースを着て、髪の長い女の人が口が裂けそうなくらいニッと笑いこちらを見たのを見た。
その女の人の目は隠れていて見えなく、肌は真っ白だった。

「(本で読んだことある。事故や不幸な事、死に直面するときは赤いワンピースを着た、女の人が見えるって…その女の人って…)」

死神…


つづく___


*アトガキ*
短いうえに、急展開で
申し訳ありません。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。