ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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輪廻転生
日時: 2011/06/18 02:20
名前: 明日ヶ原 (ID: I3lm3qcr)

始めまして、明日ヶ原と申します。

もう、ここに書いてあった小説の書き方とか思いっきり無視して
半分思いつきで書きます。

ただ、完結はするようにしたいと思っています。

ずいぶんと稚拙な文章になってるかと思われます。申し訳ございません。

では、少し書かせていただきます。

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輪廻転生 一人目 ( No.1 )
日時: 2011/06/18 02:50
名前: 明日ヶ原 (ID: I3lm3qcr)


 あぁ、何だってこんなに暑いのか。まだ、衣替えまで一週間もあるではないか。橘 花実たちばなはなみは思った。

「ボソッ)ったく、こんなくそ暑いのにやってられっか!!」

花実のいるクラスでは4時限目が数学だった。勉強が嫌いであった花実はこんな数学の授業など聞く気すらなく、だらだらノートに落書きを描いていた。だが、あと少しで給食なのだ、飯が食える!そう思った花実はテスト範囲のみを乱雑な字で書き写し寝ることにした。評価がCでも関係ねぇ!花実は思った。

 と、そんな授業残り5分の教室に久木教諭の雷が落ちる。

「おい!橘ァ!!寝てる場合じゃねぇだろ!?期末テストどうすんだ! 評価さがって高校いけなくてもしらねぇぞ!」

一気に花実にクラスの視線が注がれる。

「チッ、うるせぇ・・・。」

「おい、何かいったか」

「いえ〜、何でもありませんよ?寝ないように気をつけます」

視線の枷から解放された花実はため息を吐いた。自分は、ほんっとに・・。

  キーンコーンカーンコーン・・・。チャイムが鳴る。


 花実は待ちにまった給食へと手をつけた。空っぽの胃袋に食べ物が入る。決しておいしいとはいえないが食べ盛りの花実にとっては十分だった。

「いやぁ〜、花実。さっきは大変だったなぁ!まぁ、怒られただけだ ったけどな!」

小野裕子、花実の友達の一人である。花実は自分で言うのもなんだが友達はいるほうだと思っている。だから、昼休みに困ったことなどはない。

「裕子はいいだろがぁ!授業の態度でCついても他に挽回する手段がある
 じゃん!」

そうなのだ。花実と違い裕子は成績優秀で運動も出来る。花実もよく宿題を写させてもらったりしている。

「お?なら、花実も勉強すればいいのにね?そうだ、昼休みに学校図書 館にいこうよ!」

半ば強引にいくことになった。


 学校図書館など大して興味もなかった花実は、本を真面目にさがす裕子をよそにうろちょろしていた。

「何か、いいのないかな、アホの私でも読めそうなの・・・。」

ふと目にした‘輪廻転生,の文字。作者名は古いのか擦れて読めない。中二病的な花実はこんな言葉に弱く手にとって見たのだった。

「花実ー。何か見つかった?」

続く

輪廻転生 二人目 ( No.2 )
日時: 2011/06/18 19:32
名前: 明日ヶ原 (ID: vyKJVQf5)

 「輪廻転生ってさ生まれ変わるとかそういう系の言葉だよね??よくわかんないけど・・・。」

やけに裕子の声が弾んだ気がした。

「ねぇ、人間の魂ってさ本当に生まれ変われると思う??」

「はぁ?んなこt」

「どうやって確かめればいいのかな??頭悪いからわかんないなぁ」

花実は気味が悪かった。あの真面目でノリのいい裕子がこんな笑みを浮かべているなんて。それに、さっきの言葉・・・。完全に・・。

「花実ー、どうしたの?そんな深刻な顔しちゃってー。」

「いや、何でもないの」

「そういや、花実はさ前世の記憶だとか覚えてないのかな?」

「え?」

「覚えてないのかなって」

気味が悪い。そんな笑みをうかべながらこっちへくるな!そう叫びたかった。二人きりの図書室。誰もいない。今、何があっても・・・。

「ま、待って!わ、私この本読んでみようかなーー?あははh・・。」

「何それ、花実らしくない」

何のことか、さっぱりわからなかった。

「いつも質問に適当な嘘で答える花実!自分に関係ないことならほっておいてどこかへいく花実!!」

「そ、それは・・・。」

「何それ、自分で気づいてなかったとか言わせないから。」

みるみる裕子の顔が怖くなる。足が竦む。

「だから、少しお仕置きしようと思ってぇ。」

「な、何を・・・。」

「ちょっと輪廻めぐってこい」

突然の死ね宣言。うそだ?裕子が?別にいじめてた訳でもないし。

「まっ待って!」

「大丈夫、ちゃんと生まれ変われたかここで待っててあげるから」

「そっ・・・。」

夢だったらいいのになって、そう思った。ここでまさかの夢オチでもすればなって。

 目の前に咲く赤い花のような、そしてそれを栽培している主人を受け入れたくは無かった。

 ジリリリリリ・・・。

バッ 午前7時

「ゆ、夢!?」

花実はまず胸を確認した。ちゃんと心臓が動いてる・・。とても安堵した。こんなにも夢でよかったと思えるなんて。

花実は布団から出てこういった。

「よし、今日も学校がんばろっ!!」

続く


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