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不協和音
日時: 2011/06/18 20:36
名前: 青兎 (ID: DJvXcT4Z)

なんと!!初投稿です!!(知らんがな

ずっと小説を書きたくてたまらなかった時にこのサイトを見つけて「コイツはキターーキターーー(゜∀゜)」 ですよ!

頑張って続けて行こうと思うので、、
皆様どうか、こんな私ですがご支援よろしくおねがい致しますm(_ _)m


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Re: 不協和音 ( No.1 )
日時: 2011/06/18 21:00
名前: 青兎 (ID: DJvXcT4Z)

 
 燈赤く染まった空
 アトリなどが忙しくエサを運んでいるようだ。
 生ぬるい風がゆっくりと波うっている中、森の鳴き声と共に 
 小さな声援がわずかに聞こえてくる。

 
  「いっけー!いいぞ!そのまま!」

 
 少数の仲間の掛け声とともに少年は今サッカーゴールを目前に
 慎重にゴールへボールを走らせる。
 そこに小太りの巨体が大の字でゴールの真ん中から構えている。

 
  (よし…!いけるぞ!もらった!)
 
 確信した俺は思いっきりゴールの端目掛けてこの玉を
 土ごと力いっぱいに蹴飛ばした。


 だがボールはコントロールを失い真っ直ぐ回転しながら飛んでいく。

 一同が「あっ」と思った時にはすでにボールは
 ゴールキーパーの顔面へとストライクし、ボールを顔で弾き飛ばしたまま
 巨体はそのままうつ伏せに「ドッ」と倒れた。

 
  「大丈夫か雅夫!!」

 
 さっきまでの声援は一瞬で止み、皆は急いで雅夫の周りに集まった。
 だが、雅夫がうつ伏せで動かない。
 嫌な空気が辺りを覆う。
 
  
  「おい、怪我は!?」

 俺は不安そうに友達と2人で雅夫の巨体をそっと起こした。

  
  「いてて、、顔の脂肪のおかげでなんとか、、アハハ、、」
 
 雅夫は顔の砂をはらい、痛がってはいるがどうやら怪我も無く大丈夫そうだ。

 「おい!びびらせんなよ〜!」

 皆はほっとため息をついて安心し、いつもの感じで雅夫をチャカしだした。
 
 「ハハ〜お前の顔のおかげで点を防げたぜ〜!」

 さっきまでの不安な空気はすぐに皆笑いへと変り
 すぐに皆持ち場へ戻った。

  
 
 そう、俺は今この遊びだらけの夏休みのラストゲームに
 仲のいい友達11人と俺で近所の森林公園でサッカーをしているのだ。

  
 「しっかしお前らしくねーなぁ」
 
 茶髪でくしゃくしゃの短髪の青年が俺の肩によしかかった。友達の1人の聖斗だ。

 「あぁ、うん、うまく狙ったはずなんだけどな、、」

 「彪紀!お前の取り得はコントロールだろ〜!がんばれよー!」

 聖斗はそう言うとぽんっと彪紀の肩を弾く
 
 「ぉ、おう!任せとけ」

 
 確かにいつもは百発百中と言えるほど
 彪紀のコントロールは素晴らしかった。
 だが、彪紀はこの時はあまり気にしなかった、、、


 そう、、この時は、、

 

 
 




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