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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 真っ赤な部屋
- 日時: 2011/07/01 17:49
- 名前: 名無しさん (ID: rDVGHAHA)
俺は、PCの画面上で繰り広げられている「それ」が理解できなかった。
真っ赤な部屋。片隅にある白骨化死体。それ以外には何もない、防犯カメラのような映像。
どうしてこんなページが開かれたんだっけ。
ブラウザの×ボタンを押しても、理解できない英語が出てきて、それを邪魔する。
どこからか、中年男性がモニターに映る。
あ、こっちに近づいてきた—
そこで記憶は終了する。
自分が今いるのは、記憶と同じ真っ赤な部屋。
そこにあるのはさっきの死体だけ。どうやらあの男は、もういないようだ。
—どうしようか。
声をあげてみても、無駄なようだ。増してや、この部屋、この建物が世界のどこに位置しているのかすら不明である。
このまま死ぬのは自分としても嫌だが、このままいくと俺は死ぬ。
餓死するのが先か、窓がないこの部屋で二酸化炭素中毒に陥るのかが先かはわからない。
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- Re: 真っ赤な部屋 ( No.1 )
- 日時: 2011/07/01 18:05
- 名前: 名無しさん (ID: rDVGHAHA)
「あーあ」
もう諦めたような声を出し、壁にもたれかかる。
ん?
明らかに他の所と感触が違う。
拳を固く握りしめ、大きく振りかぶってぶん殴る。
(余談だが俺は空手の有段者)
真っ赤な部屋が、壁に空いた大きな穴のせいでより奇妙に見えた。
どうやら、脱出口ができそうだ。
足音を潜め、穴の奥をゆっくりと進んでいく。
ようやく光が見えた・・・という時、けたたましいサイレンの音が鳴り響いた。
シーン…
そしてそのあとに、驚くほどの沈黙が訪れる。
今のは何だったんだ…
- Re: 真っ赤な部屋 ( No.2 )
- 日時: 2011/07/01 20:06
- 名前: 涼野 優 (ID: yvG0.ccx)
主人公はいったんでしょうか!?
続きがすごく気になります!!
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