ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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通り雨
日時: 2011/07/04 18:05
名前: ユナユナ (ID: 9wHf9u2B)
参照: http://元応援団員です

初めまして!ユナユナです!(呼びタメおkです!)

すごいテンション高いです!
ワハハァ〜(=▽=)ノシ

あ、ひいちゃいますよな・・・

えぇ〜と、ちゅーがくのちっぽけな存在ですが、どーか、書き込み(もう、読んでくれるだけでも嬉しい〜)お願いします〜!

オリキャラ、募集中でゴザル。orz

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Re: 通り雨 ( No.1 )
日時: 2011/07/04 21:16
名前: ユナユナ (ID: 9wHf9u2B)
参照: 早くも4人の方に見ていただいた・・・!






———ねぇ。













今、楽しい?














ねぇ。
















今、うれしい?
















幸せな人ほど、そんな欲望が心に渦巻く。






























そんな人を、呪いにいきます。























あなたは———

























          ヘ・イ・キ・カ・シ・ラ?

Re: 通り雨 ( No.2 )
日時: 2011/07/05 18:05
名前: ユナユナ (ID: 9wHf9u2B)
参照: http://元応援団員です

                第1章
雪が降る中、マフラーを巻く少年が道を歩く。
バイクが溶けた雪を跳ね上げて行く。
せっかくの白い雪は土と混じり、茶色くなっている。

・・・きったねーなー、おい。

日に焼けた肌は今でも黒く、背の高い身体に似合わない赤いマフラー。おおかた、姉か恋人にもらった物だろう。
———が、そんな者はいないかもしれない。
人通りの少なくなってきた道にたたずむ店の端、つまり狭苦しい路地に座り込む。
「疲れた。」
雪は止み、晴れ渡った赤い空が姿を現す。
そして、日はすぐに山に沈んでいった。
もう少し、ここにいろよ。と、言いたくなってきたが、そんな事を言っても何も意味はない。常に地球は回っているのだ。だから、日にちは変わるし、季節も変わる。
「太陽さんよ、俺のトコ来いよ。遊ぼうぜ。」
ボソッとつぶやく。
そんな彼を見ていたものはいなかった。

家には馬鹿母が居やがるしな・・・帰りたくねぇ。
———これが、彼の本音である。
暗い気持ちとは反対に、蛍光灯が路地を照らす。
「はっ」
短いため息をつく。
「なんか、腹立ってきた・・・」
何に腹をたてているんだ。
黒い雲がまた空をおおい、もっと暗くなる。
「っちぇ!」
蛍光灯の光が一段と強くなったような気がした。
体育ずわりした膝に顔をうずめると、地面が光っているように見える。
コツン・・・
靴の音が聞こえる。
ふてくされた少年はそんな事はどうでも良い。
それっきり、靴音は聞こえない。どうやら、立ち止まっているようだ。
「んだよ、じゃま、じゃま。あっち行け、このやろー」
ハエを追い払いように「しっしっ」と手を振る。
それでも動く気配はない。
「んだよ!じゃま!あっちいけっつってんだろーが!!」
顔を上げると、昼間のように明るかった。
「・・・?」
左を見ても、誰もいない。
右を見ると———
「んなっ?!」


店の間に挟まれた路地から、まばゆい光が溢れていた。


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