ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 名前探しの世界の神々 〜Wo ist mein Name?〜
- 日時: 2011/07/18 17:43
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
初めましてorこんにちは
シリダク……いや、小説を書くのはとても久しぶりな狂音です
今回の小説は『なりきり掲示板』の『名前探しの世界 〜Wo ist mein Name?〜』を小説化したもので御座います
注意事項はもう皆様ご存知ですよね?
誰にも言われなくとも常識というものを持ちえていますよね?
ということで省かせていただきます
↓登場キャラの名前、性別、作った方
*リューデ=キレアレア 【女】 【狂音】
*シャナ=グレイ 【女】 【七貴殿】
*ガレル=ヴァニアン 【男】 【蘭冠殿】
*龍之助 【男】 【nekopanchi殿】
*津和野 【女】 【黒影殿】
*揺灯 【男】 【千臥殿】
*シャン 【女】 【カズト殿】
*ケイリ 【男】 【piko殿】
*俊 【男】 【華京殿】
*桜木 【女】 【リン殿】
もしでしたら、ここでもなりきりのほうでもいいので好きなキャラのファンコールでもしてくれたらな☆みたいな感じです
****ファンcall☆*******************************************
貴方の名前 【】
好きなキャラの名前 【】
好きなキャラを作った人 【】
好きな理由 【】
************************************************************
では、どうぞお楽しみください
※この小説はオムニバス方式を用いていますので話の舞台が突然に切り替わります。どうぞ、ご了承ください
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- Re: 名前探しの世界の神々 〜Wo ist mein Name?〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/07/12 16:57
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
*
時は分からない
人間が滅び、地球が神の探し物を見つける場所になってしまった
其処はもはや、神以外の生物など住めないだろう
あまりにも煌びやかで残酷なのだから
そして、そんな世界を作るまでに求めている神の探し物
それは何か
“名前”
神達は生まれ、生まれながらそれを失った
“名前”
----それ即ち、絶対的な力を持つもの
その力が何なのかは分からない
しかし、神達は探し続ける
“名前”を見つける方法は、他の神を殺すこと
さすれば“名前”は自分を見つけ、己の元へと帰ってくるだろう
神達は一人で探したり、何人かで皆の“名前”を探したり
神達は----戦うのだ
自らの目的の為に
平和を求めるなど出来ない……
- Re: 名前探しの世界の神々 〜Wo ist mein Name?〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/07/13 13:04
- 名前: 狂音 ◆jovT/9DNGM (ID: hdsE90P5)
【龍之介/シャドゥール通り】
いや、有り得ない
元々の俺達の使命はなんだったんだ?
「人間を守れなくなった俺に価値などあるのだろうか?」
美しい色のタイルの上を俺は歩いていた
黒く長い髪を束ねた俺はその髪を揺らしながら『自分の意味』について考えていた
元々、俺は日ノ本の人間を守るために生まれた神だった
しかし、次々と迫りくる災害などにより油断をしていた俺は守るものを全て無くした
せめて他のところの神を手伝うか。と思ったときには既に遅く、全ての人類が全滅していた
本当の本当に自分の使命をなくした俺に価値はあるのだろうか?
そう考えていた
目の前に一人の神がいることも知らずにブツブツと呟きながら歩いていく
「人間は、愚かな面もあったが良いところも多くあったなぁ」
人々が自分を信じ、称えてくれたときのことを思い出す
もっとも、滅ぶ寸前の日本人はキリシタンや無宗教も増え、俺の存在を無しとする輩も多かったが
「日本人が俺を尊敬してくれている頃に戻りたいよ」
言った途端、
「ありゃぁ? 人間の話カナ? 私にも聞かせて」
ニコニコと、自分より幾分背の低い女が俺の隣に来た
その女は頑張って俺と歩幅と歩くペースを一緒にしようとしていた
だけど、さすがに無茶だったらしく俺より少し早く足を動かして俺に着いて来た
だが、俺は今はそんな気分ではなかった
ここで駄弁る。という手もあったが一人で思い出に耽りたかった
「悪いが、今は誰とも話したくない。何処かへ去ってくれ」
俺は思い切り怪訝そうな顔をして、その女を遠ざけようとした
「いやぁ、でもさっきの言葉を聞くからに君は人間のこと大好きなんでしょ? 私も大好き。利害の一致はないとしても不一致もない。そう思うんだけど?」
女はその表情を崩さずに言う
「はぁ、良く喋ることだな。お前は……確かにお前の言ってることは正しい----が「あ〜っ! ちょっと、用事が出来ちゃった。今度聞かせてね! 会えたらだけど☆」
「………」
「じゃあねぇ☆」
なんなんだ、あの女は
すたたたたっ、と何処かに走り去っていく
何がしたいのか正直分からない
「まぁ、良かった。これでまた一人----」
じゃないようだ
空から、何かが降ってくる
「ほら、ボケッとしてないで避けないと危ないわよ?」
女だ。さっきとは違う女
今日は女難の相でも出ているのか? 異様に女性と会う
ドッゴォォォォォォン
まるで踵落としの様に着地をしたその女は随分と暑いこの季節にぴったりな水色を基調とした金魚の柄の和服を着ていた
もしかして、日ノ本の神……なのか?
【津和野/シャドゥール通り】
「御機嫌よう、初めましてね。みたことがないわ」
「………ああ。初めましてだ」
やはり、神だ
急に空から私が降りてきた----いや、落ちてきたことを驚きもしない
つまらないわ。人間なら驚いて逃げていくのに
まぁ、一応名前だけは教えておかなくちゃ
「私は人間や他の神からは津和野と呼ばれているわ。宜しくね」
私は作り笑いを浮かべるだけだった
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