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永遠の約束
日時: 2011/07/18 18:17
名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)

永遠の約束

〜プロローグ〜

約束ってね、守らないといけないんだよ?


守らなかったら、その約束が永遠について回るから


だから私の約束守ってね?


永遠に…



〜登場人物〜

林 (りん)
中2

彼方 (かなた)
中2

歩 (あゆみ)
中2

廉 (れん)
中2

水月 (みづき)
中2

林 (はやし)
中2

由美 (ゆみ)
小5

咲 (さく)
小5


永遠の約束 〜約束編〜 林&彼方

第1話 ー約束ー
第2話 ー守れよ?ー
第3話 ー内容ー
第4話 ー針千本ー
第5話 ー嘘つきー

第6話 ーあたしー
第7話 ー殺意ー
第8話 ー狂気ー
第9話 ー死んでくださいー
第10話 ー最後の願いー



第1話 ー約束ー

カナカナカナカナカナ…


セミの鳴き声がうるさい8月初め


あたしは、信州の山奥にある田舎に引っ越す事になった


「林ー もうちょっとで着くわよ」


さっきから、山の風景しか写してなかった窓ガラスにぽつぽつと民家が見えてくるようになった


(タイクツ…)


「思ったより田舎なんだね…」


「ああ…村の人口は、約300人余りだそうだ…」


「300か…」


あたしがもと住んでいた処は、人口1億人の大都会


「さぁ 着いたわよ」


車がでこぼこ道をキキィーと音と共に停車した。


お母さんが車のドアを開け車から降りる。


「空気のいいところねー」


空気だけね…


スーパーだって車で1時間も山を下った町にあるし、遊ぶところ何かあるわけもなく…


「ほーら 早く林も降りなさい」


「あーあ こんな所来たくなかった…」


「りーん もう言わないの!!」


はぁ…


あの約束を果たせないままこっちに来てしまった事に心残りはあるけど…


相手も、約束守る気無いだろうし…


いっか…


それにしても、田舎だなぁー…


「林、早く荷物持って降りてー」


「はーい」


あたしは、この時この村の言い伝えなんか知らなかった…

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Re: 永遠の約束 ( No.1 )
日時: 2011/08/09 18:22
名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)

第2話 ー守れよ?ー

「ママー ここ電波悪くなーい?」


あたしは、ケータイの電源がつかない事にイライラしながら荷物を持って降りた


「仕方ないでしょー たまには、良いじゃないの」


「たまにはじゃないよー これから毎日だよ!?」


「もぉー うるさいわねぇー だいたい私が子供の頃は、ケータイなんて物は……」


「はいはい!!それよりも早く荷物持って降りてよね」


「ちょっと林!!もぉー 仕方のない子ねぇー」


あーあ これから暇な毎日がずっと続くのかぁー


「ママも、林もさっさと荷物家の中に入れろ」


あたしは、言われた通りに家の中に荷物を入れる


「案外キレイなんだね」


「だろ〜?? 空気も良いし、いい場所だろ?」


全然!!


「和風かと思ってたけど洋風なのね〜」


ママもそんな事を言いながら家の中に入ってきた


「田舎に洋風の建物ってミスマッチだよねぇ〜」


「まあなぁー」


「あっ!!ケータイ繋がった!!」


「そう?良かったわね」


電波は、弱なんだけどね……


「あっ!!メール来てる」


【メール受信 11件】


全部友達からのメールだった


でも、1つだけ違った……


メールの内容を確認してみる


【守れよ?】


「えっ?これだけ?」


送り主をもう一度確認しようとした時電源が落ちてしまった


ー守れよ?ー


何を?


まさか…


あの ー約束ー ?


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