ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 此処は変人アパート
- 日時： 2011/07/25 11:25
- 名前： 比奈 （ID: KNtP0BV.）
初めまして
我は一万年の時を経て現代へと蘇って……ああごめんなさい
比奈です 職業は堕天ｓ……おっと誰か来たようｄ
…………こんなぐだぐだで良ければ本編へGO!
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- Re: 此処は変人アパート ( No.1 )
- 日時： 2011/07/25 16:46
- 名前： 比奈 （ID: KNtP0BV.）
———“非日常行きのチケット”
在無魔架。
神門高校二年B組所属。
勉強はそこそこ、運動は結構出来る方だと自負する。
ルックスは……、自分ではよくわからない。
趣味はゲーム、特技は料理全般。
恋愛経験はゼロ。肉体経験もゼロ。
偽善者ではなく、建前などを気にしないので友達は少ない。
いこーる、名前と友達が少ないことを除けば普通の高校生だ。
あとは———強いていえば、親が変わっているというところが普通とは少し違う。
親は基本快楽主義者＋放任主義で、俺がなにをしようとも関係ないらしい。
の為、俺も親がなにをしようと興味ないわけだが、
「これは酷いよなぁ……」
今、俺の目の前にあるのは一枚の紙切れだった。
テーブルの上に紙切れ、というと普通は買い物行って来て、などのメモなどが想像されると思う。
…………普通は。
普通ではない俺の親は紙切れに汚い字で、
『でぃあ摩架
今これを見てるってことはもう午後の五時ぐらい？
学校帰りだもんねー、そんぐらいかなー？
なんか書くのめんどくなってきたからいきなりだけど言うね
お母さんとお父さん、今からちょっと十七年遅い新婚旅行行ってくるからさー
でーもうなんかー？ 旅行の資金足りなかったからその家売っちゃった(笑)
余ったお金はそこに置いてあるから、それで“藍双アパート”ってとこでこれから住んで(´ω`*)♪
家賃も安いし、絶対良いよ！ ボロくもないしね
んじゃーそういうわけであでゅー！』
ツッコみどころが多すぎてなにからツッコめば良いのかわからない。
家売っちゃったとかそんな軽いノリで良いのか、と小さく溜息をつく。
まぁ、あの親の破天荒ぶりは今に始まったことではない。
こうなったらうだうだしてても仕方ない、諦めようか。
もしかしたらこういうとんでもない自体にさっぱり諦められる俺も十分変人なのかもしれない。
最後に近くに置いてあったペンで紙切れの『摩架』という文字に斜線し、一言だけ付け加える。
———『摩架じゃなくて魔架だからね』
- Re: 此処は変人アパート ( No.2 )
- 日時： 2011/07/25 17:13
- 名前： 比奈 （ID: KNtP0BV.）
Ⅰ章———藍双、もとい変人アパート
現在地、藍双アパートの管理人が住んでいるという203号室前。
俺、在無魔架は他から見れば間違いなく家出少年であった。
大きなバックを抱え、チャイムボタンのところに人差指を当て、顔を気まずそうにしかめている。
紛れも無く“家出したけどホームシックになっちゃって帰りたいけど気まずくて無理”といった感じだ。
だが俺はそんな事情ではなく、挨拶兼ね色々と聞きたいことがあるだけなのだ。
ただ、俺は人を喋るということにあまり慣れていない。
それに加え、俺は人見知りをするタイプの人間である。
慣れていない人間は(無意識に)敵視してしまい、目つきも悪くなっているらしい(母親談)。
という理由から俺はなかなかチャイムをならせずに戸惑っているというわけだ。
「…………どうしよ。このままじゃ本気で太陽が東に沈む」
「太陽が沈むのは東じゃなくて西だからね？」
「あ、どーも有難うございま…………す？」
「なんで最後疑問系」
背後から聞き慣れない声がして、慌てて振り向く。
そこには蒼い髪を腰まで伸ばし、怪訝そうに二重の眼を此方に向けていた。
つまり、要約すると、かなりの美少女っていうことですねわかります。
ただあともう一つだけ言わせてもらえば、
「えと…………つるぺたっすね」
「右目と左目だったらどっちから先に潰して欲しいかな？」
「両目潰すの前提!? えっと、こんなことが言いたかったんじゃなくて、本当は……貧乳ですね？」
「了解。右目からだね」
「ぇ、ってうわっ!?」
気づくと今俺が寄りかかっていたドアにはナイフが刺さっていた。
俺が避けたのに対してか、小さく舌打ちをすると、すぐにニッコリと笑顔で、
「……なーんて。今のは冗談だから気にしないで♪」
舌打ちしてナイフまで刺しといて冗談と言い張るかこの人は。
- Re: 此処は変人アパート ( No.3 )
- 日時： 2011/07/25 18:29
- 名前： 唯 （ID: JZUESnRS）
応援しています。がんばってください＾＾
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